「インシディアス 第2章」を観てきました。
ストーリーは、
3人の子どもたちを狙っていた悪霊も去り、ジョシュ(パトリック・ウィルソン)とレネ(ローズ・バーン)夫妻にようやく平穏な日々が訪れたように見えた。だが、息子を救うために幽体離脱したジョシュは、自分と共にこちら側の世界にやって来た何かに取りつかれていた。実は彼には幼い頃から、幽体離脱してあちら側の世界とつながる特別な能力が宿っており……。
というお話です。
1作目で、息子が悪霊に取りつかれ、黄泉の国に連れて行かれちゃって、それを取り戻してきたジョシュ。やっと帰ってきたと思ったら、霊媒師のエリーズが死んでいて、どう見ても自然死では無いので、警察に殺したのではないかと疑われます。説明しても、霊が来たとかでは信じて貰えずに、警察の捜査が入る事に。捜査中のみ、仕方なく家を空けて、ジョシュの母親の家に行く事になります。
もう、悪霊は居ないと思っていたのに、ジョシュの実家に行くと、奇妙な事が起こり始めます。ピアノが勝手に音楽を奏でたり、子供のおもちゃが動いたり、レネはこの家にも悪霊が居ると騒ぎますが、悪霊は、家に付いているんでは無いんですよ。人に付いてきているんです。さて、誰に付いてきているのか、それは、観てのお楽しみですよぉ。
でもねぇ、どうしても、笑っちゃうんですよ。黄泉の国から走って帰ってきたでしょ。その時に、何かを連れてきちゃったのかなって思ったんだけど、連れてきたと言うのとは、ちょっと違うのよねぇ。ネタバレになるから、あんまり言えないんだけど、どーも、1作目の最後の事を思うと、それ、ホントなの~?後付けで、そういう事にしたんじゃないのぉ~って感じがアリアリで、笑ってしまうんですよ。
そして、映画の最初の部分で、実は、ジョシュは、元々、幽体離脱が出来る子で、息子が悪霊に取りつかれたのは、父親の遺伝なんだって事をほのめかす映像が流れます。そして、ジョシュは、その幽体離脱のことは、記憶から抹消されていたって事なんです。これも、後付けっぽいでしょ。(笑)でね、じゃ、元々、悪いのはジョシュなんじゃんって話なのよ。(笑)
今回も、なんか、悪い奴が取りついてるんだけど、そいつがどうして取りついたかって事も、結構、適当な感じで、理由が判っても、なんか、ふぅ~ん、だからなの?誰でも良かったんじゃないの?って思って、また、笑えました。だってさー、変態なんだもんっ。気が狂っている母親に育てられて、おかしくなった男って言われても、なんか、その話、どっかで聞いたよね~って感じでした。前にも、同じような話を聞いたと思うんだけど、ま、あまり考えないようにしましょうね。(笑)
ま、そんなこんなで、怖くないです。あ、ゴメンナサイ、ハッキリ言ってしまった。ただ、霊のオバサンが、グロいって事と、音で驚かすだけで、話としては、はぁ?って事ばかりで、笑ってしまいます。夫婦喧嘩の場面があって、すごいやり合うんだけど、どう見ても、霊が戦っているようでは無く、普通の夫婦喧嘩に見えてしまって、笑えるのよ。
霊の探査チームも出てくるんだけど、あまり役に立ちません。そして、CMで流れている、テーブルで霊の言葉を聞く場面ですが、あそこでは、皆殺しにするなんてメッセージは出てきません。というか、皆殺しにするとかいう言葉は、映画には出てきません。家族を殺すとかはあるけどね。
私は、この映画、お勧めとは言えないかなぁ。だって、全然怖くないんだもん。途中で、何度も笑えるし、話の辻褄も合わないし、まぁ、辻褄が合わなくてもホラーだから許すけどね。でも、それにしても、話としての恐さが一切無いので、ホラーですから、怖くて楽しいですよとは言えないんです。折角、ホラーを観に行っているのに、恐くないって、ダメでしょ。まぁ、興味があったら、観に行ってみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
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