【東京フィルメックス】「ツィリ」ギタイ監督の作品なのに、私は今回、ダメでした。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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東京フィルメックスにて「ツィリ」を観てきました。


ストーリーは、

ホロコーストの生存者である作家アハロン・アッペルフェルドの同名小説の映画化。第二次大戦中のウクライナ西部。家族を収容所に送られ、一人逃れてきた若いユダヤ人女性ツィリは、チェルニウツィーの森に身を隠す。やがてツィリは収容所から逃れてきた男マレクと出会い、一緒に暮らし始めるが、マレクは食料を求めるために村に向かい、そのまま戻ってこない。隠れ家を出たツィリはパレスチナに向かう人々の集団に出会う......。

というお話です。


ツィリ

アモス・ギタイ監督の新作ですが、今回、あまり引き込まれなかったな。私、良く理解が出来ませんでした。映像は、とっても美しいのですが、何となく、私は、ダメでした。

ツィリは、森の中で、1人、食べ物を探し、寝床を作り、火をおこし、生活を始めます。映画は、そこから始まるのですが、彼女は、ユダヤ人で、収容所から逃げてきて、その森に姿を隠しているという設定なんです。草の実を食べ、小さな薪を集めて寝床を作って、ナチスから隠れて生きて行けるように、生活の場を作っています。


ツィリ

そんなツィリの場所に、やはり収容所から逃れてきた男マレクが現れます。最初は、ツィリも恐がって、話もせず、近寄りもしなかったのですが、段々と近づくようになり、その男と暮らし始めます。しかし、森の中だし、ナチスから逃れるために、それほど自由に動き回れる訳では無いので、食糧も少なく、寒い日々も続きます。マレクは、食糧を手に入れる為に村に向かい、そのまま戻ってきません。


ツィリ

ツィリは、またも一人になり、仕方なく、森から出てみると、パレスチナに向うユダヤ人の集団に出会います。どこの村から来たのか聞かれても、ツィリは答えられず、何となく、一緒にパレスチナに向かうことになるのでしょう。先に、しあわせがあるのか、悲劇があるのか、全く解らないけど、でも、新しい世界に旅立つことは、民族の未来につながるのではないかと思えました。


ツィリ

スミマセン、私、この映画の意味が、良く解らず、良い感想が書けません。ユダヤ人が苦しんで、そしてパレスチナに逃れたということは解ります。ツィリという女性が、ユダヤ人の象徴として考えていて、パレスチナに移動し、イスラエルを作ったということだと思うのですが、その事実以外に、何も感じられなかったんです。何でだろう。


ツィリ

私は、自分が、全く共感出来なかったし、理解出来なかったので、お勧めは出来ません。アモス・ギタイ監督の作品、結構、好きで、今まで、フィルメックスで何作も観ていたんですけど、今回は、ダメでした。もし、気になったら、観てみて下さい。

ぜひ、楽しんでくださいね。カメ




東京フィルメックス 2014    http://filmex.net/2014/