「X-MEN フュチャー&パスト」を観てきました。先行上映でして、上映前に、舞台挨拶の中継がありましたが、あまり意味が無いなぁと思ったのは、私だけなのだろうか。ヒュー・ジャックマンの挨拶と、吹替えをする剛力彩芽さんが出てきて挨拶してたけど、それだけで、生ならまだしも、大画面の映像で見せられても、なんだかねぇ~。これなら、ゆっくり家でYouTubeやニコ動で観た方がラクで楽しいと思うなぁ。早く本編が観たかったです。
ストーリーは、
2023年、バイオメカニカルロボットのセンチネルの攻撃により、X-MENと地球は危機的状況に陥る。プロフェッサーX(パトリック・スチュワート)は宿敵マグニートー(イアン・マッケラン)と共闘し、1973年にウルヴァリン(ヒュー・ジャックマン)の魂を送る。しかし、1973年の地球でセンチネル・プログラムの開発を阻止しようとする間も、2023年では地球滅亡の危機が迫っており……。
というお話です。
タイムワープ話としては、典型的な展開です。未来で、絶滅してしまいそうだから、過去に戻って、敵を倒してしまおうとういこと。ターミネーターの、ターミネーター側を人間がやっている感じですね。だから、どーも、観た事があるような気持ちになってしまう感があるのですが、それが、観ている内に楽しくなってくるんですねぇ~。(笑)
2023年の地球では、ミュータントを倒す為に開発されたセンチネルというバイオロボットが勢力を伸ばし、あと少しでミュータントを絶滅させるところまで来ているんです。そして、ミュータントを匿った人間たちも殺しているので、人間もほとんど絶滅させられているように見えました。そんな世界で、過去に意識を戻せるミュータントによって、ウルヴァリンを、1973年のセンチネル開発時に戻し、過去を変えさせようという作戦に出るんです。
1973年にウルヴァリンの身体に精神を飛ばし、未来の記憶を持ったウルヴァリンは、その時代のプロフェッサーとマグニートーを探し、ミスティークが殺人を犯すのを止めるべく、動き出します。何故、ミスティークが殺人を犯すのか、何故それを止めるのかは、映画を観て下さいね。重要な意味があります。
ウルヴァリンは、まず、若いプロフェッサーを訪ねるのですが、このプロフェッサー、とんでもなく、クズに成り下がっております。この役、藤原君でも良かったんじゃないの?(笑)ダラダラしているプロフェッサーを、やる気にさせるのに、時間がかかるのよ。マジで迷惑なオッサン、いやいや、まだ若いんだけどね。ビーストと2人で、屋敷に引きこもって、薬漬けだから、これを、説得して、まず、マグニートーを助け出しに行きます。何故か、ペンタゴンに監禁中です。何故、マグニートーが監禁されているかに関しても、映画を観てね。ちょっと驚きの事実が解りますよ。

そして、大御所2人とビーストを仲間にして、ミスティークを探しに行くのですが、ここで、やっぱり、マグニートーが、勝手な動きをし始めます。マグニートーにも理想があり、プロフェッサーにも理想があり、それぞれが違うから、問題になって、その後のX-MENに繋がるんだけど、その布石が、ここで打たれています。
今回、観ていながら、沢山の事を脳に刻んで行くと、他のX-MENシリーズに沢山繋がっている事が解ります。ファースト・ジェネレーションの10年後の設定だから、あの時、二つに分かれたミュータントたちが出てきて、その上、ウルヴァリンの時のストライカーも出てきて、この後に何を始めるのかという予感をさせる場面もあるし、色々、面白いです。
それにしても、過去を変えれば、未来は良くなるという設定が、ちょっと安易だなと思うのは、私だけなのかしら。だって、一つの事を変えてしまったら、他にも、沢山の影響が出てくるハズだから、もしかしたら、もっと悪い未来になるかも知れないし、既に、未来が壊れているかも知れないのに、簡単に、あの計画を止めれば良いんだって思っちゃうところが、大丈夫なのかなぁと不安になります。
まぁ、映画では、上手く行ったっぽいから、良い事にしますか。でも、エンディングの後に、不安要素が出てきていたので、もしかしたら、過去を変えた影響が、そちらに出たのかも知れません。エンディングで出て行かないで、その後の、次に繋がりそうな映像を見逃さないでくださいね。
そういえば、エレン・ペイジが、チョイ役だけど、キティ役で出ていました。確か、ファイナル・ディシジョンでもそうだったかな。彼女は、今回、とても重要な役です。そういえば、ジーンとサイクロプスもちょっと出てたかな。とにかく、今までX-MENを観て来た人には、楽しめる内容だと思いますよ。私も、目が離せませんでしたもん。
そうそう、3Dで観たのですが、これ、3Dで観る必要、無いように思いました。だって、3Dを楽しめる場面って、プロフェッサーがミスティークを探すとこのCGとか、マグニートーが最後の方で暴れる画面くらいで、他は、ほとんど、3Dで観ていても、2Dのように思ってしまいました。お好きな方をどうぞ。
私は、この映画、お勧めして良いと思います。面白かったですもん。X-MENを全て観ている私には、沢山の繋がりが楽しめたし、ステキなクズであるマカヴォイさんのプロフェッサーも見れたし、カッコいいファスベンダーのエリックも楽しめたし、とにかく、見どころ満載のX-MENでした。一つだけ希望を言えば、ビクターもちょっとで良かったので、出して欲しかったな。ビクター、好きなんですよ。お兄ちゃんも、未来で生きていて、戦って欲しかった。
いやいや、どこまで書いても、書き足りないくらい楽しんできました。ぜひ、観に行ってみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
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