「太陽の坐る場所」これミステリーなの?あまり良く判らなかったんだけど・・・。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
スミマセンが、ペタの受付を一時中断しています。ごめんなさい。

「太陽の坐る場所」を観てきました。


ストーリーは、

東京から2時間程度の場所にある地方都市で、高校卒業後10年目のクラス会のために同級生たちが集まってくる。それまでも何度か行われてきたクラス会に参加したメンバーたちは、何となく東京組と地方組に分かれていた。地元の中心人物は現在は地方局のアナウンサーで、高校時代みんなの憧れの的だった響子(水川あさみ)だったが、話題の中心は女優としてブレイクした今日子(木村文乃)で……。

というお話です。


太陽の

う~ん、私、良く、意味が解りませんでした。高校時代に、女王様的な位置にいた女性が、ある出来事で立場が無くなり、同じ名前の女性に立場を取られたって事なのかな。で、その周りにいた女たちも、今まで自分の上に居た女が、自分より下になるってことで、ふんって鼻で笑うって話なのかしら。それで良いの?私の言っている事、合っているかな?私から見ると、あまりに地方都市というか、田舎から出てきた人たちの感覚なので、この感覚、全く分かりませんでした。

太陽の

響子は、地方都市(山梨だよね。)で、地方局のアナウンサーとして、天気予報などを伝えています。昔は、彼女がクラスの女王的な存在で、暮らすの女子たちは、彼女に話しかけて貰い、仲間に入れて貰うのが嬉しいという感じでした。良く言う、群れるってやつですね。そこに、転校してきた今日子は、響子と苗字も名前も、漢字は違うのですが、読みが一緒で、響子はそれが気に入らなくて、今日子を今日子とは呼ばずに、”リンちゃん”と呼びましょうと仲間に指示します。


太陽の

名前を変えられ、ちょっと不満だった今日子も、響子には逆らえず、結局、”リンちゃん”と呼ばれることに。そして、仲間のユリたちがちやほやする中、響子は、好きに振る舞い、彼氏も作って、仲良くしていました。そんなある日、響子と今日子の間に、ある事件が起きます。響子は、自分の立場が無くなるからというのですが、響子の思う通りには事は運ばず、響子が持っていた輝きは、今日子の手に渡ります。


そんな高校時代から何年か経ち、クラスメイトは、それぞれの道を歩いています。ある者は東京へ、ある者は地元で働き、久しぶりに東京で同窓会を開くことになり、そこに、珍しく、響子が現れます。今は、有名女優になった今日子は、仕事が忙しく来ないのですが、誰もが今日子が来るのを期待していました。その中のユリは、いつまでも意地が悪く、嫌がらせをする為に、今日子に電話をする事に。そして・・・。後は、映画を観て下さいね。


太陽の

なんか、観ていたら、「あー、居る居る、こういうイヤな女~。」って感じの女がユリという女性でした。自分は東京に出て、デザイナーの衣類メーカーに勤めていて、私はデザイナーなのよって言いながら、偉そうに振る舞っているのですが、実際はメーカーで経理の仕事をする事務員なんです。実力も無いのに、地方にいる同窓生には見栄を張るって、イタイですよね。見え見えなのに、言っちゃうんだよなぁ。あのね、本当に能ある鷹は爪を隠すんですよ。いつも言うでしょ、「実るほど頭が下がる稲穂かな」って。


そうそう、この映画で思ったんですけど、東京に出てきたら偉いの?何か、東京で就職したり、住んだりしている人が、地元の人たちを見下げているような描き方だったんです。ハッキリ言って、仕事も少ない地元でしっかり仕事を探して、働いている方が凄いんじゃないの?東京なら、日雇いだって、派遣だって、正社員だって沢山あるでしょ。多い所で仕事が見つかるのは当たり前でしょ。全然、偉く無いから。


太陽の

イマドキ、大手の会社だって潰れる時代なんだから、中小の堅実な会社の方が良いに決まってんじゃん。大学だって、有名大学出たからって就職が出来る訳じゃないでしょ。勉強が出来るのと、仕事が出来るのは違うという事を、既に企業側が解っているから、スキルがある人物を探して取ろうとするよね。後は、基本的な常識がある奴でないと、社会では順応出来ないから、良い大学と言われているところを出ても、役に立ちません。だから、地元の人間に勝ったなんて思うなって。何処に居ても、スキルという武器を持っている奴が勝つ時代です。


太陽の

いやぁ、高校生くらいの時の、こういうこだわりって言うのかな、群れる女子の関係って、私、良く分からないんですよ。仲の良い友達はいたし、今も会ったりしているけど、クラスに女王と言われるような人間って、居た覚えが無いんです。もしかしていたのかも知れないけど、私が全く興味が無かったんだと思う。どんな女に対しても、ムカついた時は”アンタと話したくない。”とか言ってたし、使いたい時は”やってよ。”って言ってたから。何か嫌がらせをされたかも知れないけど、全く気が付かず、我が道を行く人間だったので、問題は起きなかったな。勝手な奴でした。

太陽の

私は、あまり理解が出来なかったので、それほどお勧めは出来ませんが、こういう地方と都会の関係や、地方から出た人間と残った人間の関係が理解出来る人には、面白いと思えるのかも知れません。ミステリーということですが、私は、何処辺りがミステリーだったのか、判りませんでした。気になったら、観てみて下さい。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ





太陽の坐る場所@ぴあ映画生活



太陽の坐る場所 (文春文庫)/文藝春秋
¥648
Amazon.co.jp