「ラストベガス」を試写会に行ってきました。
ストーリーは、
58年来の親友同士であるビリー(マイケル・ダグラス)とパディ(ロバート・デ・ニーロ)、アーチー(モーガン・フリーマン)とサム(ケヴィン・クライン)。彼らの中で唯一独身のビリーが年下の恋人と結婚することになり、仲間たちがラスベガスに集結する。独身最後のバカ騒ぎとばかりにアーチーらが盛り上がる中、パディだけがしかめ面をしていた。
というお話です。
明るく楽しく、気持ち良く観れる映画だと思います。老人版、ハングオーバーと思っていただければ、間違い無いかな。それにしても、この4人の年齢を足したら、何歳になるんだろう。計算出来ないって。(笑)それにしても、爺さんたちが、可愛く見えてきちゃうところが、この大御所4人組を出演させた理由かも知れませんね。年寄りが何してんのって言ってしまうような年齢なんだけど、この4人なら許してしまうと思うもん。
ビリーの結婚式に出席するためにラスベガスに集まった4人。ハングオーバーと同じように、独身最後のパーティーをやる事に決めて、ホテルに泊まろうとするのですが、お爺ちゃんだから、ホテルの予約を忘れちゃって、仕方なく、カジノで一遊びする事にするのですが、アーチーが、なんと、自分の年金の半分をごっそり持ってきて、カジノで遊び始めてしまい、もう、無一文になるって心配していたら、何と、10万ドルを設けてしまい、そのカジノのホテルに宿泊させてもらえることになっちゃいます。調子いいよねぇ。(笑)
そのカジノで歌っていた女性の声を気に入り、若い頃と同じように、パディとビリーの2人ともが、その女性に興味を持ってしまいます。ビリーは、これから30歳以上年下の女性と結婚するっていうのに、どーすんのよって感じ。そして、この2人の因縁は、若い頃から続いているんです。その因縁は、映画を観て、確認してくださいね。ちょっと、イイ話ですよ。
アーチー(モーガン・フリーマン)は、息子にいつも怒られてばかり。薬を飲め、寝ていろ、身体を気を付けろと、いちいち五月蠅い息子に、ちょっと嫌気がさしているのですが、その反面、自分を大切にしてくれる息子を、とても有難いと思っているんです。いつもは喧嘩ばかりでも、本当は、思い合っている親子って、温かいんですよね。ステキな親子だって思いました。
サム(ケヴィン・クライン)は、老人向けのフィットネスに妻と通って、健康を保っているのですが、弱っている老人を見る度に、自分はまだ頑張れるのにっていう気持ちになるんです。でも、今のままでも平穏だし、何の問題もある訳では無いので、もっと遊びたいという気持ちを妻にも告げられずに、モヤモヤしています。そんな夫の気持ちを察して、妻が、ラスベガスで浮気でもしてきなさいと、トンデモナイ提案をしてくれて、コンドームとバイアグラを渡してくれます。大喜びのサムは、ラスベガスで羽目を外すぞと、意気込むのですが、さて、上手く行くかどうか、映画を観て下さいね。
こんな4人のお爺ちゃんに、ホテルのボーイや、粋がった男子が関わって来て、大規模な結婚前パーティーをホテルで開催する事に。大騒ぎで飲めや歌えや、踊れやで、とっても楽しそう。でもね、ちゃんとお爺ちゃんたちは、その年齢も立場も解っていて、それなりの対処をするんですよ。ステキでしょ。
この映画、私は、お勧めして良いかな。頭を使わず、年齢が高い方も、もう一度頑張れるかなって思えるような内容でした。ジジイと言われようが、何と言われようが、自分を持って、曲げないことが、人生の勝ち組なんだと思えます。こんなお年寄りになれたら幸せだなって思いました。ぜひ、観てみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
・ラストベガス@ぴあ映画生活