「ヘラクレス」を観てきました。
ストーリーは、
人間と全能の神ゼウスの間に誕生した、半神半人の男ヘラクレス(ドウェイン・ジョンソン)。神さえも恐れおののく並外れたパワーを誇りながらも、人間の心も兼ね備えた彼は、強さと優しさに満ちた者として名をはせていた。だが、わが子の命を奪ったことで罪の意識に押しつぶされそうになる。悩み苦しみ抜いた果てに、彼は12の試練を自らに課して救いを得ようとする。多頭の蛇ヒュドラ、不死身のライオン、巨大なイノシシであるエリュマントスといった魔物や悪を成敗していくヘラクレスだったが……。
というお話です。
ヘラクレスと言うから、また、神話の話で、神様とか天使とか、出てきちゃうのかと思ったら、全く違い、ヘラクレスと言う人が、神話を利用して、ハッタリをかまして、戦争に勝って行ったというお話でした。この映画、エンディングを全て最後まで見ると、エンディングの画像の中に、ちゃんと、神話として語り継がれたものが、実は、こうやって解決されていたのだということが解説してあります。

だから、ちゃんと最後まで観て下さいね。実は、巨大イノシシはこうやって殺してたとか、ライオンを素手で倒したというのは、こうやっていたから最後は素手だったとか、色々、面白いですよ。
ヘラクレスは、現代で言う傭兵のように、色々な場所に移動しては、報酬を貰って戦うというような事をしていました。元々は、アテネの辺りに住んでいたのですが、ある出来事で、その場所に居られなくなり、転々とする日々を送る事になったんです。

様々な所で戦い、仲間も増えて、その仲間たちと相談して、伝説をネタに、自分たちの戦いを有利にする為の作戦を練って、実行していたんですね。だって、神と人間のハーフの男が敵だと解ったら、絶対に勝てないと思って、逃げたり、降伏したりするでしょ。無駄な戦いをしなくてすむじゃないですか。そんな理由があったんです。
彼らは戦いを重ね、誰からも恐れられる神の子として有名になりました。ある日、トラキア国から援助の要請があり、トラキアに着くと、王や王女からの歓迎を受け、彼らを悩ましているのはケンタウロスだという話を聞きます。まさかケンタウロスが実在する訳は無いと思い、ヘラクレスたちは、敵との戦いに赴きます。
王女の話では、敵のせいで人民が苦しんでいるという事だったのですが、戦地に行ってみると、戦いに出てきているのは人民たち。おかしいと思ったヘラクレスは、とりあえず、敵を倒し、国に戻ると、トラキア王が本当は傲慢な王で、人民を苦しめている元凶だということを知ります。そして・・・。後は、映画を観て下さいね。

何でも神話で片づけちゃう話より、よっぽど良く出来ていました。もちろん、調子の良い部分もあるけど、でも、観ていて納得が出来るんです。アクションも派手で、楽しめるし、一番は、ロック様=ドウェインさんが、超カッコいいんですよ。もー、あまりにも筋肉が美しいのは当たり前ですが、それ以上に、最近は、表情がステキね。”スコーピオン・キング”の頃より、格段に表情の出し方が良くなっているので、本当に楽しめます。
あと、ヘラクレスの仲間も、クセがあって面白いです。全然、真面目そうじゃないのよ。貪欲だったり、ちょっと頭が可笑しいみたいだったり、女なのに凶暴だったり、預言者だったり、口だけの男だったり、もう、めちゃくちゃなんだけど、でも、強いのよね。楽しそうでしょ。
私は、この映画、お勧めしたいと思います。頭を使わないで、とっても軽く楽しめます。男性だけじゃなくて、女性も楽しめると思いますよ。神話だと思っていたら、本当はこうだったのねって思えて、それも楽しめるし、イケメンも観れるし、筋肉も楽しめるし、美味しそうでしょ。(笑)ぜひ、観に行ってみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
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