「ばしゃ馬さんとビッグマウス」あまりの大口に気分が悪く、ダメ女のズルさにも閉口でした。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
スミマセンが、ペタの受付を一時中断しています。ごめんなさい。

「ばしゃ馬さんとビッグマウス」を観てきました。


ストーリーは、

次々と脚本コンクールに応募するものの、一次審査すらも通らない34歳の馬淵みち代(麻生久美子)。そんな彼女と同じシナリオスクールに通う26歳の天童義美(安田章大)は、自分の作品をほとんど書いたことがない割には、常軌を逸した毒舌で他人のシナリオを酷評する。そんな彼らが出会ってしまい、何と天童がみち代にほれてしまう。嫌味な自信過剰男だと自分を嫌うみち代に認めてもらおうと、ついにシナリオを書くことを決意する天童。意外な彼の真摯(しんし)な姿に、みち代も心を開き始めるが……。
というお話です。


ゆきがめのシネマ。試写と劇場に行こっ!!-ばしゃ馬

ハッキリ言って、観ていて、イライラしっぱなしでした。だって、あんまり言いたくないけど、負け犬の話なんですもん。ある程度の年齢になっても、何も身になっていないと言うか、人の話を聞けよって感じで、私の一番嫌いなタイプの人間たちなんです。

もちろん、ビッグマウスの男:天童は嫌いなんだけど、主人公のみち代も、人の話を聞かないし、努力努力と言うけど、努力が違う方向に行っている典型なんですよね。私、努力って言う奴って嫌いなんですけど、その努力が身にならない人間がもっと嫌いです。確か、有名予備校の先生が言っていたけど、努力という人間ほど、向かう方向が違っているそうです。ベクトルと同じなのですが、大きさと量は同じでも、向きが違っていたら、全く目的地に付きませんよね。どんなに努力しても無駄なんです。そんな人間を描かれても、共感が出来ません。

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最初は、アホな奴らだなって、気にならずに観ていたのですが、いつまでたっても、自分の無能さに気が付かないので、イライラしてきてしまいました。同じ事を続けていても、決して進展が無いのだから、自分が社会に合わせて変わって行く必要があるのに、同じ事を続けるというのは、社会が自分の才能に追い付いてきて、気が付いてくれるとでも思っているんでしょうかね。才能が無い人間にありがちな思い込みです。

ゆきがめのシネマ。試写と劇場に行こっ!!-ばしゃ馬

みち代は、女から見て、とってもイヤな女で、同性の友達がほとんど無く、何か落ち込むと、男に媚びて慰めてもらうんです。それも、元彼にですよ。彼の方は、もう吹っ切れていて、あまり付き合いたくないんですけど、優しいから流されちゃうんですよね。これ、元彼に新しい彼女が居たら、すごく可哀想だなぁって思いました。男だから、女に家に来られたりして、酔っ払って、慰めて~ってしな垂れられたら、どうしてもそういう気持ちになっちゃうでしょ。据え膳食わぬは男の恥と言うくらいだからねぇ。そうやって誘う、みち代の姿は、とても気分が悪かったです。

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脚本家を目指しているんだけど、脚本家になるのは大変なんでしょ。だって、私みたいのに映画を観られて、こんなに文句を言われてしまうんですもん。いやぁ、大変な仕事だと思うし、難しいのでしょうね。だから、簡単になれる訳ないとは思うけど、でも、なりたい方、多いんでしょうね。講座とかもあるらしいから、色々な人が目指して、挫折して行くのでしょう。ま、何の世界でも、勝つ者と負ける者が居るのだから、仕方がない事なんですけどね。

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スミマセン。私は、この映画、お勧め出来ません。イライラしてしまい、面白いと感じることが出来なかったんです。折角の映画なんだから、もう少し、気持ち良く観たいよなぁ。確かに、こういうビッグマウスや、身の程を知らない女って多いけど、それを態々言わなくても、ある程度の年齢になって、誰にも相手にされなくなれば解りますよ。でも、、出演者に興味のある方には良いかも知れません。
ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ





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