「パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト」 の試写会に行ってきました。
ストーリーは、
1830年、イタリア。ヴァイオリニストのニコロ・パガニーニは天才と称えられ、華々しいキャリアの絶頂にいた。女、酒、ギャンブルと、不道徳きわまりない私生活を送っていたが、突然現れてマネージャーを買って出た謎の男ウルバーニが、彼に大成功をもたらしたのだ。ヨーロッパ全土で、パガニーニがまだ名声を獲得していないのは英国だけだった。そんななか、指揮者のワトソンが全財産を投げ打って、パガニーニをロンドンに呼び寄せる。パガニーニは、歌手を目指すワトソンの娘シャーロットと出会い、まだ原石だった彼女の美声を開花させる。音楽を通じて深い絆で結ばれ、初めて本当の愛を知るパガニーニ。しかし、パガニーニが己の手から離れることを恐れたウルバーニが、残酷な計画を練りはじめる。そしてついに、ロイヤル・オペラ・ハウスでの初日を迎えるのだが――。
というお話です。
私、この主演をしているデイヴィッド・ギャレットさんというヴァイオリニストの方に、ノックアウトされてしまいました。だって、あの容姿で、あの演奏、そして演技までされてしまうと、もう、何に文句を言っていいのか解らず、キャ~って感じで、集中して観てしまいました。ステキだったなぁ~。
ニコロ・パガニーニは、素晴らしい技術と才能を持っていましたが、女好きとギャンブル好きがたたって、身を持ち崩していました。そこへ、悪魔と見まごうような男ウルバーニが訪ねて来て、私と契約をすれば、君は大成功をすると持ち掛けます。打つ手が無かったパガニーニは、ウルヴァーニと契約をし、どんどん有名になって行きます。そして、その名声はヨーロッパ中に届くほどに。
このウルヴァーニという男性、まるで黒執事のようなんです。彼の言うとおりにしていれば、確かに、有名になるし、お金も入ってくるけど、どこか不気味な所があり、別に、法的に問題がある訳では無いのですが、何か悪い事をしているように思えてしまうんです。そんなウルヴァーニに従い、有名になるパガニーニなんですけど、精神的には、どんどん狂っていくように見えるんです。だから、狂気なのよ。
女癖の悪いパガニーニは、毎夜のように、そこら辺の女をベッドに引き込んでは、快楽に興じるという毎日。天才の上に、イケメンだから、女が寄ってくる寄って来るで、苦労しないんです。そんな女癖の悪いパガニーニだけど、自分の息子は溺愛していて、大切に思っているんです。でも、最後まで、息子の母親が誰かと言う事は出てこなかったな。
そして、ウルヴァーニに、薬を与えられていたように見えました。あの時代だからアヘンかしら。煙を吸う様な機械が置いてあって、ウルヴァーニが、与えていたんです。その薬で、手に負えないパガニーニを、なんとか操っていたのだと思いました。
パガニーニは、世界から称賛を受けて、天才と騒がれていましたが、反面、女癖の悪さと、性格の悪さで、悪魔に身を売った男と言われ、最後の最後まで、キリスト教教会には受け入れて貰えませんでした。末路は、本当に可哀想な道を辿ったとされていますが、彼の作品は、本当に素晴らしいものばかりで、何故、他のクラシックの巨匠と同じように扱って貰えないのかと不思議に思うほどです。
映画では、彼が、売れなかった頃から晩年までが描かれていて、彼の演奏旅行中に、興行主の指揮者の娘と恋に落ちるエピソードが描かれています。この少女は、美しい声を持っていて、その声にパガニーニが魅了され、恋に落ちて行きます。だけど、少女だし(未成年です。)、こんな無垢な少女と仲良くなってしまったら、ウルヴァーニが自分の思い通りにパガニーニを動かせなくなるので、邪魔をされます。ま、ウルヴァーニが邪魔をしなくても、誰かが止めないと、未成年だから、淫行になってしまうっ!という訳で、この恋が、最後に向けて、どうなって行くのか、映画で確かめて下さいね。ちょっと悲しいです。
なんか、感想が、あまりまとまりませんでしたが、この映画、私は、超超お勧めしたいです。何故なら、このパガニーニを演じているデイヴィッド・ギャレットさん、素晴らしいヴァイオリニストであり、俳優さんです。音楽も素晴らしいし、クラシックをあまり聞かない方でも、魅了されると思います。
私は、この試写会に行って、友達と、このデイヴィッド・ギャレットさんに夢中になり、6月に来日するというので、ライブのチケットを購入してしまいました。だって、イケメンで天才って、何なのよっ!もう、生で見たいと思うの、当たり前でしょ。
私は、もう、どっぷり、この映画にハマっています。サントラも、まだ発売されていませんが、予約をいたしました。マジでステキですので、ぜひ、観に行ってみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。![]()
デイヴィッド・ギャレット 来日公演 http://www.creativeman.co.jp/artist/2014/06davidgarrett/
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