「ホットロード」の試写会に行ってきました。
ストーリーは、
母から愛されず、自分が誰からも必要とされていないと心を痛める14歳の宮市和希(能年玲奈)は、学校で周囲と打ち解けられず孤独を抱えていた。そんなある日、不良の春山洋志(登坂広臣)と出会い、彼らの世界に自らのよりどころを見いだすようになる。少しずつ洋志に惹(ひ)かれていく和希だったが、Nightsのリーダーとなった洋志は反目し合うチームとの激しい争いにしのぎを削ることとなり……。
というお話です。
いやぁ、私、「あまちゃん」を観ていなかったので、能年ちゃんのかわいさを甘く見ていました。マジでかわいいですね。あの目に吸い込まれそうでしたよ。キラキラしていて、まるで、子猫が、”次は何をくれるの?ねえねえ、何くれるの?”ってワクワクして、こちらの目を見ているようで、ギューってしたくなりました。あ、一応、私は、男が好きです。(笑)でも、こんな娘が居たら、しあわせだろうなぁ。
この原作は、とても人気だったそうですが、私は全く知りませんでした。でも、私が漫画を読んでいた時代なんだけどなぁ。少女漫画だったらしいのですが、知ってましたか?う~ん、昔の少女漫画だったなら、酷い終わり方するのかなぁと思っていましたが、今、観ると、それほど酷いことは無く、結構、良い話になっていて、納得も出来たし、好感も持てました。良かったですよ。
主人公の和希ちゃんは、家庭が複雑です。何故なら、お母さんがイマドキの自分中心の女だからです。この母親、不倫しているのですが、高校生の時に知り合った男と、ずーっと交際が続いていて、和希の父親と結婚していても、その男と続いていたんです。ハッキリ言おう、この母親、最低です。なんで、和希の父親と結婚したの?なんで、和希を作ったの?自分の娘に「私、産まれて良かった?」なんて言葉を言わせるほど娘を追い詰めるような母親なんて、消えてしまえばいい!娘が、どんな気持ちで、この言葉を言ったのか、良く考えて欲しいです。
そんな和希の心の拠り所となったのが、暴走族だった春山洋志でした。彼の家庭も、ちょっと複雑ですけど、でも、春山の母親は、再婚しても春山を大切に思っているようだったし、彼は、族に入っているけど、それほど精神的に曲がった奴ではないように見えました。
そんな寂しい二人が、ある事で近づくことになります。和希は、とても不器用で、人に対して、思いを伝えるのがとても下手なタイプ。でも、とても優しい女の子です。そんな和希を気に入った春山は、守ってやりたいという気持ちが、どんどん大きくなっていきます。和希の方は、母親にもらえなかった愛情を、春山が与えてくれるような気持ちになり、惹かれて行きます。
これ、きっと、私の時代の事を描いているのだと思うけど、族って、こんなにカッコ良かったかなぁ。確かに、族の人と知り合いだよとか自慢しているクラスメイトとかも居たけど、義務教育をバッくれてる奴は少なかったし、私は、まだ子供だったと思うし、先輩と付き合うとかもあったけど、申し訳ないが、私は、家庭環境が良かったので、この道に入り込む事はありませんでした。
あ、でも、和希の家庭は、お金持ちだったと思うよ。親は酷いけど、お金に苦労はしていないようでした。何故なら、和希が制服の上に来ているコートが、カシミアの超高価なものなんです。ベージュの普通のコートに見えるけど、あの光沢と張りはカシミアでしょ。一緒にいる女子高生のダッフルコートとは、格が違うもん。カシミアのロンゴコート、欲しいなぁ。最近では、高いコートって売らなくなっちゃって、ほとんど見ないのよねぇ。
あの頃、学校は荒れていたよなぁ。荒れてはいたけど、みんな、族に入ろうが何だろうが、学校には来ていたし、クラスメイトとは仲良くしていたし、友達としては、良い奴が多かったと思う。友達同士の結束は固くて、先生が何を言おうと、友達を庇ったり庇われたりして、情が厚かったように思うなぁ。だからこそ、先生も、見て見ぬ振りをしてくれたり、助けたりしてくれたと思うのよね。イマドキは、極悪になってきているから、直ぐに警察沙汰になったりしちゃうけどね。(笑)
話としては、まぁ、レトロなドラマに多い、族同士の抗争のようなもので、怪我をしたり、色々あるんだけど、まぁ、その辺りは、映画を観てください。族の話は、付け足しのようなもので、それほど重要ではないんです。この映画で大切なのは、子供を顧みない親の勝手さと、若くても、大切だと思う人に出会った二人の気持ちの近づく過程を描いているので、その初々しさと、美しさ、親の大切さをくみ取って観て欲しいかな。
私は、この映画、超お勧めしたいと思います。私、三木監督の作品、好きなのかも知れません。三木監督の作品って、とっても暖かい感じで、女の子が、すごく美しく、輝いて見えるんですよね。前の「陽だまりの彼女」の時も、上野樹里ちゃんが、とっても可愛く、美しく描かれていて、松潤が好きになるのは当たり前って思ったんだけど、今回も、能年玲奈ちゃんが、あまりにも可愛くて、参りましたよ。話もとても良いので、ぜひ、観に行ってみて欲しいです。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
P.S : 和希が、猫を抱っこしながら春山の寝姿を心配そうに観ている場面があるのですが、その時に抱かれている猫ちゃんが、抱っこされて暖かくて眠い~ってしている姿が超かわいいです。猫と能年ちゃんのコラボ、最高ですよ。(笑)
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