「オー！ファーザー」の試写会に行ってきました。
ストーリーは、
大学教師の悟（佐野史郎）、ギャンブラーの鷹（河原雅彦）、体育教師である勲（宮川大輔）、元ホストの葵（村上淳）と父親を自称する男4人と同居する高校生の由紀夫（岡田将生）。何かと干渉してくる父親たちをわずらわしいと感じてしまう中、彼は何者かに監禁されてしまう。悟、鷹、勲、葵は、一致団結して由紀夫を救出しようとするが……。
というお話です。
これ、まだ原作を読んでいないのですが、映画は面白かったです。一つ言わせて貰えるなら、やっぱり、岡田くんの学ランは、そろそろ難しいと言う事かな。さすがに、そろそろ限界じゃないですかね。まして、父親が、この４人だと、特に宮川さんは、岡田くんの父親とするには、若すぎるのでは？と思いました。若い俳優も出てきているので、そろそろ岡田くん頼みは辞めて欲しいな。(笑)
とは言え、楽しい映画でした。４人の父親って、笑えました。一人の女性を共有出来る男たちって、どんな気持ちなんだろう。一夫多妻制の国があるのだから、一人の男性を共有する女性は、何となく理解が出来るけど、その反対って、目新しくて面白いと思いました。今、こういう話が出てきたって事は、そろそろ、男性と女性の立場が変わっても、受け容れられる時代になってきたって事かしら。映画で気づかされる事って、結構、多いですよね。時代も変わってきているんです。(笑)
という訳で、映画の内容に入ろうかな。何故か、４人の父親を持つ由紀夫は、ある日、ゲームセンターで、バックを盗む男の姿を見てしまう。その盗難が、どうも選挙絡みと気が付き、考えを巡らしていく。その一方、登校拒否の友人を心配し、マンションを訪ねるが、何度通っても、彼と会う事が出来ない。心中カップルのニュースを見て、盗難の事件、友達の登校拒否、心中カップル、バラバラだった出来事が、段々と由紀夫の頭の中で繋がって行く。そして、事件を探ってしまったがゆえに、由紀夫は、監禁されることに。
このバラバラした事件、繋がってくるのですが、どこで繋がってくると言うのがカギなので言えません。この結びつき加減は、面白いですよ。細かいところを覚えておくと、あれ？この人見たなぁとか、この話、どこかで聞いた気がするとか、色々、繋がってくるんですよ。もちろん、オヤジたちの一言一言も、その繋がりに関わってくるので、良く覚えていてくださいね。
でも、この話は、やっぱり、４人の父親が一番面白いよね。もちろん、ストーリーも、良く考えられているんだけど、それよりも、父親たちが、あまりにもインパクトが強いので、つい、そちらに目が行ってしまいます。だから、父親が活躍しない、中盤は、ちょっと眠くなるかも知れません。私は、早く話が進まないかなぁって思っちゃった。
由紀夫が監禁されてからの、一気に動き出す父親たちと、事件の内容が、すごく面白いんですよ。そのスピードと、展開の面白さから、目が離せなくなります。ここで、それまでに積み上げてきた、たくさんの情報が生きて来て、全てが繋がってくるんです。由紀夫が子供の頃から父親に教わってきた事とか、父親が何となく話していた言葉とか、細かいけど、繋がっているのよぉ。父親たちがやっている事は、全てが、由紀夫の為になっているんです。なんか、凄いでしょ。(笑)
父親４人の力が集結し、由紀夫を助け出すことが出来るのか、それは、映画を観て下さいね。楽しいですよ。私は、この映画、まぁまぁ、お勧めしたいかな。面白いんだけど、中間でダレる感じが、ちょっと気になっちゃったかな。でも、父親４人の面白さで、それも吹き飛んだけどね。私、父親の一人、村上さんが好きなんですよ。悪役から善人まで、何でも出来る役者さんで、裏切らない役者さんですよね。最近は、ＵＡさんとの間の息子さんが俳優デビューしたそうで、話題になっているけど、私は、お父さんが好きよぉ～！という訳で、ぜひ、観に行ってみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
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