【TIFFワールド】「ボーグマン」ボーグマンとは何者なのか?その行動から目を離せない。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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TIFFワールドフォーカス「ボーグマン」を観ました。TIFF13作目です。


ストーリーは、

裕福な家庭のドアを叩く謎の男。言葉巧みに家に住みつくと、やがて仲間も呼び寄せ、住人のマインドをコントロールしながら徐々に家を支配していく。彼らははたして犯罪者なのか、悪魔なのか、それとも宇宙人なのか?
というお話です。


ゆきがめのシネマ。試写と劇場に行こっ!!-ボーグマン

とっても不思議な映画でしたけど、すっごく面白かったです。私は、不安をどんどん煽ってくるサスペンスって、とても好きなんですよね。最初、穴の中に住んでいる男を、神父や村人が排除しにやってくるんです。何故、排除する必要があるのか。なんで穴の中に住んでいるのか。まったく解らないんです。ただ、排除されそうになるので、彼らが逃げるというところから始まります。

ゆきがめのシネマ。試写と劇場に行こっ!!-ボーグマン

観ているこちらも、全く意味が解らないけど、そんな緊迫した場面から始まり、彼ら=ボーグマンたちが、街に移動していきます。まず、ホームレス状態のまま、お金持ちの家に行き、お風呂を貸して欲しいと頼みます。もちろん、了承される訳も無く、追い出されるのですが、ある家の夫婦の心理を突いて、妻に巧みに取り入ります。何となく、現状に満足していなかった妻は、ボーグマンをかくまい、家の離れに住まわせます。

どんどん、妻に取り入り、妻の信用を勝ち取り、家の中に入り込むボーグマン。無駄な人間を排除し、自分の仲間も家に招き入れ、自分たちの居場所を広げて行きます。巧みに家に入り込むやり方が、すごいんですよ。なんか、簡単に邪魔な人を殺して、ワカメのようにしてしまうのよ。この”ワカメ”っていうのが笑っちゃうでしょ。でもね、これ、誰が見ても、ワカメか昆布に見えると思うんですよねぇ。この感覚は、日本人だけかしら。恐ろしいんだけど、なんか、笑っちゃうんです。この映像、皆さんに見せたいなぁ。

ゆきがめのシネマ。試写と劇場に行こっ!!-ボーグマン

どれだけ殺すんじゃって言うほど殺して、その家に入り込むんだけど、考えてみると、リスクの方が大きかったような気がするのは私だけ?お金も、すごいかかっていると思うんだけど、不思議でした。どうやって仕組んでいたのかしら。もしかしたら、出てきたボーグマン以外にも、もっと居たのかもしれない。

ゆきがめのシネマ。試写と劇場に行こっ!!-ボーグマン

これ、サスペンスなんで、あんまり感想を書いてしまうと、観た時に驚きが無くなっちゃうので、あまり書けないんですけど、でも、面白いということは伝えたいっ!どうしたら良いのぉ~!とにかく、不思議な話で、彼らがどこから来て、どこへ帰って行くのか、何がしたいのか、何を目的としているのか、本当に人間なのか?ということを、ぜひ、観て考えて欲しいです。

ゆきがめのシネマ。試写と劇場に行こっ!!-ボーグマン

私は、この映画、とっても好きなタイプの映画なのですが、日本公開してくれるかな。出演者は、全く有名ではないし、オランダの映画だし、日本の配給が付くか心配ですが、でも、面白い映画は面白いと伝えたいです。ボーグマンを演じているヤン・バイヴートさんは、プリズン・ブレイクのティーバックことロバート・ネッパーさんにそっくりです。公開されたら、ぜひ、観てみてくださいね。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ


ゆきがめのシネマ。試写と劇場に行こっ!!-ボーグマン



東京国際映画祭 ワールドフォーカス 「ボーグマン」

http://tiff.yahoo.co.jp/2013/jp/lineup/works.php?id=W0005