「ブリングリング」善悪の判断が付いていない人間が多い事にムカつきますっ! | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「ブリングリング」を観てきました。


ストーリーは、

前の学校を退学になり、新しい学校に転校したマークはレベッカと出会い、意気投合するように。ある日、旅行中で誰もいない家に侵入したふたりは盗みをはたらくことに成功。やがてレベッカはパーティに出かけたパリス・ヒルトンの家に侵入することを思いつく。

というお話です。


ブリング

この映画を観て、ちょっと驚きました。何年くらい前の話なのか知らないけど、セキュリティーが甘すぎるよねぇ。信じられません。今時、設計の段階から、一般の家でも、窓のセンサーなど、結構付けているので、簡単に家に入るなんて、すごく難しいと思うんです。まして、監視カメラも、死角が無い様に設置するので、顔が見えないなんて、有り得ないんですけど。笑っちゃいました。

ブリング

セレブがセキュリティーに手を抜いている事を知り、レベッカは、マークを連れ出して、盗みを働き始めます。以前から、レベッカは、一人でも、車上荒らしなどをしていたようで、もう、盗みはお手の物。パリス・ヒルトンの家などに、何度も盗みに入り、欲しいブランド品や、売れるような物を物色していました。その内、友達も誘うようになり、4~5人くらいで、連れだって盗みに入るようになります。

何が一番恐ろしかったかと言うと、彼らに全く、罪悪感が無いということです。また、差別と言われるかも知れませんが、中国系だと、人の物を盗むということが悪い事だと教えられてないのかしら。中国系って、人の物は自分の物、自分の物は自分の物って教えられるんじゃないの?だって、取られる方が悪いって思っているとしか思えないんですよね。このレベッカだけじゃなくて、中国自体もそうでしょ。いやぁ、信じられません。

ブリング

マークなどは、やっぱり、罪悪感を持っているんですよね。自分に劣等感があり、仲良くしてくれたレベッカを助けたいという気持ちから盗みを手伝うんですけど、でも、悪い事をしているという気持ちがいつもあって、早く帰ろうとか、それは盗んじゃんダメだとか言っているんです。やっぱり、男子の方が現実的なのかな。欲のみで周りが見えなくなる女子とは違うんですよね。

ブリング

後から誘われたニッキーは、有名になる事に憧れていて、セレブの家に入れるということで大興奮。ステキな服や靴などを盗んでくるのですが、彼女が歪んでいるのは親のせいだということが解ってきます。ニッキーの母親は、ちょっと宗教がかった教育をしていて、子供たちを自宅学習しているんです。そして、自分の友人の娘を養女に迎えて、一緒に生活しています。まるで、どこかの宗教のシェルターのようで、親の考え方も、子供が悪い事をしても、証拠が無いからと弁護士を付けて無罪にしようとするような、もう、親としては、最悪の人間なんです。こんな親に育てられていれば、性格もおかしくなるし、善悪の区別もつかなくなるよなって思いました。これは、親が最悪のケースだと思います。

ブリング

一番マトモだと思ったのは、マークですね。親もマトモそうだったし、起こした罪は自分で償わなければという考え方だったように思います。もちろん、親だから、守ってくれようとしていたとしても、罪は罪だから償いなさいということだったように思います。こういう親が普通ですよね。守ってくれるけど、悪い事は悪い事と言われなければ、子供は解らないですもんね。


とにかく、人の物を盗んで、何の罪悪感も無いなんて、とんでもないクソガキだと思いましたよ。私なら、全員、執行猶予無しの懲役刑を出しますけどね。だって、子供の時に、キッチリ、悪い事は悪い事で、罪を犯したら罰を受けると教えなければ、いつまでも、同じ事を続けるだろうと思うんです。やっぱり、若ければ若いほど、罪に対しての罰をキッチリ受けさせるべきだと思うんですけどね。

ブリング

私は、この映画、まあまあお勧めってくらいかしら。面白いことは面白いんだけど、子供たちの常識の無さに、ちょっとイライラします。そして、私は、セキュリティーの甘さにもイライラしました。自分でも、建築する時にセキュリティー計画の打合せなどをするので、あまりの酷さにムッとしてしまいました。仕事病が出てしまいましたね。(笑)エマ・ワトソンも出ているし、見どころは多いと思いますよ。ぜひ、観てみて下さい。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ




ブリングリング@ぴあ映画生活



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