ラテンビート映画祭「マジック・マジック」を観ました。
ストーリーは、
カリフォルニアから初めてチリを訪れたアメリカ人のアリシアは、従姉妹のサラ、彼女の恋人アグスティン、そしてエキセントリックな友人ブリンクらと共に、離島の別荘で、楽しくバカンスを過ごすことにする。
だが、サラが都会に戻った後、孤独感を募らせたアリシアは、睡眠障害に陥ってしまう。悪ノリしたブリンクらは、アリシアに催眠術をかけ、彼女を精神的に追い込んでいく。
巧みな映像テクニックで、観客を恐怖体験へ巻き込んでいくスピリチュアル・スリラー。
というお話です。
この映画、結構、有名な俳優さんが出ているんだけど、私、何をしたいんだか、全く意味が解りませんでした。すごく怖いのかと思ったら怖さは無いし、精神的に狂喜を孕んで行くんだろうなって思ったら、なんか、呪いみたいのになっちゃったり、もう、訳が解りませんでした。何が言いたかったのかな?という作品でしたね。
アリシアという、ちょっと弱そうな女の子が、従妹サラのところに遊びに来るんです。サラは、アリシアを連れて、自分の彼氏と彼氏の姉と、友達と一緒に、別荘にアリシアを招きます。そこは離島で、単独種族が住んでいて、独特な地域なんです。そこで、バカンスを楽しむはずだったのですが、何故か、アリシアは、あまり気が乗らない様子。彼女は、結構、引きこもり気味で、下ネタとかもあまり慣れておらず、男性との事も奥手の様子。なんか、面倒臭いなぁって感じの女で、サラの彼氏や友達は、ちょっと迷惑そうなんです。まぁ、こういう女子って、面倒ですよね。あまり一緒に旅行とかに行きたくないタイプだよなぁ。
そんなアリシアは、別荘の寝室で変な絵を見つけ、何故か、それを枕の下に隠します。この行動も、訳が解らないのですが、それを期に、アリシアの様子がおかしくなっていきます。なんか、ここら辺が、訳解らないんですよね。なんでイキナリ、妄想の世界に入り込んで、大騒ぎしちゃうのか、マジで、観ていて、はぁ?って感じでした。
訳の解らないまま、話は進んでいき、いつかはアリシアがおかしくなって行く理由が出てくるだろうと期待していたのですが、なんか、何もハッキリしないままなんです。この地域の悪魔みたいのが居るのかな?とか、あの絵に描いてあったのが悪魔の化身だったのかなと思ったんだけど、それも全く無く、ただ、おかしくなっているからって、お祓いをしてもらいに行くんです。イヤイヤ、悪魔が付いているとは、誰も言っていないんだけどって言っても、とりあえずみたいな雰囲気で、悪魔祓いらしきものをされたりして、もう、ハァ?の連続でした。
最後の最後まで、ハァ?の連続で、そのまま、エンディング突入・・・。私、どうしていいんだろうって思ってしまいました。これ、なんて言って良いのかしら。私は、はっきり言って、納得出来ていないんですけど、本国では、人気だったのかしら。日本の映画祭にまで持ってくる映画だから、それなりに、話題だったんだろうなぁ。確かに、俳優は、知っている人が多かったけど、この内容で、観た人が納得したとは考えにくいんです。
こんなに納得出来ていないの、私だけなのかなぁ。もし、日本公開したら、総スカンを食うと思うのだが、どうなんだろうか。でも、試しにやってみて、みんなが面白半分で観るってこともあるから、良いのかも知れませんね。(笑)
とりあえず、私は、この映画、訳が解らなかったので、お勧め出来ませんが、もし、独特な観方があって、それをレクチャーしてくださる方がいらっしゃるなら、楽しめるのかも知れません。もし、ご覧になる機会があったら、ぜひ、楽しんできてくださいね。
http://www.hispanicbeatfilmfestival.com/lbff2013/movies/magicmagic.php