先日、宝塚月組公演の「ルパン」を観てきました。実は、ぴあさんの観劇モニターに応募したら、当選しまして、行ってきたんです。まさか、こんなすごいチケットが当たると思わずに応募したのに、ビックリ!大喜びで、母と一緒に行ってきました。
ストーリーは、
1921年、パリのイタリア大使館の舞踏会に出席していたレルヌ大公の令嬢は、屋敷からの連絡で急遽呼び戻される。レルヌ大公が謎の死を遂げたのである。悲しみにくれる令嬢は、自身の思いがけない出生の秘密を知り、国際的陰謀の渦に巻き込まれることになる。彼女の4人の親友の一人こそ、アルセーヌ・ルパンその人だった。永遠のヒーローは、如何にしてこの窮地を救うか……。姿なき強敵との死闘が幕を開ける。
というお話です。

このルパンのお話は、モーリス・ルブラン没後70周年となる2012年に発見された「ルパン、最後の恋」という小説だそうです。それを初の舞台化との事。龍さんのトップ就任後、初のオリジナル作品。
私、実は、怪盗ルパンの小説のファンで、宝塚で上演されると聞き、行ってみようかなぁなんて考えていたんです。で、ちょっと、ぴあのプレゼントに応募してみたら、なんと、当たって、大喜び!魅力的なルパンが大暴れしてくれるのかと、とても楽しみにして行ってきました。

黒いマントを翻し、死んだと思われたルパンが帰ってくる。愛する女性を助けるために。何度も身を引くことを決意したのだが、好きな人が近くに居るというのは、辛いものです。どんなに天才的な怪盗でも、それは他の男性と同じ。お互いに愛を感じているのに、口に出す事が出来ないって、もー、じれったくて、苦しくて、観ていてドキドキの展開でした。やっぱり、ラブストーリーがあると良いなぁ。

そして、もちろん、ルパンなので、多くの謎があり、誰が仕組んでいて、何のためにやっているのかという事がカギとなってきます。これ、原作も同じトリックなのかしら。最初は、普通の強盗事件かと思いきや、本当の目的はお金では無いようで、まして、カーラでも無いらしいとなると、一体、何が目的なのか。謎は深まるばかり。入り組んだ謎を、一つ一つ、ルパンが解いていく過程が、とても面白いです。
やっぱり、宝塚の舞台は美しいですね。特に、ヨーロッパが舞台の古典などだと、ドレスがキレイだし、舞台もとってもステキです。今回は、アールヌーヴォー風の装飾で、ルパンに合っていました。ぜひ、原作が読んでみたくなりました。というか、このお話が見つかった事を知らなかったので、舞台も良かったけど、ルパンの新作がまた読めるという嬉しさもありました。
ルパンが終わって、休憩を挟んで、宝塚恒例のレビューです。今回は、「Fantastic Energy!」というとてもカラフルな色彩を使った舞台で、音楽は、結構、知っている洋楽をアレンジしたものが多かったです。とっても楽しくて、美しくて、完璧に合わせている姿は、すごいなぁと思いました。
それにしても、宝塚の方々は、もちろんすごい練習を繰り返していらっしゃるから美しいというのは解りますが、身体のバランスが素晴らしいですね。だって、背の高さなどはヒールでごまかせるとしても、手の長さはごまかせないでしょ。どの方を観ても、手が長いんです。もちろん、優雅に動かすことで長く見せることはある程度は出来ると思いますが、限度があるでしょ。やっぱり、手が長くないと、優雅に見えないもんね。
全員が女性なのに、リフトするという場面もあって、鍛えてるんだろうなぁと感激しました。男性役の衣装は、長そでばかりなのは、筋肉を隠す為なのかなと思ったりしました。だって、筋肉モリモリしていたら、宝塚の雰囲気がぶち壊しですもんね。イメージが崩れてしまう。どこまでも計算された、素晴らしいものなのだと、感動でした。
また、機会があったら、観に行きたいなぁ。出来れば、前の方で観たいんだけど、チケット取るのって、大変なんだろうなぁ。昔から、一度、「ベルサイユのばら」を観たいと思っていて、それは、今も、まだ、実現出来ていないんです。いつの日か、観れる日を楽しみに待ってよっと。
皆さんも、機会があったら、ぜひ、宝塚歌劇団を観に行ってみてはいかがでしょうか。これ、ハマると思いますよ。
東京宝塚劇場 月組公演 「ルパン」 http://kageki.hankyu.co.jp/revue/correlation/j334.html
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