「女子ーズ」を観てきました。
ストーリーは、
名字に色が入っているだけで、チャールズ司令官が指揮するヒロイン戦隊・女子ーズのメンバーにされてしまった女性たち。そのうちの一人である赤木直子(桐谷美玲)は、レッドと名付けられてリーダーを務めることに。ギャル風のブルー、お嬢様のネイビー、貧乏なイエロー、夢見がちな劇団員のグリーンを束ねて地球を襲撃する怪人たちに立ち向かうレッドこと直子。しかし、恋、仕事、美容などで忙しいことから、戦いの場にメンバーが集合しないという、とんでもない状態に陥ってしまう。
というお話です。

超笑ってしまって、面白かったですよ。ツッコミどころ満載で、マジで満足しちゃいました。福田節がギュギューって詰まっている作品ですよ。”ヨシヒコ”とか、”変態仮面”とか、山田君のミュージカルなどが好きな方には、解って貰えると思うんですけど。このバカバカしい笑いを受け入れられる人には、超楽しめると思うなぁ。真面目な人には、怒られそうだけどね。(笑)
チャールズ司令官ってなんじゃいっ!佐藤二朗さんじゃん。ベタ日本人じゃんっ!それをチャールズって!(笑)もう、しょっぱなから笑わせてくれるぜ。そんな司令官は、”ヨシヒコ”の仏様と同じキャラになってました。ただ一つ違っていたのは、左肩にぬいぐるみを持っている事。それ、なんなのよっ!(笑)

では、メンバーに行きましょうか。レッドの赤木直子(桐谷さん)。真面目で、建築会社に勤めているんですけど、熱血なんですよ。イマドキ、建築の世界に居ないタイプですね。(笑)ソッコーで潰されます。ウザいもん。イマドキのコンペは、ほとんどがヤラセなので、コンペをやる前に、どこの会社にするということが決まっています。コンペに参加して貰えませんかと言われる時点で、今回はどこの事務所に回しますので、当て馬として出て下さいと言う事です。もちろん、参加していれば、順番で仕事が回ってきますけどね。あ、スミマセン。裏話出しちゃいました。(笑)

こんなレッドは、仕事に恋愛に、一生懸命。ヒーローとしての闘いは、二の次になってしまう事もしばしばあり、他のメンバーに怒られてしまったりもあり、でも、ヒーローも一生懸命頑張ります。桐谷さん、ピッタリでしたね。超かわいいのに、なんか、みっともなくて、カッコ悪い雰囲気を醸し出しているところが、好きでしたね。ほとんど、レッド中心のお話なので、他の4人の私生活の場面は、少なかったんです。

次にイエローの黄川田ゆり(高畑充希さん)。彼女は、とっても貧乏で、母親への仕送りをしながら、弟の学費を稼いでいて、いつもバイトで忙しいんです。学校に行っている訳では無さそうなので、バイトじゃなくて、定職に就いた方が良いと思うんだけど、何故か、バイトを掛け持ちしているんですよね。お金が欲しいなら、どこかの会社に就職して、その他にバイトした方が、安定するのになぁ。そんなイエローは、結構、普通な女の子です。
次にブルーの青田美佳(藤井美菜さん)。彼女は、ショップ店員で、おしゃれなどにとても気を使う女の子。彼女も、普通の女の子かな。マツ育は、怪人と戦った後にやろうね。ここら辺のこだわりが、とっても女の子っぽいかな。何かやり始めたらどうしても続けたくなっちゃうって、超解るんですよね。でも、マツ育は後にしようね。(笑)

次にグリーンの緑山かなこ(有村架純さん)。とっても優しい可愛い子なんだけど、演劇にハマっていて、どこかハズれちゃっている子です。劇団の皆川役が、安田さんなんですけど、相変わらず、おおーい!なオッサンで、そんなオッサンに振り回されるグリーンは、大丈夫かぁ?ちょっと足りないんじゃないかぁ?って言いたくなるような女の子。かわいいから許すけど、それ、演技になって無いですからぁ~!!
次にネイビーの紺野すみれ(山本美月さん)。超お金持ちのお嬢様で、おっとりした性格です。豪邸でのパーティーなどがあり、その合間にヒーローに参加するような女の子。ある男性に夢中になるんだけど、あまりにも強い執着のため、相手に振られて大騒ぎ。でも、その男、超ブサイクなんですけどねぇ。笑えました。いつも上品で、とってもかわいいですよ。
この5人、超かわいいのに戦隊モノって、すごい勇気だけど、これ、ウケると思うなぁ。こういうギャグも出来るってことで、演技の幅も広がって行くし、可能性が大きくなるよね。
ハッキリ言って、内容の全く無い映画ですが、超笑えるし、何も考えずに楽しめるというところが、とっても良かったんじゃないかな。小難しくうだうだやるより、簡単に、簡潔に、笑いのエンタメとして作ったということでは、とても成功した映画ではないかと思います。私は、こういうの好きですよ。
そう言えば、レッドの彼氏として、大東くんが出ていたし、ネイビーに言い寄る男として黄川田さんが出てたかな。他にも、福田作品だから、ムロツヨシさんやきたろうさんは、出てきます。
私は、この映画、超お勧めしたいと思います。全く、頭を使わなくて良いし、笑えて、ストレス発散になります。真面目な映画ばかりより、こういう、バカな映画を、時には楽しんだ方が、頭も柔らかくなって、沢山の情報が入るようになりますよ。固い頭を柔らかく、ネガティブな気持ちをポジティブに、そんな変化が味わえる映画です。ぜひ、観に行ってみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
- 【映画ノベライズ】女子ーズ (宝島社文庫)/宝島社
- ¥637
- Amazon.co.jp
- 映画「女子ーズ」オフィシャル・ビジュアルブック (エンターブレインムック)/KADOKAWA/エンターブレイン
- ¥1,620
- Amazon.co.jp