「想いのこし」の試写会に連れて行って貰いました。
ストーリーは、
考えることは金と女のことばかりで、お気楽に毎日を過ごすことがモットーの青年・ガジロウ(岡田将生)。そんなある日、交通事故が縁となって幽霊となったユウコ(広末涼子)ら、3人のポールダンサーと年配の運転手に出会う。小学生の息子を残して死んだのを悔やむユウコをはじめ、成仏できぬ事情を抱える彼らは遺(のこ)した大金と引き替えに無念の代理解消をガジロウに依頼。それを引き受けた彼は、花嫁姿で結婚式に出席したり、男子高校生に愛の告白をしたりと、それぞれの最後の願いをかなえていく。
というお話です。
とっても解るな~って感じなんですが、「ツナグ」や「ゴースト」的な感じで、目新しくは無いかな。でも、突然死んでしまったら、こんな風に、想いが残ってしまい、天国に行けなくて、現世をウロウロしてしまうかも知れませんね。そんな時に、霊が見える人が居てくれたら、便利でしょうねぇ。あれもやって、これもやって、って、色々頼まれちゃうのは当たり前かも知れません。
チャラ男のガジロウ(岡田くん)は、その容姿を使って楽してお金を稼ぎ、女もとっかえひっかえ、適当に生活をして、先の事など何も考えていない男。そんなガジロウが、ふらふら道を歩いていて、フラッと道路に出てしまったところに、1台の車が走って来て、ガジロウをよけようとして、事故を起こします。
その車に乗っていたのは、3人のポールダンサーと運転手。ユウコ(広末さん)は小学生の息子を残して死んでしまい、ルカ(木南さん)は結婚式目前に死んでしまい、ケイ(松井さん)は高校野球部の同級生に片思いのまま死んでしまい、最後は、元消防士のジョニー(鹿賀さん)もやり残した仕事があるのに死んでしまい、みんな思いを残してこの世を去る事になってしまったんです。
それもこれも、ガジロウが適当に生きて、適当にぶらぶらしていたから。こいつ~って感じなのですが、神様も黙っちゃいない。ガジロウにだけ、死んだ彼らが見えるようになっちゃうんです。驚くガジロウですが、死んだ4人は、自分の想いが残ったままでは成仏出来ないので、ガジロウにある条件を出して、自分のやりたい事を代わりにやらせる事にするんです。
それぞれ、色々な事情があって、まさか、自分が死ぬとは思っていない4人は、結構なショックを受けるんですよ。特に、結婚式を控えていたルカは、可哀想でした。笑えるように作っているけど、もし、本当に、こんな風に、結婚式の直前で交通事故で死ぬなんて事があったら、死んでも死にきれないと思いますよ。だって、ウエディングドレスを着るのは、女の子なら夢でしょ。これは、可哀想だなぁって思いました。でも、どうしようもないですもんね。
小学生の息子を残したユウコも、やっぱり、死にきれないだろうなって思いました。心配で心配でしょうがないでしょ。小学生の息子を一人残して死ぬなんて、母親なら、絶対に幽霊になって、子供に憑いていようと思うと思います。当たり前ですよ。母親ってそういうもんです。だから、このユウコの行動も、とても良く解って、辛いだろうな~と共感しました。
岡田くん演じるガジロウは、最初、トンデモナイ、チャラ男なのですが、4人の想いを代わりに成し遂げて行くうちに、段々と、人の想いや哀しみ、やさしさなどを感じて、気持ちが変わって行くんです。家族の大切さや、人への思いやりなど、色々な事を学んで、チャラ男から卒業していく姿が、また、上手いなぁと思いました。
私は、この映画、秋の夜長に、ゆっくり、親子や恋人同士で観るのに、お勧めしたいと思います。もちろん、友達同士で観ても、優しい気持ちになると思いますよ。岡田くんのコスプレも見ものですが、広末さん、スタイル良いですねぇ。若い子顔負けです。ぜひ、観に行ってみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
P.S : まだ宣伝用の画像が無いので、マスコミ用の映画紹介用画像をお借りしました。問題があるようでしたら、ご連絡下さい。m(__)m
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