「舞妓はレディ」を観てきました。
ストーリーは、
古都・京都。お茶屋・万寿楽にある夜、絶対に舞妓になりたいと少女・春子(上白石萌音)が押し掛けてくる。春子は必死で頼み込むが、誰も相手にしようとしない。ところが偶然その様子を目にした言語学者の「センセ」こと京野(長谷川博己)が、鹿児島弁と津軽弁が混ざった彼女に関心を寄せたことから、晴れて万寿楽の仕込み(見習い)になる春子だったが……。
というお話です。
舞妓になりたいと訪ねてきた春子は、超酷い訛りを持っていて、標準語からは程遠く、一般の人では聞き分けられないほどの言葉を話しています。どう考えても、舞妓が話す”京言葉”なんて無理だろうと、追い返されるのですが、どうしても舞妓になりたい春子は、30歳になっても舞妓をやらされている”百春”や、お得意様の北野を味方に付けて、なんとか下八軒に入り込む事に成功します。
言語学者の京野に京言葉を教えて貰いながら、舞妓に必要な沢山の芸事を習い、下働きをこなしていきます。一生懸命、毎日毎日、舞妓になる為に努力をしていくのですが、どんなに頑張っても、上手く行かないんです。ある時、京野の助手の西野に、「舞妓は水商売だし、君がやる仕事じゃないよ。」と言われてしまいます。稽古は上手く行かず、舞妓は似合わないと言われた春子はショックを受け、声が出なくなってしまいます。
ストレスで言葉が出なくなるほど追い詰められてしまった春子は、舞妓になる為の訓練を続ける事が出来るのか、それとも、ここでリタイアしてしまうのか。それは、映画を観て下さいね。それにしても、ストレスで声が出なくなるって、恐ろしいですね。私も、結構、すごいストレスを浴びる事があるので、今のところ、映画を観る事で、ストレスを緩和していますが、緩和出来なくなったら、声が出なくなったり、耳が聞こえなくなったりって事もあるのかな。恐いです。
とっても可愛い春子ちゃんのサクセスストーリーですが、まぁ、ベタですよね。(笑)マイフェアレディの日本版ですから、どうなるのか、先が解っているので、ベタと思ってしまうのは仕方ないと解ってください。解っているからこその楽しさもあるんですけどね。
可愛くて、楽しいミュージカルなんですが、観ている内に、春子のどん臭さに、ちょっとイライラしてきてしまいました。これね、映画だから、春子のような子でも舞妓になれたけど、職業って、どんなになりたくてもなれないモノってありますからね。何でも、努力すればなれるというのは嘘ですから。これほどドン臭くて、動きが鈍いのでは、途中で追い出されているだろうなぁ。まぁ、映画の中ではワザとだったから、最後の方は、とっても動きが美しくて、カワイイ舞妓さんになっていたけどね。
一番、目を惹かれたのは、富司純子さん演じる女将さん。本当に美しくて、優雅で、ステキですね。沢山の女優さんが出ていらしたのですが、一番、お年が上の富司さんが出てくると、他が霞んでしまいますもん。別に、大御所だからって訳では無いですよ。本当に美しいんです。あんな風に年が取れるなら、しあわせだろうなぁ。
この映画、まあまあ、お勧めしても良いかなと思います。とっても軽い映画で、あまり考えないで楽しめるので、疲れている時、気分を切り替える為に観に行くとか、良いかも知れません。ちゃんと、ハッピーエンドになって、気持ちが明るくなりますよ。ぜひ、観に行ってみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
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