「ビッグ・アイズ」一つ嘘を付き始めると何処までもが嘘になってしまう。嘘つき男は消えろっ! | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
スミマセンが、ペタの受付を一時中断しています。ごめんなさい。

「ビッグ・アイズ」を観てきました。


ストーリーは、

1950年代から1960年代にかけて、哀愁漂う大きな目の子供を描いた絵画「BIG EYES」シリーズが世界中で人気を博す。作者のウォルター・キーン(クリストフ・ヴァルツ)は一躍アート界で有名人になるものの、何と実際に制作していたのは内気な性格の妻マーガレット(エイミー・アダムス)だった。自身の感情を唯一表現できるBIG EYESを守るため、マーガレットは自分が描いたという事実の公表を考え……。

というお話です。


ビッグアイズ

これが実話とは思えませんね。驚きました。だって、誰もが騙されていたんでしょ。いやぁ、恐ろしい話です。だって、絵画って、1作を書き上げるのに何か月、下手すると何年とかかるから、その人が本当に描いているかなんて、判らないですよね。今、流行りのゴーストライターが居てもおかしくないと思います。小説や音楽と一緒で、隠そうと思えば隠せますもん。

ビッグアイズ

マーガレットは、横暴な夫から逃げて、娘と二人、新しい生活を始めます。仕事を探し、好きな絵を描いて、静かに暮らしていたある日、マーガレットが、似顔絵を描いて小銭を稼いでいる隣で、絵を売っているウォルターに出会います。彼は、口が上手く、絵は平凡な風景画なのですが、その話術で絵を売っていくタイプでした。二人は急接近し、恋に落ちて、結婚することになります。

ビッグアイズ

二人は、絵を売って生活を成り立たせたいのですが、二人の絵は売れず、ウォルターは、ショーパブのような場所に絵を飾ってもらい、宣伝をしようとします。すると、ウォルターの絵ではなく、マーガレットの描いていた”ビッグ・アイズ”という、目が大きな子供の絵が売れ始めます。ウォルターは、自分の絵ではなく、マーガレットの絵が売れ始めてしまい、営業をしている時に、つい、自分が描いている絵だと言って、宣伝してしまいます。

ビッグアイズ

ビッグ・アイズは、ウォルターの描いた絵として名前が売れ始め、ウォルターの話術により、もっともっと有名になって行きます。マーガレットが描いた絵を、ウォルターが自分が描いたものだとして宣伝し、それで商売していく姿を見て、マーガレットは、自分の絵だから辞めて欲しいと言うのですが、聞いてもらえず、女の絵は売れないし、夫婦なんだから君でも僕でも一緒だろと言われ、もし真実を言ったら酷いことになるぞと脅され、仕方なく、ビッグ・アイズを描き続けます。

ビッグアイズ

あまりにも、横暴なウォルターの態度に我慢が出来なくなったマーガレットは、娘を連れて、ハワイに逃げて、新しい生活を始めます。しかし、ウォルターに探し出されたマーガレットは、離婚の条件として、ウォルターの為にビッグ・アイズを何枚も描くことを強要されます。そして・・・。あとは、映画を観てくださいね。

いやぁ、何度も書きますが、驚きました。こんな昔にも、ゴーストライターが居たんですね。いや、昔から、ゴーストライターと言うのは、たくさんいたのかも知れません。気が付かないだけなのかも。それにしても、ウォルターって酷い男だなと思いました。どこまで行っても、嘘で塗り固められた人生なんです。マーガレットと出会ってから、ほとんど全てが嘘で塗り固められているんです。


ビッグアイズ

私の最初の夫も虚言癖があって離婚したのですが、やっぱりウォルターと同じように、自分を良く見せる為、自分の為に調子良く話を作ってしまうんですよね。人が傷つくとかは、一切考えていないんです。最悪でしょ。だから、私は、このマーガレットの気持ち、とっても良く解りました。でも、我慢すればするほど、付け上がるだけなんです。私は、彼女ほどガマンが出来ずに、あっという間に離婚しましたけど。(笑)

もし、そんな酷い男に関わってしまったら、いつ何時でも遅くないです。マーガレットと同じように、飛び出して、離婚してください。そして、真実を周りの人に伝えましょう。出ないと、自分が壊れてしまいますよ。壊れちゃう前に、呪縛から逃げてくださいね。

ビッグアイズ

私は、この映画、ぜひ、お勧めしたいです。本当に面白いと思いました。こんな事が現実にあったんだと思うような展開ですが、同じような事は、小さいけど、私たちの日常でもあると思いますよ。自分を良く見せる為に、嘘をついている人って、多いんじゃないかな。私は、前の結婚で痛めつけられたので、人を傷つける嘘は付きたくない、自分を良く見せる嘘は付きたくないと思っていて、そういう嘘は、ほとんど付きません。仕事上の営業トークではありますけどね。(笑)嘘は日常でたくさんありますが、人を傷つける嘘だけは、あまり付かないで欲しいなって思います。人をしあわせにする嘘は良いと思いますよ。ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ




ビッグ・アイズ@ぴあ映画生活


1960年代製 サッド・アイド(サッド・アイ/ビッグ・アイ)・キャット フレーム付き by G.../BIG EYE
¥価格不明
Amazon.co.jp

1960年代製 ビッグ・アイド(ビッグ・アイ)・ガール・プリント フレーム付き ”LITTLE.../BIG EYE
¥価格不明
Amazon.co.jp