「ホビット 決戦のゆくえ」を観てきました。
ストーリーは、
ドワーフの王国を取り戻すべく旅をしていたホビット族のビルボ・バギンズ（マーティン・フリーマン）やドワーフのトーリン（リチャード・アーミティッジ）らは、竜のスマウグからついに王国を奪い返す。しかし、スマウグは人々を襲い、その一方でトーリンが財宝を独り占めしようとし、ビルボがそれを止めようと危険な選択をしてしまう。そんな中、宿敵サウロンが奇襲を仕掛け、ドワーフとエルフと人間の間では対立が深まり……。
というお話です。
ドワーフたちとビルボは、苦労して苦労して、エレボールまで行き、スマウグとの戦いを制して、ドワーフの王トーリンは、エレボールを手に入れます。「竜に奪われた王国」で、スマウグが元気に飛立って、向かってきていた場面で終わっていたので、負けちゃうかと思ったら、今回、オープニングが終わった時点で、スマウグを倒してました。驚いちゃったよ。それだったら、スマウグを倒す所まで、前作でやって欲しかった。１年以上もどうなるんだろうって、ドキドキしてるの辛かったもん。
で、スマウグを倒してからが、結構、大変でした。トーリンがおかしくなっちゃうし、サウロンは力を付けてきて復活しそうだし、ガンダルフはボロボロだし、オークは凄い軍勢でエレボールを攻めに来るし、もー、どう考えても、ドワーフたちも、エルフたちも倒されちゃう～って感じで、ずーっと緊張のしっぱなしでした。この決戦については、ネタバレ出来ないので、映画を観て確認してくださいね。
沢山の敵を倒し、沢山の味方を失い、最後の最後、誰が残る事になるのか、楽しみでしょ。でも、もちろん「ロード・オブ・ザ・リング」に出てくる人達は、生き残るわよね。じゃないと、話が続かないもん。(笑) でも、あの「ＲＯＴＲ」の前に、ビルボのこんな冒険があったなんて、想像付かなかったなぁ。
ビルボは、ガンダルフが見込んだだけあって、人間的にも素晴らしいし、頭も良いですよね。一見、お気楽に生きている感じに見えますけど、いつも友達のことを考えていて、お金とかに左右される事無く、判断が出来るので、凄いなぁって思いました。普通なら、お金に目が眩んでしまうでしょ。でも、それが無いんですよ。
ある場面で、トーリンからビルボが、ある物を盗んだのではないかと疑われる場面があるのですが、ビルボは、とっさに”ドングリ”を出して、これを見てたんだよって言うんです。旅の途中で拾ったドングリを、帰ったら、庭に埋めて、育てるんだって言うんです。さすがに、その言葉を聞いて、トーリンは、それまで硬かった表情が緩み、エレボールの財宝を独り占めしている王の顔では無くなるんです。何気ない場面なんですけど、すごく好きな場面でした。ビルボは多くを望まず、トーリンは、そんな友人を大切だと思う、それは、長く苦しい旅を一緒にしてきた仲間の顔だったんだと思います。
ドワーフのキーリとエルフのタウリエルの愛の行方も見どころですよ。２人は、種族の枠を超えて、愛し合っているのですが、周りはそれを許さず、口に出せなくて、とっても苦しむんです。でも、どんな戦いになっても、２人の愛は消えない。誰にも壊す事は出来ないんです。だから、レゴラスが可哀想でしたぁ。だって、ずーっと片思いなんですもん。
そうそう、今回は、ガンダルフを助ける為に、ガラドリエル、白のサルマン、茶のラダガスト、エルロンドが、サウロンの巣食っている場所に集まります。そこで、３つの指輪、７つの何か、９つの死人だったかしら、何か、ここで「ＲＯＴＲ」のキーになる事を言っているんだけど、忘れちゃいました。ここで、サウロンが復活出来るだけの力を付けて来ているということを知り、ビルボが１１１才の誕生日に、またガンダルフが迎えに来ることになるんです。いやぁ、長い話だなぁ。でも、良く出来ています。
なんか、感想がボロボロですが、なんたって、最初から最後まで、戦いの話なので、ちょっと詳しく書くと、ネタバレになっちゃうんです。戦いばかりだけど、面白いですよ。
私は、超お勧めの映画です。根本的に、このシリーズ、好きなので、どうしてもお勧めしちゃうんですが、長い話が苦手な方には、ちょっとダメかな。全ての話が繋がっているので、何度観ても楽しめる映画だと思います。ぜひ、観に行ってみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
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