「プレーンズ」を観てきました。
ストーリーは、
農薬散布機のダスティは世界で一番速いレーサーになることを夢見ているが、レース用飛行機でない上に、高いところが大の苦手で低空飛行しかできなかった。しかし、最速のレーサーになりたい気持ちを抑えられないダスティは、仲間や伝説の元海軍飛行教官の協力により、念願の世界一周レースへの出場を果たす。最新鋭機に交じって奮闘するダスティの前に、世界最高峰のヒマラヤ山脈が姿を現わし……。
というお話です。
本当に子供向けのアニメーションでした。でも、こういうお話、見せてあげたいな。だって、農薬散布とか、なんか、あまり子供受けしないような仕事の飛行機が、努力して、世界一周レースに出る事が出来て、良い戦いが出来るお話だから、とっても夢があるでしょ。最初、どんな仕事から始めても、目標があれば、それに向かって努力して、達成することが出来るんだよってことを教えてくれて、ステキだなって思いました。

良く、ドラマとかで、母親が、お父さんみたいなサラリーマンにならないでとかって言う場面があるでしょ。あれって、マジで、絶対に言ってはいけないことだと思うんですよね。だって、子供の父親ですよ。その血を半分貰っているんだから、アンタもあんな風になっちゃうかもって事で、すごく父親と子供の価値を下げているんですよ。仕事とかで差別が生まれるのは、そういう母親の一言が原因だと思うんですよね。母親なら、どんなに夫が憎くても(笑)、子供に卑屈な思いを抱かせたり、人を差別したり、そういう考えを押し付けてはいけません。やっぱり、どんな仕事でも、やり通してプロになった人は素晴らしいということを教えて、一つが出来るなら、他の事だって、夢にだって、手が届くようになるということを教えてあげて欲しい。

この映画でも、ダスティは、自分の仕事を手抜きしたりしてませんよ。しっかり、仕事はして、終わってから、レースの練習をしているんです。人(飛行機だけどね。)として、決まり事は守るという基本を壊さないんです。そして、レースでも、ルールを守り、人を傷つけたりはしないで、正々堂々と勝とうとしていて、本当に男らしいんですよ。大人になったら、色々、汚い事もあるけど、子供には、正々堂々、キレイな世界を見せてあげたいよね。
ダスティは、一人の力でレースを戦うのではなく、整備をしてくれる仲間が居たり、飛び方を教えてくれる師匠のような飛行機が居たり、レースの途中でも、色々な飛行機や車が、助けの手を差し伸べてくれるんです。それは、ダスティの人柄だと思うんですけど、一人が勝てば良いと思っているんじゃなくて、一緒に戦っている飛行機も、一緒にゴールが出来ると良いと思っているので、助けてあげたりするんですよ。そんな彼の姿を見ていて、他の選手も、自分の愚かさに気づいて、助け始めるんです。これって、ちょっと、武士道だよね。相手も同じ条件で戦って、それで勝ちたいと思うのが、一番正しいんだって事でしょ。ステキです。
この映画は、そんな正当な、美しい世界を描いていて、とっても子供には良いと思いました。ちゃんと、悪者は罰を受けるし、正義は勝つって感じで、感動ものですよ。大人が観ると、ちょっとキレイ過ぎるでしょって思うけど、でも、子供には、こうで良いんです。正義が勝たないとダメですよ。この世の中は、頑張れば勝てるんだって教えておかないと、どんどん悪い方向に行ってしまうもんね。
私は、この映画、お勧めしたいと思います。大人が観ると、ちょっと物足りないかも知れませんが、子供には、解りやすくて、楽しめて、感動出来る作品だと思いますよ。ぜひ、家族で観に行ってくださいね。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
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