【TIFF2014】「ザ・レッスン/授業の代償」お金によって人生が狂っていく様を辛辣に描く。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
スミマセンが、ペタの受付を一時中断しています。ごめんなさい。

東京国際映画祭にて、「ザ・レッスン/授業の代償」コンペティション部門を観ました。6日目の3作目です。


ストーリーは、

小学校の教室で生徒のお金が盗まれた。担任の女教師は何度も盗んだ生徒に申し出るように促すが、犯人は出てこない。家に帰ると、夫の借金が突然判明し、彼女は返済に追われることになってしまう…。本作は、おカネのモラルを教えている本人が金銭トラブルに巻き込まれていく皮肉な状況を、緊張感たっぷりに描く人間ドラマである。実際の事件から着想を得て作られたという脚本が巧みであり、事態が悪化していく中で、打つ手が全て裏目に出てしまう時の焦燥感が手に取るように伝わってくる。

というお話です。


レッスン

お金のトラブルが、女教師の運命を変えて行くという、面白い方向に転がって行く内容です。ブルガリアという国って、こんな風に、ちょっと暗い感じなのかしら。どーも、全体が暗い感じで、まるで、背中に重い荷物を背負っているような雰囲気があるんです。寒い国だからかしら。

レッスン

小学校の教師ナデジダは、自分のクラスで、生徒のサイフが盗まれたという事件が起こります。ナデジダは、何とか犯人を捜そうとするのですが、誰も名乗り出ず、モヤモヤしています。そんな日に、家に帰ると、夫の借金が解り、家のローン返済が窮地に立たされている事を知ります。なんとか銀行にお金を返さないと、家が競売に出されてしまうので、どこかからお金を工面しなければという事になります。

レッスン

誰かに借りようと思っても、誰も貸してくれる人がいなくて、自分の父親に借りようとも思うのですが、どうしても許せないこだわりがあり、頼む事が出来ません。どうしようもなくなり、サラ金にお金を借りに行きます。サラ金ですから、高い金利と、返済期限が設定され、銀行の返済は終わっても、サラ金への返済に追われることになります。

どこまで行っても、お金を返せる充てが無く、最終手段として父親のところに借金を頼みに行くのですが・・・。後は、映画を観て下さいね。


レッスン

この映画、日本でも良くある借金地獄のお話っぽい感じでした。どこの国でも、闇金は、「ウシジマくん」のような、ハードなことするんですね。ああー、またかーって思っちゃいました。でも、この先生も、もう少し、お金の為に、自分を曲げることが必要だったんじゃないかなって思いました。彼女が最後に行き着いた解決策は、ダメでしょ。これは、許されないよ。

とは言え、なんか、こんな事になっちゃうなんて、やっぱり、夫が甲斐署無しだよなぁ。全て、彼女が尻拭いをしているんです。あのさー、そんな夫、要らないじゃん。ダメダメでしょ。娘は可愛いけど、その夫は、捨てても良いんじゃないの?って思いました。(笑)

レッスン

何かね、私、面白い展開とは思ったんですけど、ちょっと他の作品が面白かったからなのか、それほど楽しめませんでした。借金で女教師が転落して行く話なので、どーも、「ナニワ金融道」とか「闇金ウシジマくん」と比較してしまい、日本の方が面白いよなって思ってしまったの。今一つ、私には、響かなかったなぁ。

レッスン

私は、まぁ、お勧めしても良いかなと思う作品です。日本公開は解りませんが、もし、観る機会があるようでしたら、観てみて下さい。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ



 

東京国際映画祭「ザ・レッスン/授業の代償」     http://2014.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=11