未体験ゾーンの映画たち「最強ゾンビ・ハンター」を観てきました。
ストーリーは、
謎の新型ドラッグの影響でゾンビがあふれ返った終末世界で、ハンターと名乗る男(マーティン・コッピング)は、一人荒野をさすらいゾンビ狩りを続けていた。そんなある日、地獄のような日々を生き抜いてきたイエズス神父(ダニー・トレホ)率いる6人の生き残りと出会い、彼らと共闘することに。しかし、チェーンソー男や進化した筋肉系ゾンビが次々と襲い掛かってくる。
というお話です。
新型のドラッグを吸うとゾンビになってしまうようで、ゾンビが山ほどになってしまった世界で、ある男が、ゾンビを殺しまくり、旅をしています。この男、ウォッカなど、お酒ばっかり飲んでいて、食事をしている姿が描かれていないのよ。不思議でしょ。
ある日、旅の途中で襲撃され、腕を撃たれてしまいます。気を失って、気が付くと、6人の生き残りがいるコロニーで傷の手当をされていました。そこには、神父と男性3人、女性2人が居て、この神父(ダニー・トレホ)が、超強そうなんです。少し、ゆっくり出来たと思っていたら、またもゾンビに襲われ、今度は、ゾンビの進化系にも襲われます。この進化系は、バイオハザードのクリーチャーのパクリです。ハンター(ペタペタくん)とタイラントT-200を足したような怪物です。
犠牲を払い、何とか逃げ出した数人は、今度、ゾンビを食べた人間に襲われます。ゾンビの肉を食べた人間は、ただ、凶暴性のみが増幅され、同類の人間を殺し回ります。なんか、もう、滅茶苦茶なんですけど、何処へ行っても敵ばかりってことですね。
最後まで戦いが続くのですが、どういう決着かは、観て下さいね。でも、まぁ、この映画も、それほど内容がある訳ではありません。でもね、この「未体験ゾーン」の作品としては、一応、筋が通っていると言うか、この男=ハンターの話として描いていて、ブレないところが良かったかなと思いました。
内容に関していうと、ドラッグでどうしてゾンビになるのか、進化系ゾンビらしき怪物は本当にゾンビから変わったのか、何故進化することになったのか、人間を食べつくしたらゾンビはどうするのか、ゾンビを食べた人間がおかしくなったのは何故か、等々、沢山の疑問は残ったままですが、そこはツッコミを入れちゃいけないところなんでしょうね。(笑) 一切の説明も無く、解決はしません。
ハンターは、妻と子供を亡くして、悲しみとゾンビに対しての復讐心だけで生きています。その憎悪は凄いもので、大量のゾンビを殺しているのですが、それでも、ゾンビは減りません。生きている意味も解らず、ハンターは、ただ、旅をして、人々に出会います。

そこで不思議なのは、何故、彼がそれほど強いのかと言う事です。普通なら、ゾンビに噛まれたり、傷つけられたらゾンビになってしまうはずなのに、それも無く、なんでなのかなぁという事が疑問になってきますが、そこだけは、最後に解決します。あー、そうだったんだーって思うと思う。でもね、じゃ、どうして???っていう疑問も出てきてしまって、そこも、ガマンして目を瞑ってねって事なのかしら。(笑)
私は、ゾンビ映画としては、お勧め出来るかな。結構、楽しめるのではないかと思います。マチェーテのダニー・トレホが出ていて、活躍してくれるのかと思いきや、あっと言う間に居なくなり、彼は最強じゃなかったのねって、笑ってしまいました。ぜひ、観てみて下さいね。
ぜひ、楽しんでください。
・最強ゾンビ・ハンター@ぴあ映画生活