「ザ・ゲスト」を観てきました。
ストーリーは、
ハロウィーンが近づく中、息子を戦地でなくした一家のもとに彼の戦友だという男デイヴィッド(ダン・スティーヴンス)が訪ねてくる。謙虚で礼儀を重んじる上に、美しい容姿を誇る彼は、瞬く間に一家と心を通わせていく。それぞれが抱えていた悩みや問題を解決してしまう彼をすっかり信頼する一家だが、次第にその姿や言動とはかけ離れた素顔と目的を持っていることが明らかになる。やがて、デイヴィッドの存在は一家のみならず、閑静だった町をも揺るがし始め、ついには彼と特殊部隊の銃撃戦という事態にまで発展する。
というお話です。
これ、絶対、続きを作るつもりだったんでしょ~!だって、解決してないじゃん。もぉ~、ちゃんと、1作で解決してよね。売れなかったら、先は無いんだから、尻切れトンボじゃんっ!お願いしますから、ちゃんと解決してくださいよっ!というか、ボーン・アイデンティティのパクリっぽいんだけどっ!
ある家族の家に、戦地から帰ってきた男性が訪ねてきます。その家には、戦地で息子を亡くした両親と姉弟が住んでいました。訪ねてきた男性は、デイヴィッドと名乗り、息子と同じ部隊に居て、仲良くさせて貰っていた事と、彼から家族を頼むと頼まれたことを話します。亡くなった息子と仲が良かったと聞き、まして、とても好青年だったので、母親は、家に泊まって行くように促します。
父親は、得体の知れない男を泊めるなんてと言うのですが、デイヴィッドと話しているにつれ、彼の調子に丸め込まれ、彼を信用し、仕事が決まるまで家に泊まって行けと決めてしまいます。姉のアナは、デイヴィッドの容姿の良さやスマートな物腰に好感を持ち、弟のルークは、虐められていたのを助けてくれたデイヴィッドに憧れを抱きます。
家族に取り入ったデイヴィッドは、一見、穏やかで、とても優しそうに見えるのですが、段々と凶暴な本性が見えてきます。ルークのクラスメイトに、立ち上がれないほどの暴力を与えたり、家族に不利益をもたらす人間に何かをして、家族が暮らしやすくなるように、操作をしていきます。
そんなデイヴィッドの行動を、アナは何かおかしいと気が付き、米軍にデイヴィッドの素性を確かめる為に連絡をします。すると、米軍施設の中ではエマージェンシーがかかり、アナには普通に調べますのように話をしているのですが、基地内では大騒ぎ。デイヴィッドの居場所を調べる為に軍が動き出します。そして・・・。後は、映画を観て下さいね。
この話、どこまで書いたら良いのかな。ネタバレしちゃうと面白く無くなるから、書けないんだけど、ギリギリまで行ってみましょうか。デイヴィッドは、ストーカーやら、泥棒やら、変態という種類の人ではありません。一応、それは言っても良いかな。彼は、最初から、ほとんど嘘はついていません。彼自体は、本当の事を言っているんです。でも、聞かれないことや、話していないことはあります。それは、軍の機密に触れる事であったりして、話せないということもあるんですけどね。
彼は、軍にとって、色々な問題になるのかも知れないけど、人としては、静かに暮らさせてあげたいなって思うんですけど、そうもいかないのかな。何かが始まってしまうと、行動をしてしまうし、うーん、ちょっと可哀想になってきちゃった。
どーも、次回作を作りたかったというのが見え見えなんですよ。だって、デイヴィッドが、結局は何なのか、何故なのかという事が、ハッキリ説明されていないんです。ある程度は、誰が何の為に、どういう作戦を立てて、どういう事をしたのかということを教えて欲しいでしょ。完璧に説明はしないにしても、ある程度は、想像出来るようにして欲しいのに、抜けているんです。あのジェイソン・ボーンシリーズでさえ、一作目で、ある程度は説明してくれたわよ。
そんな訳で、私は、まぁ、お勧めしてもよいかも知れませんっていうくらいかな。デイヴィッド役の人が、結構、カッコいいし、謎の男のサスペンスチックな部分は面白いので良いと思うのですが、後半の展開が、はぁ?という部分が出てくるので、そっちはお勧め出来ないのよね。ハッキリ言うと、解決しないので、スッキリしないっていうのが本音です。だから、スッキリしなくても、サスペンス部分だけを楽しむって気持ちで観て貰うなら良いと思います。ぜひ、観てみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
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