【TIFF2014】「アイス・フォレスト」誰が何の目的があるのか、最後まで解らない | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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東京国際映画祭にて、「アイス・フォレスト」コンペティション部門を観ました。7日目の3本目です。


ストーリーは、

アルプスの小さな村に嵐が猛威を振るおうとしている時、若い電気系統の技術者のピエトロは、高地発電所の故障修理のために、村の渓谷に到着する。その地では、最近不審な死体が発見されていた。ピエトロは、村で働くロレンツォの世話になり、ともに発電所の修理にあたる。しかし発電所はセコンドという奇妙な男によって仕切られており、ロレンツォと激しく対立する。ロレンツォとセコンドが兄弟であると言う事を知るピエトロであったが、事態は急変していく。

というお話です。


アイス

寒いイタリアで起こる、暗い事件と、それを追う捜査官と、それに巻き込まれる電気技師。表向きは、普通の高知発電所であり、誰もが解り切っている人物のように思えるのですが、誰が、何をやろうとしているのか、何の為にそれをしているのか、え?という人物が、ある目的の為に動いているということが、最後の最後で解ってきます。すごい復讐劇なんです。

アイス

発電所の故障の為、ピエトロは発電所の修理の為に、その村を訪れます。到着して、ロレンツォに部屋を借り、落ち着いたピエトロでしたが、ロレンツォ以外の人々は、何か目つきが悪く、よそ者のピエトロに敵意を持っているように見えました。一方、自然保護の為に熊の調査をしているという女性が、山のいくつかの地点に肉を撒いて、熊の調査をしているのですが、どーも、熊の為では無く、何かを調査しているようなんです。

アイス

この村では不審な死体が発見されていて、女性はそれを捜査する為に来た捜査官のようで、このダムは隣国からの密入国に関係しているのではないかとの疑いを持って、捜査をしているようなんです。村人たちは、彼女にも敵意を抱いていて、彼女の動きをいつも見ているし、協力は一切しようとしないんです。

アイス

不穏な空気が漂い、ダムの故障も簡単には直らず、どうなるんだと見ていると、ロレンツォがダムに行ったっきり、突然に消え、にわかに騒がしくなってきます。ロレンツォは、何故消えてしまったのか、何処に消えたのか・・・。村のみんなは、彼がダムのみんなのお金の管理をする係だったので、それを持って逃亡したのではないかと騒ぐのですが・・・。そして・・・。後は、映画を観て下さいね。

アイス

これ、結構、話が入り組んでいるのと、説明が細かく無いので、理解するのに大変なんじゃないかと思います。映画の最初に出てきた場面と、誰が繋がって行くのか、最後の最後まで解らないんです。そして、ダムで行われている違法行為は、違法ではあるけど、ただ、法律違反だからということだけで、裁いて行っても良いものか、考えさせられます。ただ、欲の為に移民をする人たちと、難民の人とでは違います。自分の国に居られなくなり、どうしようもなく他国に逃れる人々の事を、もう少し、考える必要もあるのかも知れませんね。

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私は、この映画、まぁ、お勧めして良いかな。ハードなサスペンスなので、そういう内容でも楽しめる方にのみ、お勧めします。でも、日本公開は、まだ決まっていないので、どうなるかなぁ。もし、公開したら、ぜひ、観に行ってみて下さい。

ぜひ、楽しんでくださいね。カメ




東京国際映画祭「アイス・フォレスト」       http://2014.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=9