【TIFFワールド】「エリ」メキシコは、今もこんな事が起こっているのだろうか。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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TIFFワールドフォーカス部門「エリ」を観ました。


ストーリーは、

メキシコの荒廃した地域で、17歳の青年エリは妻子と父、そして妹と淡々とした暮らしを送っていた。平凡な日々であったが、軍人生活に嫌気がさした妹の恋人が、押収品であるコカインを盗んだことで事態は急変する。
というお話です。


ゆきがめのシネマ。試写と劇場に行こっ!!-エリ

普通の家族に、どうしてこんな事が起こってしまうのか、信じられませんでした。それも、軍関係者の犯罪となると、口出しが出来ないんでしょうね。なんか、観た後に、何とも言えない、腹が立つけどどうしようもなくて、もう、どうしてよぉ~って叫びたくなってしまいました。


ゆきがめのシネマ。試写と劇場に行こっ!!-エリ

確かに、悪い事をしたら報いを受けるのは当たり前だって思うけど、巻き込まれた人までもが酷い仕打ちを受けるのはおかしいでしょ。そして、それを軍がやっているっていうのが、超ムカつくよね。だって、公務員でしょ。国民を守るのが仕事じゃないの?もう、腹が立って、腹が立って。だって、軍相手じゃ、警察だって、手を出せないでしょ。これ、どこまで行っても、解決なんて無いんですよ。


ゆきがめのシネマ。試写と劇場に行こっ!!-エリ

こんな事が頻繁に起こっているのかしら。映画で描かれるという事は、マジでこういう事があるって事ですよね。誰も信用出来ないって言うか、自分以外は信用出来ないってことなのかなって思いました。恐ろしいです。あまりにも残酷で、あまりにも理不尽で、納得なんて出来ない出来事でした。


まったく救いが無く、あまりにも酷い話なので、何とも、感想の書きようがありません。どうしたら良いんでしょう。とても残酷な話です。そして、救いもありません。映像が良いのかも知れませんが、私には、その良さが解りませんでした。

ゆきがめのシネマ。試写と劇場に行こっ!!-エリ

これ、公開にならないと思うから書いてしまうと、まず、何の罪も無いエリの父親が惨殺され、エリも、コカインを廃棄したということで拷問を受け解放され、エリの妹の恋人はすごい拷問の後、首を吊られ、エリの妹は連れ去られ妊娠させられて解放されるんです。その拷問っていうのが、もう、言葉で言い表せないほど酷いんですよ。これ、映画祭で、良く上映出来たなぁ。教育上、良くないです。

ゆきがめのシネマ。試写と劇場に行こっ!!-エリ

ま、そんな内容なので、ちょっと、私は、お勧め出来ないなぁ。現在のメキシコの現実を描いているとは思うんですけど、私には、辛かったな。希望も見えなかったし・・・。
とりあえず、もし、観る機会があったら、観てみて下さいね。カメ



東京国際映画祭 ワールドフォーカス 「エリ」

http://tiff.yahoo.co.jp/2013/jp/lineup/works.php?id=W0006