「プリズナーズ」良く組まれた謎に、最後まで振り回され、ドキドキさせられる。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
スミマセンが、ペタの受付を一時中断しています。ごめんなさい。

「プリズナーズ」を観てきました。


ストーリーは、

家族と過ごす感謝祭の日、平穏な田舎町で幼い少女が失踪(しっそう)する。手掛かりは微々たるもので、警察(ジェイク・ギレンホール)らの捜査は難航。父親(ヒュー・ジャックマン)は、証拠不十分で釈放された容疑者(ポール・ダノ)の証言に犯人であると確信し、自らがわが子を救出するためにある策を考えつくが……。

というお話です。


プリズナーズ

この映画、凄かった。面白かったです。説明不足な部分も多々あるけど、でも、ハラハラ感がハンパ無かったです。まぁ、終わってみると、良くあるサスペンスドラマなんですけどね。でも、この話って、アメリカとかで、結構、現実に起こっている誘拐事件なので、恐ろしいと思いました。もしかして、今も、子供たちが被害に合っているのかもしれないと思うと、悲しいです。

プリズナーズ

ケラーは、妻と息子、娘と幸せに暮らしています。感謝祭を友達の家族と過ごしていた時、二家族の娘が一緒に、外へ遊びに出てしまいます。2人の姿が見えなくなり、心配した家族は、家の前にあったキャンピングカーが居なくなっている事に気が付きます。警察に怪しいキャンピングカーの事を話、娘たちを見つけて欲しいと頼み、容疑者が捕まるのですが、娘たちは、いつまで経っても戻ってきません。その上、容疑者とされた男は、証拠不十分で釈放される始末。ここまでが1章かな。

プリズナーズ

ケラーは、キャンピングカーの男アレックスが犯人で、娘たちの居所を知っているはずだと思い、警察には内緒で、アレックスに近づきます。アレックスの動きと平行して、刑事のロキは、犯人捜しに周り、前科がある人間のところを捜査していると、ある家で、古い死体を発見します。その遺体には、丸い不思議なペンダントが。そして、犯人と思しき人間がケラーとフランクリンの家に忍び込む姿があり、誘拐事件は、振出に戻るかに見えた。これが2章かな。

プリズナーズ

3章にて、全てのヒントが集まり、迷路と呼ばれるものの謎が解かれる。ケラーは、ヒントからある犯人を割出し、一人、先に犯人の元へ向かう事とする。その後をロキが追う事に。ケラーは、娘たちを探す事が出来るのか。娘たちは生きているのか。誰が誘拐犯だったのか。どうやって一目を欺き、娘たちを誘拐したのか。誘拐した目的は何なのか。全ての謎が解ける時、ケラーはどうなるのか。面白そうでしょ。

観ていると、この人、絶対に怪しいよねって思う人が何人も出てきます。でも、本当に恐ろしいのは、普通の顔をして、普通に暮らしている人なんです。平然としていられる人間が一番恐ろしいんです。そんな人間の恐ろしい面が、この映画の中に、沢山描かれています。もちろん、犯人側の恐ろしい顔も、被害者側の恐ろしい顔も、細かく描かれていて、誰が一番恐ろしいのか、解らなくなります。

プリズナーズ

娘を誘拐されたケラーは、娘を探しても探しても見つからないので、どんどん追い詰められて、道を踏み外してしまいます。何をしてしまうかも、映画を観て、確認してください。私は、このケラーの行動が良く理解出来ました。私だって、娘を誘拐されたら、これくらい、平気でやるでしょう。たとえ、それが法を犯していようとも、娘が助かるなら、自分など、どうなってもいい。親なら、当たり前の考え方です。

展開が、とても良く出来ていて、”プリズナーズ”という意味が、色々な人に対しての掛詞になっているように思えました。誘拐された子供、娘の捜索に憑かれた父親、行き詰まる警察官、手立て無く寝込む母親、誰もが先が見えずに、その場所に停滞してしまう。囚われてしまっているんです。

プリズナーズ

私は、この映画、とってもお勧めしたい映画です。とても面白い映画の1本になると思います。最近、ここまで突き詰めて謎を描く作品は、珍しいんじゃないかな。ぜひ、映画を観て、ケラーと一緒に、この謎を解いて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ




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