【演劇】「ウォー・ホース~戦火の馬~」この感動は観なければ解らない。生きている馬より馬らしい。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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演劇「ウォー・ホース~戦火の馬~」を観てきました。


ストーリーは、

父が競り落としてきた子馬をジョーイと名付け、懸命に世話をする少年アルバート。 気性の荒いジョーイも、ホーホーという特徴ある口笛の音を聞くと、その主であるアルバートの元へ、一目散に駆けつけるようになる。が、まもなく戦争が始まると、ジョーイはイギリス軍の所有となり、騎兵部隊として戦地フランスへ——。勇敢な名馬は戦場で何度も危険な目に合うが、敵、味方、軍人、民間人とさまざまな人間の厚意に恵まれ、なんとか生還する。ボロボロの身体を引きずるジョーイの耳元に、懐かしい口笛の音が聞こえてくる。そこには「どこへ行こうと、必ずおまえを見つけ出すからね」。そう誓ってジョーイのあとを追い従軍した親友アルバートとの、奇蹟のような再会が待ち受けていた。

というお話です。


戦火の馬

いやぁ、あまりに素晴らしくて、号泣でした。母の誕生日祝いに、2人で観に行ったのですが、あまりの素晴らしさに、親子で感動!!涙涙で、馬のジョーイに喝采を浴びせておりました。生きている馬より、馬らしい馬って、どういうことっ!!驚きますよ。だって、息遣いから鼓動まで表現していて、それって、一体、どんな生き物なの?と思ってしまう。驚くことばかりでした。


戦火の馬

話は、既に、映画化もされているので、皆さんも知っていると思います。父親が買ってきた仔馬を、とても可愛がって育てていたアルバート。しかし、戦争が起こり、馬は軍の馬として買い上げられてしまいます。馬のジョーイは、戦争の中、乗せていた将校が死に、敵の馬となり、大砲を曳く馬として使われ、友達の馬が死んでいく中、何とか生き抜いて・・・。という話です。


戦火の馬

馬のジョーイを中心に描かれていて、彼が歩む戦火の中を彼と一緒に体験する事になります。戦争で無情にも死んでいく人々。敵味方に分かれてはいるけど、どちらも人間であり、家族があり、本当は、戦争などしたくないと思っているんです。だけど、何故か、戦争を起こしてしまう人間たち。自分たちの首を絞める事になると解っていて、それを止められない人間という動物は、他の動物から見たら、ただの悪魔にしか見えないかも知れません。それでも、人間に愛情を抱いてくれる馬は、心優しい、心の広い動物なのでしょう。


戦火の馬

そんな馬を3人の人間が操り、表現するのですが、これが、凄いのよ。あの、馬のフーフーっていう息遣いもあり、足がブルブルっと震える表現もあり、耳も感情を表す為に動いて、もう、ガチ馬なんです。競馬場とかで馬を見ると思いますが、その馬と同じなんです。甘える仕草とかも、頭をこすり付けてくる感じが、馬のまんま。超かわいいんです。もちろん、最初、出てきた時は、ハリボテの馬だなって思うかも知れませんが、その動きの正確さで、生き物に見えてくるんです。それは、素晴らしい演技ですよ。


戦火の馬

戦争の中でも、馬という動物に相対する時、人の目は優しくなり、戦っている最中でも、そこに、人と人との和が生まれる事があるんです。撃ち合っている敵同士なのに、馬を助けるために協力出来たりしてしまう。馬という動物が繋ぐ人の交流は、戦争さえ、止める事が出来るのかも知れません。それなら、最初から戦争なんて、やらなけれ良いのにね。もー、何で戦争なんてするのよっ!


戦火の馬

この舞台は、トニー賞などに輝き、その素晴らしさに感動したスピルバーグが映画化をした作品です。なんでも、映画化した時に、実際の馬でやっているにも関わらず、スピルバーグが、舞台の馬より馬らしくないと叫んだと言う噂があるほどなんです。なんか、冗談だろうけど、もしかして本当かもって思えるほどです。そんな舞台が、日本で観る事が出来るのは今だけです。観たいと思っても、イギリスに観に行かなければならなくなります。ぜひ、今、観るべきだと思いますよ。


戦火の馬

私は、本当に、是非是非、お勧めしたい舞台です。大人も子供も、人間と動物の愛の絆を観る事が出来るし、戦争はやってはいけないと思えるし、本当に本当に、感動出来ると思います。涙をボロボロ流して、ストレス発散して欲しいです。私、マジで大泣きでした。ジョーイが、かわいくて、健気なのよ。もう、馬飼いたいって思っちゃうほどです。まぁ、ジョーイは、ご飯を食べないし、○ンコをしないから良いけど、馬を飼ったら、すごいお金がかかるんだろうなぁ。(笑) この夏に、ぜひ、大きな感動を味わって来て下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ





ウォー・ホース 戦火の馬    http://theatre-orb.com/lineup/14_horse/top.html



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