ラテンビート映画祭で「エル・ニーニョ」を観てきました。
ストーリーは、
麻薬取引に手を染めた命知らずの若者たちと、密売組織の捜査に全力を注ぐ二人の警官。麻薬密売の巣窟と言われる危険なジブラルタル海峡を舞台に繰り広げられる、犯罪組織と警察の攻防を描く。
というお話です。
安易にお金を稼ごうと汚い仕事に手を出してしまった男たちの末路を描いています。スペインでは、モロッコなどから麻薬の密輸をする事件が横行しているようで、警察も手を焼いているようでした。そんな様子を、描いている内容です。
主人公(名前忘れちゃった。)は、水上バイクなどの試し乗りをする仕事をしていたのですが、稼ぎが悪く、友達と、何か大きく稼げる事は無いかと探していました。そんなところに、水上バイクでスペインとモロッコをコッソリ行き来して、麻薬の密輸をしてくれたら礼を弾むという話が来て、直ぐに受ける事にします。
密輸を始めて、大金を受取るようになり、そうなるともっとお金が欲しくなるというのが、人間の欲というもので、今度は、自分たちだけで、麻薬の密輸密売をやり始めます。危険だと言われながらも、その欲には勝てず、どんどんはまり込んで行く彼らは、危ないことに・・・。
一方、密輸を止める為に、国境線で捜査を進めている警察は、ヨーロッパ系の組織を追っているのですが、何度も、情報を手に入れて、捕まえようとしても、どこかから情報が漏れてしまい、逃げられてしまいます。警察内部にスパイがいるハズなのですが、それも分からずに、何度も失敗し、捜査を外され、それでもコッソリ追っている捜査官がいるんです。
この密輸をする青年たちの話と、密輸犯を追う警察の話が、交互に繰り広げられ、どこでこの二つが繋がって行くのかなと待っていたら、本当に最後の方で、やっと繋がってきます。最後の方なので、あまり内容を書けませんが、とりあえず、この二つの話は繋がりますので、頑張って最後まで観て下さいね。
う~ん、実は、あんまり面白く無くて、疲れて、途中にウトウトしてしまいました。だって、誰がどう考えても、素人の青年たちが、いきなり密輸をしようとしたら、そりゃ、末路は決まっていますよね。主人公の彼女とかが、必ず捕まる事になるから辞めて欲しいと言うのですが、時すでに遅く、酷い末路が待っているんですよ。まぁ、こうなる事は、最初から分かっているんだけど、それをベタでやってしまうところが、ちょっと鼻に付きました。
警察の方も、内部にスパイが居て、必ず情報が漏れるって、当たり前の展開ですよね。ああー、またかぁって思ってしまいました。こちらの話も、ベタなので、何度も密輸しているだろうコンテナを抑えて、捜査するのですが、麻薬は出てこないんです。ここら辺も、当たり前でしょ。でも、最後の最後で、あ、そういう事って感じで解決するけど、でも、密輸組織はまだ沢山あって、どんどん新しい手口を探して密輸しようとするという暗示がされていました。
私は、あまりお勧め出来ませんが、まぁ、スペイン映画の良くあるパターンとして観るのも良いかも知れません。ぜひ、観てみて下さい。
ぜひ、楽しんでくださいね。
・エル・ニーニョ@ぴあ映画生活
ラテンビート映画祭 http://www.lbff.jp/index.html