「風俗行ったら人生変わった」を観てきました。
ストーリーは、
29歳の童貞男・遼太郎（満島真之介）は、自分を変えるため初めて風俗店へ行くが、緊張のあまり過呼吸になってしまう。そこで介抱してくれた風俗嬢かよ（佐々木希）に心を奪われた遼太郎は、彼女と親しくなるにつれ、なぜ風俗で働くのか疑問を抱く。やがて遼太郎はインターネットで知り合った仲間たちの応援を得て、風俗嬢として働くかよを何とかしようと立ち上がる。
というお話です。
”1000taku”という新しい試みで、いつ観ても１０００円で観れるという映画で、シェア割りなるものがあって、FacebookやTwitterでシェアした画面を持っていくと、５００円になるんです。もちろん、ネットでも有料配信していて、通信で観るのも良いかなぁと思いましたが、とりあえず、近所のシネコンでやっていたので、観に行ってみました。
私は、１０００円で観れるなら、十分面白いと思いましたよ。これと同じレベルで、１８００円で観せている作品が沢山あるので、これは、値段に合っていると思います。十分です。これで文句言ったら、怒られちゃいそうです。(笑) こういう試みは、とっても良いなぁと思いました。若い新人監督とか、予算をちょっと切り詰めて作ったものを、こういう試みで観せれば、沢山の人が見てくれて、話題になれば、次回作に繋がるじゃないですか。映画業界も、色々、協定とかがあるのだろうけど、やっぱり、レベルが違う映画を、同じ値段で並べたら、観る方も選ぶから、観て貰えないよね。それだったら安くして、１人より２人に観て貰った方が、次につながると思うんですよね。それって、営業戦略じゃないの？
遼太郎は、接触障害を患っていて、人と関わるのが大の苦手。まして、女の子なんて、話もした事が無いほどでした。でも、もう29歳になり、自分を変えなくちゃって思って、大決意をして、風俗店に電話をします。そして、デリヘル嬢のかよちゃんが部屋に訪ねてきます。
で、一目惚れしちゃうんですけど、まぁ、女の子に免疫が無ければ、来た人が誰でも、好きになっちゃうかも知れませんね。遼太郎も遼太郎なんだけど、カヨちゃんもカヨちゃんなのよ。とっても変わっている女の子って言うか、頭が悪いのかなぁ。もし、私の友達にこんな子が居たら、引っ叩いてでも、下らない男と手を切らせて、警察や税理士に動いてもらうけどなぁ。男は、訴えれば必ず犯罪者となるはずだし、サラ金も、既に元本は返済しているはずだから、帰ってくると思うんだけどね。
どちらも欠陥だらけの人物だけど、とっても純粋で、観ていて助けたくなるようなキャラクターなんですよ。全く、何やってんだろうね～、この子ったらって感じなの。だから、遼太郎を助けてくれる人たちが出てくるんだと思うんだけどね。でも、この助けてくれる人たちって、現実なのか、ウェブ上なのか、ちょっと解らないような感じがあるんです。実際に助けてくれているのは確かなんだけど、遼太郎の周りで喜んでいる姿とか、もしかしたら、ウェブ上での事かも知れません。
遼太郎は、かよちゃんと上手く付き合うことが出来るのか。近づくことが出来るのか。接触障害を克服することが出来るのか。ぜひ、劇場か、配信で観て欲しいな。満島くんの演技、とっても面白いです。本当に人が苦手っぽく見えるし、過呼吸になる時など、本当に苦しそうだし、上手いなぁって思いました。佐々木さんは、まぁ、あまり言いませんが、こんなもんでしょ。他にも、結構、カメオで沢山の俳優さんたちが出ています。あ、これ、この人だって思うような人が出てますよ。面白いです。
私は、この映画、結構、お勧め出来ると思いますよ。だって、シェア割りでは５００円なんですよ。これだけの映画が観れて、ワンコインなんて、そんなお得な事って、無いでしょ。始めての試みだし、みんなで観てあげて欲しいです。私も、他の作品を観たいんだけど、時間が合わなくて、困っています。でも、何とか観たいな。みなさんも、ぜひ、お時間があったら行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。