「ある過去の行方」を観てきました。
ストーリーは、
4年前に別れた妻マリー(ベレニス・ベジョ)と離婚手続きを行うため、イランから彼女のいるパリへと飛んだアーマド(アリ・モサファ)。かつて妻子と日々を過ごした家を訪れると、マリーと長女のリュシー(ポリーヌ・ビュルレ)が子連れの男サミール(タハール・ラヒム)と一緒に暮らしていた。マリーとサミールが再婚する予定だと聞かされるものの、彼らの間に漂う異様な空気を感じ取るアーマド。そんな中、マリーと確執のあるリュシーから衝撃の告白をされる。
というお話です。
この話、どう考えても、マリーが一番悪いんじゃないの?って思ってしまいました。最初から、このマリー、女の色香むんむんで、子供の事を考えてるのかなって見えてしまうんです。もちろん、母親だって、女としての楽しみを追及しても悪いとは言わないけど、さすがに、キーッて感じで子供に怒るのは辞めて欲しいし、自分の恋愛の為に、子供を犠牲にするのは間違っていると思うけどな。恋愛するなら、真剣になった時点で、子供の理解を得ないとダメでしょ。それが、家族の基本じゃないの?
子供が納得していないのに、既に一緒に住んでいるというのも、問題だと思いました。まして、二人とも、離婚が成立していないんだから、ダブル不倫じゃんっ!もう、最悪だと思うんですけど。結婚していても、誰かを好きになっちゃったのは理解出来るけど、でも、ケジメって言うものが必要だよね。そこら辺がだらしない人間は、何をやってもだらしが無いので、人にも信用されないし、人生が上手く行かないと思うよ。
マリーと離婚手続きにやってきたアーマド。4年前に別れたのですが、離婚手続きをしておらず、マリーが手続の為に読んだんです。アーマドが、マリーの家に行くと、既に、マリーは男と住んでいて、再婚をする為に、アーマドに離婚手続きを頼んだということが解ります。これって、酷いよね。アーマドだって、驚いちゃうでしょ。もう、別れたから良いと思っていたのかも知れないけど、やっぱり、礼儀として、話しておくべきことだよね。元夫なんだからさ。一言、言っておけば、何てこと無い事なのに、こういうところが、ダメなのよ。
子供たちは、まだ、何となく慣れていないようで、特に、マリーの長女リュシーは、納得出来ていない様子。アーマドが、心配して話を聞いてあげるんだけど、このリュシーも次女も、アーマドの子供じゃないんですよ。アーマドの前の夫との子供なの。もう、訳分かんないって思いました。母親が話し合うべきじゃないの?だって、アーマドは、父親じゃないんだから。もう、あまりに酷い母親で、イライラしました。

最近、TVでビッグ○ディとかいう人の元妻が出てチャラチャラしているけど、次から次と結婚離婚して、子供をコロコロ産んで、まったく、節操と言うもんが無いんだろうかと思ってしまいます。下半身、だらしなさすぎ!あのさー、いくら自由だと言っても、汚い生き方は止めて欲しいよね。もし続けるなら、人前に出ないで欲しい。観ていて、あまりに下品で気分悪いもん。この映画のマリーにも、同じような嫌悪感を抱きました。
サミールは、マリーから妊娠を告げられ、結婚しようとは思っていますが、今一つ、踏み越えられない問題があるんです。そして、サミールの様子を見ていると、本当にマリーが好きなのかな?と思えるような部分があり、結婚を望んでいるのかと疑問に思えるんです。その結末は、映画を観てくださいね。
この映画、私は、あまりお勧め出来ないかなぁ。母親の身勝手さが見えて、その身勝手さが色々な問題を起こしているという事を解ってくると、ちょっとイライラするんです。何なのよっ、この女っ!って思っちゃった。でも、映画としては、結構、色々、考えさせてくれるので、面白いのかなと思いました。気になったら、ぜひ、観てみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
・ある過去の行方@ぴあ映画生活