- 「Fire By Louvoutin/ファイア by ルブタン」を観てきました。
ストーリーは、
フランス・パリで世界中のセレブや文化人を魅了してきたヌードショー、クレイジーホース。そして、同じようにセレブを中心に世界の女性たちをとりこにする高級シューズブランド、クリスチャン・ルブタン。クレイジーホース・パリで上演された、演出担当をルブタン、音楽を『エレファント・マン』『マルホランド・ドライブ』などのデヴィッド・リンチが担当したショー「FIRE」をカメラが収めた。
というお話です。
これ、映画と呼んで良いの?イメージフィルム?芸術映像?ストーリーとかは、全く無くて、本当に、美しい物を並べてくれているという感じで、美術館で、次々に、色々な部屋に入って、芸術品を観ているような感覚なんです。人体を使った、美しい芸術なんですよ。
とにかく、この映像を見ると、本当に、同じ人間なのだろうかと思うほど美しくて、身体も、まるでセルロイドで出来ているように光っていて、左右対称なんです。驚きますよ。身体がすべてシンメトリーなんて、それって、芸術でしょ。驚いちゃいますよね。
そして、その美しい肌に密着している靴。ピンヒールを、事も無げに履いていて、踊っているというのが、すごいです。普通、私なんて、ピンヒールで無くても、7cmくらいのヒールを履いただけで、歩くのが大変になるんです。もちろん、慣れていないというのもあるけど、慣れていても、あのヒールで、踊るなんて、あり得ないですもん。自分の体重が、靴の前方にかかってくるので、身体を思うように動かすことさえ、困難だと思います。カクカクしちゃうよね。(笑)
音楽に合わせて、楽しく明るく踊るセクションがあると思うと、次に、とっても淫靡に見えるダンスをしたり、全編、陰から陽へと、陽から陰へと、楽しませてくれて、観ていて、気持ち良くなるんです。良いものを観ると、気持ちが良くなってくるでしょ。そんな感じなんです。こちらのフィーリングを操るなんて、すごいですよね。
時々、ルブタンが出てきて、自分はダンサーのところに通い詰めたとか、あの曲線は、何ものにも変えられないほどの美しさを持っているとか、色々話してくれるんです。彼の話を聞いていると、ああー、本当に、人体って、美しく作れば美しくなるんだなぁって感心してしまいますよ。彼が、ダンサーの身体を称賛するのが判ります。
だって、脚だけ見ても、ただ細いだけでは無く、美しい筋肉が付いているんですね。ふくらはぎには、締まった筋肉が無駄なく付いていて、腿も、太いんだけど、筋肉が美しく付いている。無駄な脂肪なんて付いていないんです。すべて筋肉であり、動くと、その筋肉が動くんです。いやぁ、マジで美しい。こんな脚に履いてもらえる靴は、嬉しいだろうなぁ。
脚の美しさは、足の部分を60度に開いて立った時に、4つの空間が出来るのが良いとされていて、股の下、膝の上と下、足首の部分に4つの空間と、それ以外の部分は筋肉が付いていれば、くっつくんですよね。もちろん、X脚やO脚は論外です。大人は、少しでも美しい脚にしたいと思ったら、矯正して貰うしかないのですが、子供の頃に、お母さんが、子供の脚を、いつも真っ直ぐになるようにマッサージをして、胡坐などをさせず、運動をさせるのが良いようです。私の母は、おむつを替える時に、いつも、真っ直ぐになるように腿からふくらはぎにかけて、マッサージをしてくれていたそうですよ。小学校に入ったら、水泳をやらされたし、そんな訳で、私は、容姿には自身は無いけど、脚の形は美しいのではないかと思っています。こればかりは、母に感謝しています。(笑)

もう一つ気が付いたのは、身体が美しいこと。胸は大きいのが美しいかなって思っていたら、ダンサーは、大体、BカップからCカップなんですね。それくらいじゃないと、垂れて汚く見えるんです。まして、動いたときに胸も揺れるので、汚いんです。だから、本当に美しさを求めるなら、やっぱり、バランスを考えて、身体にあった、BとかCカップが美しいんだなぁと感心してしまいました。峰不二子ちゃんみたいのが良いかと思ってたけど、人間として見ると、違うんですね。この映画に出てくる女性の身体は、完璧です。
話を映画に戻しますが、この映画を観ると、美しいものがもっと観たくなると思います。目が、美しいものを追ってしまうようになるんじゃないかな。美術館に行きたくなりましたよ。そして、私は、身体を鍛えようと思いました。タルタルした身体になっちゃダメだぁ~!!って思っちゃった。うう~、とりあえず、ウォーキングをすることにしよう。
私は、この映画、超お勧めしたいです。美しいものが好きな方はもちろん、セレブになりたい人は、観に行ってみたらどうでしょうか。セレブとは、こういう靴を履いて、完璧な身体を持ってこそ、本物だと思いますよ。ぜひ、美を感じてきてくださいね。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
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