「わたしは生きていける」世界が壊れようとも、生きるという信念は人間を変えて行く。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
スミマセンが、ペタの受付を一時中断しています。ごめんなさい。

「私は生きていける」を観てきました。


ストーリーは、

生後間もなく母親がこの世を去るなど、複雑な家庭環境で育ってきた16歳の少女デイジー(シアーシャ・ローナン)。彼女は会ったことのないいとこたちと過ごすため、1人でニューヨークからイギリスへとやってくる。純真ないとこたちと触れ合い、自意識過剰で反抗的だったデイジーの心境に変化が生じる。やがて、いとこの長兄エディ(ジョージ・マッケイ)に惹(ひ)かれるように。そんな中、ロンドンで核爆発テロが起き、第3次世界大戦が勃発する。戒厳令が敷かれ、デイジーたちは軍によって離れ離れになってしまう。

というお話です。


生きていける

父親に、イギリスの母方の叔母の家に送られたデイジー。休み中をイギリスで過ごす事になるのですが、デイジーは、ニューヨークで育ってきて、常に周りと同じように振る舞い、流行りに遅れないようにすることに必死で、自分を見失っている状態でした。そんなデイジーが、自然の中で、自然児として育ってきた従兄たちと過ごす事になり、あまりのギャップに、戸惑いを隠せず、従兄ともギクシャクしてしまいます。

生きていける

世界は、とても複雑な状況に陥っていて、テロ組織が力を付け、国とテロ組織との戦いが激しくなっていました。いつ、大規模な戦争が起こってもおかしくない状態で、子供たちはテロを恐れ、食べ物や生活品にも気を付けるようになり、情報にも気を付けていました。


生きていける

ある日、外で遊んでいたデイジーたちに、凄い音と共に強風が押し寄せて来て、不穏な空気が流れます。驚いたデイジーとエディ、従兄たちは、家に戻り、状況を知ろうとテレビを付けるのですが、電気が止まり、状況が全く解りません。唯一、ラジオからニュースが流れ、テロリストによる核攻撃が行われたというのです。子供たちは、母親も出張しているので、どうしようもなく、家から、森の中にある納谷に移り、隠れることにします。デイジーは、アメリカ市民なので、アメリカ大使館から避難命令が出て、明日、アメリカに強制送還されることに。

生きていける

デイジーは、既に従兄たちと仲良くなり、エディに恋をしてしまいます。一人でアメリカに帰ることを望まず、エディと共に、このイギリスに残る事を決め、一緒に隠れる事にしたのですが、テロ攻撃は近くまで迫り、イギリス軍は、デイジーたちが隠れている納谷にも踏み込んできます。男と女に分かれさせられ、それぞれに、収容地域に連れて行かれるのですが、その場所にもテロリストが迫って来て、何処に居ても危険です。デイジーは、エディと別れる時に約束した、”家で逢おう”という言葉を信じて、収容場所を抜け出し、家まで歩いて帰ることを決意します。

家に向けて歩き出したデイジーには、沢山の困難が待ち受け、挫折する出来事もいくつか起きるのですが、それでもめげずに歩き、家近くまで辿り着くのですが・・・。後は、映画を観て下さいね。

生きていける

もし、今、突然に、核戦争が起きたらどうしようというお話なんです。ハッキリ言って、あり得ない事では無いですよね。イスラムのテロリストは、どんどん過激になって来ているし、中国や北朝鮮だって核を持っていて、いつでも使おうとすれば出来る訳だし、韓国は竹島に基地を作り、いつ日本に攻撃してくるかも知れない。まぁ、無いだろうとは思いますが、確実では無い事です。日本は、二度と戦争はやらないと決めていますが、日本が戦争をしないと言っても、他国が攻めてきて皆殺しをされそうになる事はある訳でしょ。日本国民ほど、甘い考えを持っている国って無いんじゃないかな。起きてからでは遅いんですけどね。

生きていける

そんな突然に起こる恐怖を描いていて、大人は諦められても、これから生きて行く子供は、どうなってしまうんだろうという事なんです。戦おうにも、戦い方は習っていないし、武器も無い。状況を知る手段も無いとなったら、後は、どこかに隠れて生きて行くしかないのかなと思いました。

それにしても、理由も解らずに銃を付きつけられたり、そんな世界になったら、恐ろしいですね。誰が味方なのかも全く判らず、何処に行っても危険だなんて、それは、子供が生きている世界じゃないです。そんな世界を子供に受け継がせるようなことは、決してあってはいけないと思いました。

生きていける

私は、この映画、お勧めしたいと思います。日本人が目を背けがちな、戦争というものに対しての恐怖が、良く描かれていて、とても考えさせられると思いました。大人の都合で起こる戦争によって、子供たちが辛い思いをするんです。戦争を起こさないように準備を怠らず、抑制力を保てるようにする事も大人の務めなのではないかと思います。ぜひ、観てみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ




わたしは生きていける@ぴあ映画生活



わたしは生きていける [DVD]/ポニーキャニオン
¥4,104
Amazon.co.jp

わたしは生きていける/理論社
¥1,382
Amazon.co.jp