「ロボコップ」を観てきました。
ストーリーは、
2028年、アメリカのデトロイト。巨大企業オムニコープ社がロボットテクノロジーを牛耳っていた。警官のアレックス(ジョエル・キナマン)は愛する家族と幸せな日々を過ごしていたが、ある日、車の爆破に巻き込まれる。かろうじて命を取り留めたアレックスは、オムニコープ社の最先端のテクノロジーによってロボコップとして生まれ変わり……。
というお話です。
あまり期待していなかったけど、一応、観てみました。思った通り、全く面白くなく、前作と全く同じように作っているのですが、迫力も少なくて、残酷な場面も全く無くて、なんだか、どーして作っちゃったの?って思ってしまいました。
普通、リメイクしたら、CGなども発達しているし、ロボット工学も進んでいるんだから、面白くなっても良いと思うのですが、前と全然変わっていなくて、むしろ、後退しているように見えたんです。人を殺さないで、ショック銃でショックを与えるだけ。オムニ社も、それほど極悪では無くて、市場を広げたいと思っているだけなんです。前は、もっと極悪だったよねぇ。悪人をどんどん殺していたし、マーフィだって、とっても残酷に半殺しにされて、ロボコップになったと思うんだけど、今回は、とってもキレイになっちゃって、全然面白くないのよ。
もう一つ、文句を言いたいのが、ロボコップと戦うマシンなんです。前と同じじゃんっ!!折角なんだから、メカもちゃんと設計すれば良かったのに。全く面白味が無いのよ。二足歩行だけじゃなくて、今流行りの四足歩行のロボットもどきとかにすれば良かったのに。ロボコップも、どーせなら、バイクに乗るんじゃなくて、自分の身体がトランスフォームして、バイク一体型になれば良かったのに。なーんにも新しいものがないんですもん。楽しめませんよ。
前は、相棒の女性警察官が、マーフィと意思の疎通が出来ていて、結構、イイ感じだったのに、今回は、ほんのちょっとだけ相棒が手助けするだけで、居る意味が無いじゃんって感じでした。家族との関係の方が重要視されていて、ちょっと安っぽいメロドラマを目指しているのかと思ってしまいました。ああー、昔の残酷な方が良かったなぁ。
そうです、昔は残酷で、R指定を受けていたんですよね。あの方が良かったよなぁ。それに、今回、マーフィは、死んでいない状態でロボコップになるんだけど、前作は、ギャングに殺されて、その死体をロボコップにする為に、ロボットに組み込んだという設定でしたよね。死んで直ぐだから、細胞の機能はまだ停止していなくて、それを使っているんだったと思います。そんな特殊な設定が、オオッと思ったのになぁ。
ああー、なんか、文句しか出てこなくてスミマセン。でも、あまりにも期待外れで、悲しくなっちゃったんですもん。色はブラックになって、カッコ良く見せていたけど、機能というか、ボディは弱くなっていたんじゃないかな。直ぐに壊れていたもん。そういえば、ロボコップを作る研究所が中国にあるんです。中国で部品を作っていたから、弱弱だったのかも知れませんね。日本に来れば、精巧で強いボディが作れただろうに。(笑)博士の役は、ゲイリー・オールドマンだったんですよ。キャストは良かったんだけどね。
凄いキャストを集めたのに、内容を万人受けにしようとしたゆえに、その迫力も衝撃も、面白さも無くなってしまい、結局、何だったの?というような映画になってしまっています。人間の意思とロボットの機能との境もあやふやで、そこら辺を、もっと解りやすく切り替えとか出来ていれば、もう少し、楽しめたかと思うのですが、何だったんでしょ。
スミマセン、私は、この映画、お勧め出来ません。面白くないんですもん。昔のロボコップを観てみて下さい。きっと、この映画の何倍も楽しめると思います。残酷な描写もありますが、現実とは残酷なものです。子供にも見せられるロボットものなら、仮面ライダーとか戦隊ものとか、日本のドラマの方が、何倍も面白いです。気になったら、観てみてください。物足りないと思いますよ。
ぜひ、楽しんで??きてくださいね。
・ロボコップ@ぴあ映画生活
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