「偉大なる、しゅららぼん」面白いけど、ホルモーよりは驚きが少ないかな・・・。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「偉大なる、しゅららぼん」を観てきました。


ストーリーは、

琵琶湖のすぐそばの町・石走で、先祖代々不思議な力を継承してきた日出一族。その跡取りで最強の力を誇るとされる淡十郎(濱田岳)は、高校生でありながら住民からあがめられる殿様のような生活を送っていた。そんな彼のもとへ、分家の涼介(岡田将生)が力の修行をするために訪れる。淡十郎と同じ高校に通うものの、彼とおそろいの真っ赤な特注制服を着せられ、従者のように扱われる涼介。そんな中、日出一族と対立する棗(なつめ)一族の広海(渡辺大)とのトラブルが勃発し、それが世界の運命を揺るがす事態に発展する。

というお話です。


しゅらら

万城目さんの作品の映画化は、3作目かな?「鴨川ホルモー」「プリンセス トヨトミ」に続く、3作目ですよね。「鴨川ホルモー」は、超面白くて、私の大好きな作品の一つですが、今回の作品は、とっても面白い設定だし、話も面白いんですけど、最後がちょっと悲しかったなぁ。もちろん、ハッピーエンドだと思っているけど、そこら辺がボカされているので、何となくスッキリしないの。

日出一族の殿様である淡十郎は、お供の涼介をつれて、この春から高校に通っています。同じクラスには、昔からライバルとなっている棗家の跡取りである広海も居て、毎日のようにいざこざが・・・。そんな時、学校の校長が両家を訪れ、ある力で両家の当主を眠らせてしまう。両家とも、当主を失い、土地を奪われる危機に見舞われ、仕方なく、協力することになるのだが。そして、校長とはいったい何者なのか。


しゅらら

まず、前半の半分は、亮介が日出家の後継者を守る為の人間だということの説明と、修行をして、その力を目覚めさせる過程を描いています。そして後半で、校長との戦いになるのですが、はっきり言って、涼介が主人公なのか、淡十郎が主人公なのか、棗広海が主人公なのか、ちょっとあやふやだということなんです。最初は涼介中心に話が進んでいくので、彼を追っていけば良いのですが、段々と、中心になる人間が変わっていくので、誰に感情移入して良いのか判らなくなってしまうんです。だから、のめり込んで観れなくて困りました。

しゅらら

濱田さんと岡田さん、渡辺さんの絡みが面白くて、そこにおねー様の深田さんと、師匠の貫地谷さんが強烈に出て来て、そういうところは、とっても笑えて、楽しめました。強烈なキャラクターたちは、良かったですね。特に、深田さんの演じた清子という役は良かったですね。あまりに力が大きすぎるため、その力により周りが恐くなってしまい、他人と関わるのが辛くなってしまったという経歴で、現在は屋敷に籠っているんです。いくら特殊な力を持っていて重宝されても、自分が壊れてしまうのでは意味がありません。力なんて欲しくなかっただろうに、可哀想だと思いました。

しゅらら

そんな清子の姿を見て、淡十郎も思うところがあり、実は・・・。清子の力と、淡十郎がした事は、映画を観て確認してくださいね。誰からも羨ましがられる力なんて、本当は無い方が良いと思う事って多いんだろうなって思います。誰もが羨むと言う事は、それなりの責任も伴う事だと思うし、周りに気を使わなければならないと思うし、楽しい事より苦しみの方が多いのでしょう。そんな感じを受けました。

しゅらら

でも、この映画の最初の設定で、琵琶湖の周りに居れば力が使えるけど、そこから離れれば、力が消えるような事を言っていたので、力が負担になったら、他の地で暮らせば良いのにね。当主になる淡十郎は仕方ないけど、清子さんは、どこか他の地で、普通の女性としての幸せを掴んだ方が良いだろうなって思いました。

しゅららぼんの意味は、最後に淡十郎が教えてくれるから、それを聞いてね。一応、意味があります。でも、きっと、はぁ~?って思うと思うけどね。(笑)

しゅらら

この映画、私は、まぁまぁ、お勧めして良いと思います。キャラクターたちが面白いので、それだけでも楽しめます。話は、ちょっと、入り込みがしにくいけど、でも楽しめるから大丈夫。私は、結構、笑いましたよ。ぜひ、観に行ってみて下さい。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ




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