【イタリア映画祭】「無用のエルネスト」幸せの青い鳥は既に手の中にあると気が付こう。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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イタリア映画祭にて「無用のエルネスト」を観ました。


ストーリーは、

運動も勉強もまるでダメ。父親からもダメ出しをされるエルネスト少年。彼のその後の人生が、70年代から現在までのイタリア社会の変転と重ね合わせながら描かれる。父親の経営する内装屋を手伝って、その後、幼稚園の給食コック、運送屋と仕事を変え、家庭を築き、運命に翻弄されながらも、幸せな人生を送ったエルンストが最後に気が付いた事とは。

というお話です。

エルネスト

この映画も、エルネストという少年の成長と、イタリア社会の変動を描いていて、この映画の前に上映された「マフィアは夏にしか殺らない」と同じような内容なんです。同じような映画を続けて観たので、ちょっと残念だったかな。これ、別々に観たら、もっと目新しいような気持ちがしただろうけど、見始めて、あれ、さっきも観たなって思ってしまいました。

エルネスト

でも、こちらは、エルネストが初老になるまでを描いているので、結構、イタリア映画祭とかに来ている方にも共感を得るのではないかと思いました。エルネストは、成績も良くないし、容量が悪いので、親にもバカにされ、学校を卒業すると、父親の内装業の手伝いをします。彼女が出来て、結婚し、子供が産まれ、妻の親が先行きを心配して、娘婿に公務員の仕事を紹介し、そこで働けと説得します。


エルネスト

公務員(給食コック)になるのですが上手く行かず、運送屋を始める事にします。地味に運送屋をやっていたら幼馴染のジャチントと久しぶりに会い、事業を大きくしないかと言われ、それに乗っかって、事業拡大を図りますが、またしても上手く行かず、再度、小さな運送屋からやる事に。ここまで書くと、なんか、本当にダメ男みたいに思えますが、エルネストって、普通だと思うんですよ。結構、今時は、転職も多いだろうし、上手く行く数の方が少ないでしょ。良くある話なんです、このエルネストの話。だからこそ、共感出来るのかなって思いました。


エルネスト

エルネストの歴史を描きながら、イタリアの歴史も描いているのですが、このイタリアの歴史を、私は知らないので、観ていて、へぇ~、そんな時代だったんだーとか思うだけで、それほど、感動が無いんです。自分の国の歴史だと、あー、そんな事件があったなぁとか、色々、考え深くなるのですが、どーも、知らない事ばかりなので、イマイチ、入れ込みが出来なかったんですよね。う~ん。

エルネスト

この映画、公開は解りませんが、もし、観る事があったら、エルネストが最後に、どんな答えを出すのか、ぜひ、観てみて下さい。

ぜひ、楽しんでくださいね。カメ



エルネスト