東京国際映画祭にて、「シーズ・ファニー・ザット・ウェイ」ワールドフォーカス部門を観ました。5日目の2作目です。
ストーリーは、
新進のハリウッドスターのイザベラが、記者からインタビューを受けている。高級コールガールを商売にしていた事を恥ずかしげも無く振り返り、そこから彼女のキャリアのきっかけを作った舞台演出家を巡る爆笑の物語が綴られて行く。イザベラが、コールガール時代に出会ったのが、舞台演出家をしているアーノルド・アルバートソンだった。彼は、何故か、夢を持った女性に援助するのが趣味であり、”リスに胡桃を”と言うのではなく、”リスを胡桃に”という言葉を合図に、その趣味を繰り返していく。
というお話です。

この映画、超サイコーに面白かったです。こんなに笑ったの、映画祭で初めてじゃないかな。映画祭って、どちらかというと、真面目なタイプの映画が多いでしょ。そんな中で、一際輝く映画って、こういう事を言うんだろうと思います。これは、日本公開してくれるでしょう。だって、拍手喝采でしたよ。

ハリウッドスターのイザベラがインタビューで、どうやってコールガールからトップスターに登り詰めたかという事を話し始めます。彼女は、女優になってお芝居がやりたかったのですが、お金も無く、夢をあきらめかけていました。そんな時、コールガールとして訪ねたホテルの部屋で、アーノルドと出会います。彼は、コールガールのイザベラを気に入り、お金を3万ドル(違ったらゴメン。)あげるから、コールガールの仕事を辞めて、芝居をする為の勉強をしなさいと話します。

驚くイザベラですが、その話を受けて、芝居の勉強をし、オーディションを受け始めます。あるオーディションを受けに行くと、そこには、主演女優と男優、そして演出家と脚本家がおり、その演出家こそ、あのアーノルドだったんです。驚く2人は、その場では知らない振りをして、その場をしのぎます。アーノルドは、シルビアを援助したことを、周りの人間に知られたくない事情があったんです。それは・・・。後は映画を観て下さいね。この映画、もっともっと深く進んでいき、超大笑い出来ます。

王道のコメディなんですけど、とってもおしゃれなんですよ。そして、上手くまとまっているので、軽く楽しんで、温かくなって、最後に爆笑が待っているという、完璧な映画と言って良いほどなんです。やっぱり、大御所のビーター・ボグダノヴィッチ監督作品だからなのか、もう、非の打ち所がないんです。本当に面白い映画だったなぁ。

この映画に、ぐだぐだ言う感想なんていりません。面白いです、それ以外に必要ありません。絶対に失敗しない映画です。誰が観に行っても楽しめると思います。あ、でも、子供にはちょっと早いかな。(笑) 粋な映画ですよぉ。

私は、超超お勧め作品です。これだけ素晴らしい映画だから、日本公開すると思いますので、ぜひ、観に行ってみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。

東京国際映画祭「シーズ・ファニー・ザット・ウェイ」 http://2014.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=151
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