「ブランカニエベス」を観てきました。
ストーリーは、
人気闘牛士の娘カルメンシータ(ソフィア・オリア)は生後間もなく母を亡くし、その後父が再婚。ところが継母(マリベル・ベルドゥ)は非常に意地が悪く、カルメンシータは継母にひどい目に遭わされながら育った。ある日、継母によって危うく殺されかけた彼女は「こびと闘牛士団」の小人たちによって助けられ、ブランカニエベス(白雪姫)という名で一座と一緒に見世物巡業の旅へと出発する。やがてカルメンシータは、女性闘牛士として才能を開花させていくが……。
というお話です。
白雪姫をスペインの闘牛士の家に置き換え、同じように話は進んでいくのですが、全編モノクロの映像で、セリフも無く、音楽のみなんです。セリフは、文字で画面に現れ、古い映画のように表現されていて、ちょっと、慣れるのに時間がかかりましたが、ある程度で慣れたかな。新しい試み?で、面白いとは思いましたが、ちょっと疲れました。面白い事は面白いんだけど、白雪姫みたいなハッピーエンドで終わらなかったので、ちょっと残念。女は、何歳になっても、おとぎ話はハッピーエンドになってくれることを望んでいるんです。(笑)
カルメンシータは、産まれた時に母を亡くし、それと同時に、父の闘牛士も、闘牛中の事故により、下半身不随になってしまいます。父の看病をしていた看護婦は、上手く取り入り、後妻に収まる事に成功。下半身不随の夫を良い事に、やりたい邦題で、カルメンシータにも下働きをさせる始末。最後には、夫をも殺してしまいます。一人残ったカルメンシータも邪魔になり、暗殺を依頼しますが、運よく助かり、小人に助けられます。そして闘牛場へ。継母との対決となるのですが・・・。その後は、映画を観て下さいね。
モノクロだからなのか、メイクがとっても厚く塗られていて、一昔前のヤマンバっぽいんです。だから、どーも、美しいという感じがしなくて、違和感がずーっとありました。でも、美しい人であることは確かです。男性のキャストは、それほど力が入っていなくて、普通でした。あの小人の人たちは、CGなのか実写なのか、良く解りませんでした。
うーん、話に関しては、白雪姫なので、言いようが無いです。おとぎ話に対して文句を言っても仕方ないですよね。でも、ラストが、イヤでした。そこまで白雪姫に沿ってきたなら、そのままハッピーエンドにして欲しかったです。あまりにも、可哀想でした。ネタバレ出来ないから書けないけど、白雪姫って言ったら、やっぱり、美しいお姫様と王子様、小人と毒りんご、ステキなお城が大切なんだけど、結構、欠けているものがあって、もちろん、おとぎ話では無いから違っても文句は言えませんが、なんだか、悲しかったな。
モノクロだからなのか、とても疲れました。映像が出て、交互にセリフの字幕が出てという流れなので、それも疲れた要因かな。慣れない進み方なので、慣れるまでに疲れたのかも知れません。だから、古い映画を普段から観ていたり、何度も観ていて慣れている方には、良いかも知れませんね。
この映画、私は、まぁまぁ、お勧めしても良いかもって感じかな。私が観ていて疲れたので、あまり古い映画を観ない方は、観ていて辛くなるかも知れません。お話は、おとぎ話がベースですが、現代に合わせてあるし、闘牛がベースにあるので、ちょっと面白いです。もし、気になったら、ぜひ観てみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
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