「ドラえもん 新のび太の大魔境 ペコと5人の探検隊」を観てきました。
ストーリーは、
夏休み。前人未踏の秘境を探す大冒険に思いをはせるのび太たちは、探検できる場所を模索していた。そんなある日、空き地で一匹の子犬を見つけたのび太は、犬をペコと名付けて飼い始める。するとペコが大量の航空写真の中から、ジャングルの奥地に立つ謎の石像が写った写真を見つけ出す。巨神像の謎を解き明かすため、のび太たちはジャングルへ向かう。
というお話です。

毎度の事ながら、ドラえもんで感動してしまうんですよね。大切なメッセージをちゃんと組み込んでいて、子供たちに訴えているところが、本当に良いんです。大人も、こんな風に、ストレートに言われると、初心に戻るというか、昔、素直だった頃に思った気持ちを思い出して、感動しちゃうんです。
ジャイアンやスネ夫、しずかちゃんと空き地に集まると、ジャイアンとスネ夫が、今年の夏休みには、大冒険をするんだと言い、のび太に秘境を見つけるように言います。のび太は、ドラえもんの力を借りて、ジャングルの秘境を探し始め、大きな石造がある場所を見つけます。のび太が拾ってきた犬のペコと、5人は、どこでもドアでジャングルへ。

ジャングルで、犬の王国を見つけ、その王国の悪大臣が世界征服を企んで、沢山の武器開発をしている事を知ります。世界を護り、王国を王族に取り戻すため、協力して、戦う事になります。王族は、今のままの犬王国を平和に統治して行く事を望んでいたのですが、強欲な人物が大臣となり、力で国民を制圧しているところが、中国やロシアのように思えました。住民たちは、戦いなんて嫌だと思っているのに、トップに居る人間が強欲だと、隣の国に武力行使し始めたり、威圧的な態度を取ったりして、闘いに突入するんです。

のび太たちは、大臣を止めるために、作戦を立てるのですが、相手は人質を取っているし、沢山の武器も持っているし、色々やってみるのですが、失敗もするんです。ここで、感動するのが、ジャイアンが、ある事で失敗しちゃったのが心に引っかかっていて、ある時、責任を感じて、先頭にたって進み始めるんです。まだ小学生でも、ちゃんと自分がやったことの責任を取ろうとするという気持ちは、素晴らしいなと思いました。大人になると、誰も責任を取らなくなるのに、子供は責任を取ろうとする。見ていて、恥ずかしくなりました。嘘を付いたら、言い訳なんてせずに謝れよ。失敗したら、成功するまで責任を持ってやれよ。大人なんだから、子供に恥ずかしい姿を見せないようにしましょうよ。

最後の最後に、のび太が「大人になっても、こんな冒険が出来るのかなぁ。」っていうセリフがあって、ここも感動しました。大人になっても、冒険だと思えば、何でも冒険になるんですよ。仕事だって、遊びだって、人付き合いだって、全てが冒険です。秘境に行くだけが冒険じゃないんだよ。本を読む事だって、新しい知識が沢山入ってくるから冒険だし、映画だってそうですよ。誰もが、いつも、冒険が出来るんです。それを楽しんで欲しい。

毎作品、何かしら深いメッセージがあって、子供の心に感じさせる作品になっていて、本当に凄いよなぁと思います。こういう良いアニメを観て育つ、日本の子供はしあわせです。反日のアニメばかり見せられる韓国や中国の子供は、気持ちがねじれてしまい、正義とか公正とかいう心が偏ってしまうのでしょう。だから、人から物を盗んだり、騙したりしても、悪いという気持ちが湧いてこないのではないかと思います。それに比べて、日本の子供は、こういう勇気とか、正義とか、友情がとても価値のあるものだということを教えられているので、曲がった事に対して罪悪感を持ち、日本には性善説が根付いているのだと思います。ドラえもんの教えてくれる大切なものを、これからも続けて行って欲しいと思います。

私は、この映画、とってもお勧めしたいと思います。子供には、こういう映画を観せてあげて欲しいし、大人も観るべきだと思います。初心に戻り、やっぱり、悪い事は悪い良い事は良い、責任を持ちましょう、など、子供の頃に教えて貰った事を思い返す事も、大切だと思います。大人になると、忘れてしまっている事も多いですよ。お時間があったら、ぜひ観てみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
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