「オール・ユー・ニード・イズ・キル」素晴らしい映像と動き、話も十分楽しめます!イチオシ! | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「オール・ユー・ニード・イズ・キル」を観てきました。IMAX用のカメラで撮影したとのCMを観たので、今回は、奮発してIMAX3Dで観てきましたよ。


ストーリーは、

近未来の地球。侵略者の激しい攻撃に、人類の軍事力ではもはや太刀打ちできなくなっていた。対侵略者の任務に就いたウィリアム・ケイジ少佐(トム・クルーズ)は、戦闘によって亡くなる。しかし、タイムループの世界にとらわれ、戦闘と死を繰り返す。そんな中、特殊部隊の軍人リタ・ヴラタスキ(エミリー・ブラント)と出会ったケイジは、彼女と一緒に何度も戦闘と死を繰り返しながら戦闘技術を向上させ……。

というお話です。


オールユー

原作を先に読んでから観に行ったのですが、これ、上手く原作を使いながら、新しい話に持って行っていて、本当に上手いなぁと感心してしまいました。話が良く出来ています。原作だと、主人公は日本人、場所も日本であり、もっと年齢的に若いのですが、映画の中では、トム・クルーズに合わせて、年齢が上げてあり、その階級も、面白く展開するように考えられていました。

オールユー

そして、一番、上手いなぁと思ったのは、ギタイの設定。原作よりも、より鮮明に解り易く、無駄な事を省いて、聖書の「アルファでありオメガである」を持ってきて、「最初のものであり、最後のものである」と言う事で、対として使い、その重要性に焦点を当てているので、憎いなぁと思いました。原作だと、イマイチ、その対という意味が解りにくいので、映画は上手いと思いました。

トム・クルーズ演じるケイジは、軍の宣伝の仕事に就いていましたが、ヨーロッパの一斉攻撃に合わせて、前線で取材をしろとの命令が出るのですが、戦争に出た事が無いケイジは断ります。すると、反逆とみなされ、逃亡犯という汚名を着せられ、そのまま前線基地に送られてしまいます。


オールユー

イキナリの実戦に参加させられ、安全装置の外し方も知らず、戦場で逃げまどいながら戦うケイジの前に、大きな青いギタイが現れ、そいつを命からがら殺します。このギタイこそ、時間を操るアルファであり、最初の者なんです。こいつの血を浴びたケイジは、その能力を引継ぎ、時間をさかのぼり、自分が勝つまで=生存出来るまで、何度もやり直すことが出来るんです。身体は、もちろん死んでしまうので、精神だけ、元の時間の身体に戻ると言った方が良いかな。

オールユー

そして、自分が、人間が勝つまで、何度も、戦闘を繰り返すのですが、何度やっても、上手く行かないんですよねぇ。で、リタという英雄とされている女性に助けを乞う事にします。すると、リタも、同じ経験があり、現在は、その能力を失ってしまったという話を聞かされます。ケイジは、リタと協力し、人間の全面敗北を阻止すべく、いくつものパターンを試し、段々と、勝つ手段を見出して行き、アルファと対になるオメガが居ると言う事を突き止めます。そして・・・。その後は、映画を観て下さいね。

オールユー

この内容、SFでは、良く使われるループもので、毎度、違う日を続けて行くのですが、今回、面白いのは、その原因が、敵の能力を手に入れてしまうというところなんです。そして、それが、対になっているというところ。考えれば解ると思いますが、対と言う事は、こちらが先を読んで行動すれば、対の相手も、それをまた読んで行動するという、何処までも終わらないパラドックスに陥るはずなんです。だから、どちらかが、力で押していき、勝つしかない。面白いですよね。

オールユー

ケイジが何度も繰り返した時間は、全て現実で、それだけの時間軸が存在するハズなんです。あまりにも軸が多過ぎて、タイムパラドックスが起きそうなんだけど、でも、それぞれが別に存在するから、パラドックスは起きないのよね。ここら辺が、難しいとこ。笑えますけど、ケイジが同次元に2人存在する事は無いから、問題ないんです。

いやぁ、面白かったなぁ。原作と違い、ラストが切ない終わり方では無かったので、本当に良かったです。SF小説って、結構、切ない終わり方や、悲劇的な終わり方が多いのですが、やはり映画として、エンタテインメントとして作っているので、そこら辺は、上手いですね。いやぁ、憎いなぁ~って思ってしまいました。これは、とっても良い結末です。素晴らしいと思いました。

オールユー

私は、この映画、超お勧めしたいです。本当に面白かったし、映像も素晴らしいとしか言いようがありません。ギタイのイメージは、原作と違い、とても生物的だったけど、宇宙生命体として地球に入ってきたという話なので、良いと思います。原作だと、宇宙生命体がロボットを送り込むという設定なので、もっとロボットっぽいんですけどね。いやぁ、良かったなぁ。皆さんも、ぜひ、観に行ってみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ




オール・ユー・ニード・イズ・キル@ぴあ映画生活



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