舞台「真田十勇士」を観てきました。2013年に上演されて、好評だったため、今年、再演になったようです。
ストーリーは、
時は、徳川と大坂(豊臣)の合戦が間近に迫った慶長19年。駿府に近い森では、はぐれ忍びの猿飛佐助と由利鎌之助が、徳川家康の首を取ろうと待ち構えていた。すると真田幸村の一団が現れ、森に潜んでいた徳川方の伊賀忍者を次々に打ち倒す。そこへ服部半蔵を伴って現れたのは家康。家康は、かねてから幸村を味方につけようと画策しており、幸村はそのために家康に会いに来たのだった…。

一方、大坂城では、豊臣秀頼と淀の方が、大野修理亮治長兄弟とともに、幸村の到着を待ちわびていた。幸村が現れると一同は安堵するが、まだ実績のない幸村が提案した出陣案は、却下されてしまう。その頃、大勢の人で賑わう大坂城下では、幸村を追って大坂へ来た佐助と鎌之助が、飯処で働く若い娘ハナをめぐって、清海と伊佐と小競り合いを起こしていた。そこへやって来た幸村に、鎌之助と佐助は家来にしてくれと頼み込む。こうして、幸村のもとに揃った真田十勇士。しかし、佐助が事件を起こし……。
というお話です。
真田十勇士って言うと、昔から、NHKとかアニメとかで観ているので、知っているような気持ちでいましたが、改めて観て見ると、こんなに短い期間の戦いだけで名をはせた人だったんですね。ビックリでした。もっと、長い間、戦ってた人かと思ってました。(笑) 私は、歴史をぜーんぜん勉強しなかったので、歴史と言えば、アニメでしか理解していないので真田幸村とか言うと、イケメンのアニメ顔しか思い浮かばない私でした。(笑)
関ヶ原の後、日本統一を目指し、豊臣を追い詰めてきている徳川。真田家は、関ヶ原で石田軍を負かした徳川に下り、豊臣の配下となっていたのですが、真田家の次男:幸村は、豊臣に付き、実質的君主の淀君の下、豊臣秀頼を守るべく、徳川に宣戦布告をして、豊臣軍に交わりました。
そんな幸村の仲間になるべく、猿飛佐助と鎌之輔は大阪城下の食事屋でふらふらしていました。そこへ、幸村が現れ、二人を仲間に加えます。二人を加えると、10人となり、真田の十勇士として、活躍し始めます。
関ヶ原後、豊臣と徳川は睨み合いが続き、徳川方は、大阪城を包囲するも、膠着状態のままであった。そんな中、家康と幸村は秘密裏に会い、これからの日本のことを論じ合う。家康は、戦いを無くし、徳川の世が1代では無く先の代まで、100年以上続くように、日本のシステムを作り変え、自分は、その礎となる為に、辛くても残酷なことをしなければならないと話します。そう、豊臣家を完璧に亡くすことが、その第一歩となるというんです。

幸村は、家康の言う事を理解するも、豊臣を見捨てる事は出来ず、家康とは決別することになります。そして、幸村たちには、豊臣を存続させる為の”ある作戦”があり、それを実行する為に、最後の戦いに赴きます。大阪城での決戦が、始まります・・・。後は、舞台を観て下さいね。
この内容、面白いなぁと関心してしまいました。フィクションではあるけど、確かに、こんな事もあるのかも知れないって思えるような結末に辿り着くように作られていて、おお~って思いました。最後のナレーションを聞いて、そこで話が続くのかぁと関心してしまいました。いやぁ、中島さん(脚本)、やっぱり、凄いです。面白かったなぁ。
舞台の作りも、とっても観易いように、奥に行く程、上がるような坂になっていて、前の方でも後ろの方でも、全体が観やすいんです。こういう部分も、再演されるほどの人気になった要因なんじゃないかと思いました。小物やら装置が、大して多くは無いのに、その場所が、城になったり、寺になったり、戦場になったり、その転回も上手いと思いました。
この舞台「真田十勇士」、望まれて再演されたのが良く解ります。私は、とってもお勧めしたい舞台です。まだ、上演をしているので、もし、お時間があるようでしたら、観に行ってみて下さい。時代劇ということで、年配の方の方が多いような気がしましたが、若い人が観ても、とても楽しめる内容だし、新しい発見がある内容だと思いますよ。まだ、チケットは少し残っていそうなので、お勧めです。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
真田十勇士 ACTシアター他
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