ラテンビート映画祭にて「ブエノスアイレスの殺人」を観てきました。
ストーリーは、
舞台は80年代のブエノスアイレス。敏腕警部チャベスは、ある男の凄惨な殺人事件現場に駆け付ける。そこにはガンソと呼ばれる若い警官が先に到着していた。殺された男は、上流階級の有名な一族の一人だった。捜査線上に浮かんだ容疑者が、ゲイの集うクラブにいることを突き止めた二人は、店に潜入する。容疑者・ケビンの裏を取る為に、ガンソをおとり捜査に使い、ケビンの恋人となるべく近づけさせる。ガンソを気に行ったケビンは、彼を連れ歩くようになり、段々と殺された男の日常が解って行くのだが・・・。
というお話です。
これ、ほとんどがゲイのお話で、誰が本当はゲイなのか、もう、訳わかんなくなっちゃうの。ちゃんと家庭を持っていたり、これから結婚するっていう男なのに、なんだか、男もイケちゃうよーんって人が多くて、なんなのって思っちゃった。そんな仲でも、この若い警官・ガンソがイケメンなのよ。彫りが深くて、超が付くほどイケメンなので、これほど美しいとゲイに行っちゃうのかな~と哀しくなりました。まぁ、映画の中ですけどね。(笑)

チャベスは、有名一族の当主であった男の殺人事件を担当することになります。彼の父親も刑事で、能力が高かったらしく、彼もそれを引継ぎ、警察では頼りにされていたんです。殺された男の妹と、その一族と仲の良い判事は、チャベスに早く解決して欲しいとお金を渡し、捜査費用として使って欲しいと言い、そして殺された男の守秘義務を果たして欲しいと頼みます。

何故かと言うと、殺されたの男は、本当はゲイで、ゲイクラブの歌手に入れあげていたんです。ゲイクラブで、殺された男と恋仲だった歌手のケビンを追うのですが、逃げられてしまいます。なんとか彼の尻尾を掴もうと、若い警官のガンソをおとりとし、捜査をし始めます。ガンソは、とってもイケメンで、ゲイ受けが良さそうだったからです。

ケビンに彼のファンだと近づき、上手く彼に気にいられ、デートに誘われます。ケビンと親密になって行くのですが、彼には殺人を犯す理由が無く、彼は犯人では無いように思われます。彼以外には、殺された男の妹しか容疑者が無く、彼女も殺す動機があるだけで殺人などあり得ないので、捜査は行き詰まってしまいます。
チャベスは、何か引っかかって、こっそりケビンに近づき、問い詰めると、ケビンは、男の一族は裏で麻薬の取引きをしていたようだと話します。そして、その麻薬取引は、一族以外にも利益をもたらしていたらしいことが段々と解ってきます。そして・・・。後は、映画を観て下さいね。

これ、”東京国際レズ&ゲイ映画祭”で上映されても良いほど、ゲイの場面が多かったです。なんか、こんなにゲイの人って多いの?だって、この人はノーマルだろうと思っていたら、同性もイケるのねって感じで、なんなのよっ、どっちでもイイのね!って思ってしまった。ちょっと、ノーマルの私からすると、もう、考えられないほど、男って!!って感じがしました。もー、私の主人は大丈夫でしょうね~!心配になってしまう。

まぁ、確かにガンソ役の彼は、超イケメンで、彼に見つめられると、何となくそんな気持ちになっちゃうのかもというほど、色っぽい目つきをするんです。こんな男が近くに居たら、困るよな。女として、恐ろしいです。もちろん、イケメンだから、自分の彼になってくれるなら、とっても嬉しいんだけど、でも、イケメン過ぎるのも、心配よね。

私は、この作品、結構、気に入りました。お勧めしたいと思いますが、日本公開は難しいかな。犯罪ものとしては、良く出来ている作品だと思いますよ。だって、最後まで、殺人の本当の理由と犯人がハッキリしないんですもん。上手いと思いました。もし、何かで、観る事が出来るようでしたら観てみて下さい。
ぜひ、楽しんでくださいね。
ラテンビート映画祭 http://www.lbff.jp/