【フランス映画祭】「2つの秋、3つの冬」新しい試みをしている意欲作。個性的な作品です。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
スミマセンが、ペタの受付を一時中断しています。ごめんなさい。

フランス映画祭1日目の2作目は、「2つの秋、3つの冬」を観ました。


ストーリーは、

33歳になっても定職につけない元画学生のアルマンは、ジョギングをしている最中に知り合ったアメリに心惹かれる。その後、夜道で二人の男たちに連れ去られようとしているアメリを偶然見かけたアルマンは、果敢にもアメリを救うために男たちに立ち向かい、腹を刺されてしまう。だが、この事件がきっかけとなり、アルマンとアメリは急接近する......。

というお話です。


2つの秋

う~ん、この作品、面白いんだけど、色々な試みをしているので、それが、良いと思うところは楽しいんですけど、違和感を覚えてしまう場所があると、とても観にくい雰囲気が出てきてしまうんです。観ているのが、ちょっと辛くなるというのが正解かな。話としては、とても面白いと思うんですけど、その撮影の仕方、進め方のやり方、人物の描き方、などなど、初めてのものだと、やっぱり、慣れるまでに時間がかかりますよね。それが、ちょっとしんどいかなって思いました。

2つの秋

私のように、沢山の映画を観ていると、やっぱり、パターンが頭に入ってしまっているので、新しい事が、自分に合えば良いんですけど、合わない部分を見つけてしまうと、頑張って観ていても、キツくなってくるんです。面白い試みが多いのは解るのですが、やっぱり、観る方は、見易くて、楽しいものを望んでしまうので、一般の目線から言うと、難しい映画だと思います。

2つの秋

アルマンは、ある朝、ジョギング中にアメリという女性と出会い、一目惚れをします。しかし、それ以降、ジョギング中に会う事が出来ず、諦めかけていたところ、夜に襲われている女性を助けると、それがアメリで、それから付き合う事になります。アルマンも、アメリも、お互いを愛しているのだけど、どのカップルにも起きる、倦怠期もあり、相手への不満もあり、色々な事が起きてきます。

そんなアルマンの学生時代からの友達であるバンジャマンは、ある日、急病で倒れ、全身麻痺が出てしまいます。とても落ち込んだバンジャマンですが、回復し、リハビリを続けて行く中で、リハビリの補助をしてくれた女性と恋に落ち、恋人となります。

2つの秋

バンジャマンと彼女は、スイス(だったと思う。)の別荘に遊びに行き、アルマンカップルも呼ぶことにします。久しぶりに会った4人ですが、バンジャマンの彼女は、とても若いので、どーも合わない感じがあり、ギクシャクする4人。そこで、バンジャマンの彼女の従兄という青年が出てきて、自殺をほのめかす行動をするので、バンジャマンが付いて歩いて、それを止める事に。

2つの秋

なんか、ここまで書いて解ると思いますが、主役はアルマンなのですが、話が進むにつれて、中心に据えられる人物が変わって行くので、あれ?って思っていると、前の事と繋がらなくて、解らなくなるんです。後から、また、アルマンに戻るので、解るのですが、でも、ちょっと、やっぱり、観にくいんですよねぇ。

画面も、古いテレビのサイズっぽく、正方形に近い形なので、今、ワイドに慣れている私には、それも違和感がありました。監督は、カメラに向けて、主人公たちが訴える場面が何度も出てくるので、画面の中心に顔を持ってくると言う手法を用いたかったそうなんです。

2つの秋

ゴメンナサイ。あまり良い感想が書けませんでした。どーも、私、ダメだったみたいです。スミマセン。上手く、伝えられません。日本公開は、まだ、未定ですが、もし、観る機会があったら、観てみて下さい。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ



2つの秋


フランス映画祭「2つの秋、3つの冬」    http://unifrance.jp/festival/2014/films/02.html