【東京フィルメックス】「さよなら歌舞伎町」誰もが必死で生きていて、だからこそ性もある。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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東京フィルメックスにて「さよなら歌舞伎町」を観てきました。


ストーリーは、

7年後のオリンピックを控えて変わりつつある歌舞伎町。ホテルマンになる夢に破れてラブホテルの店長に身をやつす若者、徹はミュージシャン志望の恋人、沙耶との関係に行き詰っていた。一方、そのラブホテルでは、他にもカップルが激しい思いをぶつけ合い……。

というお話です。


歌舞伎町

いやいやいや~、なんか、笑っちゃいましたよぉ。結構、シビアな内容なのに、何故か、笑ってしまうんですよね。人間が真面目に生きようとすればするほど、観ている方は面白くなってしまうんですよね。滑稽なんです。そんな姿が、沢山描かれていて、生きることって大変だけど、でも面白いじゃんって思えました。

歌舞伎町

一流のホテルマンになったと嘘を付きながら、歌舞伎町のラブホテルの店長をしている徹。徹は、恋人沙耶と一緒に百人町辺りに暮らしています。2人は、最近倦怠期で、セックスレスって感じかな。徹は、沙耶にラブホテルの店長をしている事は内緒にしていて、沙耶はミュージシャンを目指していて、これからデビュー出来るかもと喜んでいるのですが、何か裏がありそうな予感。そんな2人ですが、とりあえずは、仲良く、朝、出かけて行きます。

歌舞伎町

歌舞伎町の徹が店長をしているラブホテルには、清掃のオバさんが居て、彼女は、実は指名手配されています。見つからないように、ラブホテルで地味に清掃作業をして、暮らしているんです。連れの男は、一緒に逃げた男性で、彼の方は目立ってしまうので、アパートに籠り、コッソリ暮らしています。

そのラブホテルにホテトル嬢として通ってくる韓国人の女は、日本で知り合った韓国人男性と暮らしていて、お店を開くお金が貯まったら韓国に帰ると決めています。彼女は、ホテトル嬢をしているとは話さず、普通のホステスをしていると話しているので、あっと言う間にお金が貯まって韓国に帰るという彼女に、男は、不思議な顔をします。


歌舞伎町

ホテトル嬢の仕事をしている彼女の客が、とてもユニークで、とっても笑えました。良い人も、おかしな人も、悪い人も居て、人間の様々な顔が解ります。

ラブホテルには、沢山の色々な人々が来て、それぞれのドラマを繰り広げて行きます。家出少女と少女をデリヘルに売ろうとしていた男のカップル、警察キャリア組の男と叩き上げで刑事になれた女の不倫カップル、ホテルの廊下で飼い主と犬ごっこをするカップル、AV撮影をする撮影隊、などなど、変な人達がたくさん。そして、その人々は、最後、どうなって行くのか、それは、映画を観て下さいね。

歌舞伎町

この映画、面白かったぁ~!大笑いしちゃいました。下ネタが大好きな私なので、開けっ広げな性の欲望を描いているところで、もう、笑いを抑えきれませんでした。それに、結構、エロいシーンも多かったですよね。ホテトル嬢とお客(村上さん)の場面は、ボカシがバリバリ入っていて、ええ~って思っちゃいました。パンツのじゃれ合いも、微笑ましい???(笑)

歌舞伎町

警察の内部事情も、なんだか、ラブホテルで話されると、お笑いになっちゃうんですね。これ、刑事ドラマで、良く聞いているセリフなのに、この2人の関係で、この場所というだけで、こんなに爆笑出来るのかと嬉しくなりました。もー、参っちゃうなぁ。(笑)好きですっ!

あまりにも面白い場面が多くて、全てを書けないけど、すっごく笑えて、大人の世界には、色々あるんだって事が描かれていて、解るよねぇ~って頷いてしまう部分も多く、私は、マジで好きなお話でしたねぇ。

歌舞伎町

私、マジで好きな作品で、超・超・お勧めしたい作品ですが、下ネタ満載なので、下ネタがダメな方は、辞めた方が良いと思います。ちょっと、AVと言って良い部分もあるので、もし、探求心がある方は、ネットなどで、AVを鑑賞後、観るのも楽しいかも。そのAVが、どうやって撮られているかも、ちょっと描かれているので、それも楽しめます。面白いですよぉ~!!ぜひ、観に行ってみて下さい。2015/01/24に公開です。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

P.S : フィルメックスで、舞台挨拶とQ&Aがありました。詳しい様子は、東京フィルメックス のHPを観て下さいね。舞台挨拶に付いては、前田さんがいらしていたので、ワイドショーやニュースなどで随分取り上げられていたかと思います。前田さん、可愛かったですよ。




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