「ポンペイ」ポンペイが一夜にして滅んだのは、こんな風だったのかも知れませんね。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「ポンペイ」の試写会に行ってきました。


ストーリーは、

西暦79年の古代都市ポンペイ。奴隷戦士マイロ(キット・ハリントン)は、富裕層の商人の令嬢カッシア(エミリー・ブラウニング)と恋仲になるが、彼女にはすでに婚約者がいた。身分違いの恋に悩んだ彼は、自由を得るために街を去ろうとする。ちょうどその時ベズビオ火山が噴火を始め、マイロは愛する女性を救うために街に舞い戻る。

というお話です。


ポンペイ

現在のイタリアにあったポンペイという街が、一昼夜で滅んでしまった様子を描いたものです。ヴェスヴィオ火山の噴火により、街のすべてが火山灰の下に埋もれてしまい、逃げ出せた人間がほとんどいなかったので、その様子などの記述が無いそうなんです。唯一、信頼出来る記述には、地震が起きて、火山が噴火し、その後、海の水が引いて、津波が来たそうです。その後に火砕流が来て、滅んだらしいとのことでした。映画は、ほとんど、この記述に沿って作られています。あ、でも、人物たちは、全てフィクションだし、物語もフィクションです。噴火の前後の様子が、歴史に沿っていると言う事です。

ポンペイ

それにしても、ヴェスヴィオ火山と言うと、先日観た「テルマエ・ロマエⅡ」を思い出します。温泉の壁に、富士山まがいのヴェスヴィオ火山が描いてありましたもんね。その雰囲気とは全く違う、恐ろしいヴェスヴィオ火山の様子が、この映画には描かれています。火山って、恐いよねぇ。

話としては、ローマ人に滅ぼされたケルト人の生き残りと、ローマの配下になるように圧力をかけられているポンペイの町の有力者の娘とのラブストーリーが主軸です。有りがちな、奴隷とお姫様の悲恋を描いています。それに、ポンペイの天災を絡めて、結構、面白い出来にはなっているかな。

ポンペイ

奴隷と姫のラブをぶち壊そうとするのが、キーファ兄さん演じる、ローマの議員コルヴス。こいつ、性格悪いのよ。まぁ、ローマを中心として考えるなら、蛮族であるケルトは滅ぼすのが当たり前だったのかも知れないし、町を問題なく支配下に置いて、統治する為に、有力者の娘を嫁にするというのも当たり前だったんだろうけど、される方となると、納得行かないですよね。なんで、あんたたちの良いなりにしないとイケない訳?って思うと思う。許せないよ。

ポンペイ

そうそう、ケルトの生残りであるマイロは、奴隷にされて、グラディエーターとして、ポンペイに来るんです。グラディエーターと言えば、ラッセル・クロウが主演のリドリー・スコットが監督だった映画を思い出しました。あの映画、良かったもんなぁ。グラディエーターの闘いの場面を観ると、このリドリー・スコット版「グラディエーター」という映画を思い出すと思いますよ。面白いです。

ポンペイ

ポンペイとはこんな街で、こんな位置で、こんな人々が住んでいたと言う事をずーっと描いてあります。下水道などの設備も、この時代に既に作られていて、素晴らしい知識と人々の活力があった街なのだと解りますが、火山の噴火で街が滅びる場面は、本当に最後の最後の方で、それまで、ラブストーリーと街の事を長々やっているので、もう少し、滅びる場面をじっくり描いてくれても良かったんじゃないかな。ちょっと飽きが出てしまいました。もっと、火砕流で人々が倒れて行く場面など、天災がどれ程恐ろしいものなのかと言う事を、訴えて欲しかったです。

ポンペイ

私は、まぁ、お勧めしても良いかなと思います。良くあるラブストーリーではありますが、街の滅びを描いている部分は、結構凄かったし、観る価値があると思いました。ぜひ、観てみて下さい。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ




ポンペイ@ぴあ映画生活



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