「モンスターズ」異端者を恐れる気持ちが事態を悪化させ、異端者自信も恐怖に包まれる。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
スミマセンが、ペタの受付を一時中断しています。ごめんなさい。

「モンスターズ」の試写会に行ってきました。


ストーリーは、

対象を見ることで他人を自由に操れる超能力を持つ男(藤原竜也)は、その能力ゆえに孤独と絶望の人生を歩んできた。ある日、自分の能力が一切通じない田中終一(山田孝之)に出会ってしまった男は、動揺のあまり誤って終一の大切な人を殺してしまう。復讐(ふくしゅう)を果たそうと決めた終一と、自分の秘密を知る唯一の人間を狙う男が壮絶な戦いを繰り広げていく。

ちうお話です。


モンスターズ

この映画、韓国映画「超能力者」のリメイクです。なんか、タイトルにセンスが無いので、観なかったのですが、この内容なら、面白かったのかも知れませんね。今どき、超能力者って、センスねーなーっ、昭和かって笑ってしまったんです。(笑)

日本版ですが、良く出来ていましたよ。主役を張っている2人が、藤原さんと山田さんなので、凄い迫力で、素晴らしかったです。何処までも戦いが終わらず、どうなってしまうんだろうと、ずーっとドキドキしっぱなしで、目が離せませんでした。面白かったですよぉ。新人類の2人は、普通の人間が追い付けないような闘いを繰り広げ、楽しませてくれます。

モンスターズ

もちろん、疑問も多々ありました。人を操る事が出来るなら、「SPEC」同様、政治を操って、世界を手に入れれば良いのに、全くそういう事に興味を抱かず、チンケな銀行強盗などをして、ひっそり暮らしている藤原くん演じる男。彼は、最後の最後まで本当の名前が出てこず、”操れる男”と呼ばれています。こんな力を持っていたら、普通の人間なら、欲が出てくると思うのですが、何故か、奥床しいのよね。私のようなガンダム世代だと、ニュータイプである者は、人を導く者となるべくして生まれたハズだから、隠れて生きられる訳が無いと思ってしまうのですがね。まぁ、この話ではそうなっているので、そうなのでしょう。

モンスターズ

そして、もう一方の山田くん演じる田中。彼は、何故か、事故に合っても死なない身体を持っているんです。操れる男によって、唯一、操れない男。田中は、事故により家族を失い、寂しい人生を送っていました。そんな彼が、仕事中に事故に合い、病院に収容されるのですが、あっと言う間に回復し、加害者を訪ねると、そのギター店である女性に出会います。

モンスターズ

操れる男は、田中の存在を知り、操れない奴は抹消しようと田中を追います。田中の周りに居る人間を操り、田中を殺そうとしますが、何度やっても、強靭な身体を持つ田中を殺す事が出来ません。田中は、反撃する力は、普通の人間ですが、強靭な肉体を持っているので、操れる男と互角に戦うことが出来るんです。

こんな2人の闘いを描いていくのですが、まるで、一人は悪魔、一人は神のように、完璧に善悪に分けて描いているので、まるで、昔のヒーローもののようでした。ただ一つ違うのは、操れる男の過去は描かれるのですが、田中の過去については、事故の記憶以外、ほとんど無いんです。そこら辺が、ちょっと違うかな。

モンスターズ

疑問は、他にもあって、進化した人間として、警察も、こういう人間が見つけられていることを認識しているのですが、それに対処出来ていないんです。だから、人を向けても、操られっ放しで、やられるばかりなの。視界に入る人間を操れるってことなので、目から相手の脳に影響を与えているのだろうと推測出来るから、それに対処するヘルメットでも開発していれば、何とかなったんだろうけどね。判断が遅いと、下のものが命を落とすってこと、解ってないよねぇ。

警察も止める事の出来ない操れる男を、田中が止められるのか、それは、映画を観て、確認してくださいね。とにかく、展開が、良く出来ていたと思います。一気に話が進んでいくので、疑問があっても、それを気にさせず、最後まで、観るものを惹きつけて行きます。楽しめますよ。

モンスターズ

私は、この映画、超お勧めしたい作品だと思います。私は、とても楽しめました。藤原くんと山田くんの共演、とっても面白いですよ。ぜひ、観に行ってみて下さい。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ




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