フランス映画祭4日目、フランス映画祭10作目は、「暗くなるまでこの恋を」です。古い映画のリマスター版です。
ストーリーは、
フランス領レユニヨン島でタバコ工場を経営するルイ(ジャン=ポール・ベルモンド)は、写真見合いで花嫁ユリー(カトリーヌ・ドヌーヴ)との結婚を決める。やがて姿を現わしたのは写真とは違う美しい女性で、友人の写真を送付したというユリーの言葉を彼は信じた。すぐに二人は結婚し、ルイは美貌の新妻に夢中になり、自分の預金を自由に使えるようにするが……。
というお話です。
古い、フランソワ・トリュフォーの映画です。私が生まれる前の映画だと思うのですが、デジタルリマスターされているので、映像はとっても美しかったです。でも、音楽が酷かったなぁ。割れてしまっている部分があって、聴き難いし、音だけ浮いてしまっているように聞こえてしまい、どーもダメでした。
話については、これ、私より、知っている人が多いと思うんですけど、一応、書きますね。フランス領のレユニヨン島でタバコ工場を経営しているお金持ちの男・ルイ。彼は、結婚相手を文通で決めて(昔って、文通で決めてたの?)、彼女が島へやってくるのを待っていました。舟が着き、彼女の写真を持ちながら彼女を探すのですが、彼女は乗っていなくて、ガッカリするルイ。仕方なく家に帰ろうとすると、ブロンド美女がルイに声をかけて、私がユリーですと話かけます。写真と違っている事を問いただすと、手紙だけでは信用が出来ないので、ワザと、他人の写真を送ったと言うんです。
とても美しい妻となったユリーにゾッコンのルイ。妻なのだからと、預金を彼女も使えるように手配をした後直ぐに、ユリーは、預金をほとんど全額下し、姿を消してしまいます。彼女は、最初から、金持ちのルイを騙すつもりで、島に来たのでした。本当のユリーを共犯者と共に殺し、ユリーに成りすましてルイを騙し、大金を盗んだんです。う~ん、悪い女!
ルイは、打ちひしがれて、タバコ工場を部下に任せて、フランスに渡ります。何故か、その途中の飛行機の中で倒れて、ニースに運ばれ、そこで、ユリーになりすましたマリオンを見つけます。そして、何故か、2人の逃避行が始まります。
なんか、普通なら、こんなお金を騙し取った女と、またも仲良くなって、一緒に逃げるなんて、アホな男だなぁと思うんだけど、男性の目から見ると、どんなに悪い女でも、美しいから離れられないって事なのかしら。不思議だなぁ。私なら、一度騙されたら、同じ人間は、決して信用しないけどね。
それに、なんか、ラストも、モヤモヤ~って感じで、スッキリしませんでした。トリュフォーの映画って、こんな風な映画ばかりなのかしら。私、映画、大好きだけど、古い名作と呼ばれるものは、ほとんど観ていません。だって、観ていると眠くなるんだもん。私のテンポに合わないんです。今回の、このトリュフォー作品も、まぁ、面白かったけど、こんなテンポで、こんなモヤモヤなんだぁ~って思って、やっぱり、私は、あまり古い映画は合わないのかなって思いました。
でも、カトリーヌ・ドヌーブさんは、本当に美しかったです。本当にキレイな人だったんですね。あ、もちろん、今もお美しいですが、でも、若い頃の美しさは、ハンパないなと思いました。ビックリ!
パンフレットに、このトリュフォーさん、「未知との遭遇」に俳優として出演しているって書いてあったので、観てみようかな。
今年の10月に、フランソワ・トリュフォー映画祭というのを、角川シネマ有楽町で開催するそうなので、お好きな方は、ぜひ、行ってみたらいかがでしょうか。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
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