「エンド・オブ・ウォッチ」ドキュメンタリータッチで人間である警官を描いていく。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「エンド・オブ・ウォッチ」を観てきました。


ストーリーは、

ロサンゼルスの重犯罪多発地区サウス・セントラルを担当する白人巡査テイラー(ジェイク・ギレンホール)とメキシコ系巡査ザヴァラ(マイケル・ペーニャ)は、固い絆で結ばれた警官コンビ。パトロール中に通報を受けて向かった家で、図らずもメキシコ麻薬カルテルの秘密に触れてしまう。組織の怒りを買った二人は命を狙われてしまい……。

というお話です。

ゆきがめのシネマ。試写と劇場に行こっ!!-エンドオブウォッチ

この映画、すごいドキドキしました。ジェイク演じるテイラーが、自分のハンディカメラや小型のカメラを使って、ドキュメンタリーとして自分の仕事を撮影しているよってところから始まります。ロスで一番犯罪の多い地区に勤務しているテイラーとザヴァラ。いつも二人でパトロールに周り、公私ともに仲が良くて、息の合ったコンビなんですね。


この二人の仕事する姿と普段の生活が、ドキュメンタリータッチで描かれていて、警察官だって普通の人間で、犯罪の現場に行けば恐ろしいと思うし、家族が大切だと思うし、命は大切だし、撃たれれば痛いよね。そういう事って、普段、私もそうだけど、警察官なんだからとか、自衛隊なんだからとか、危険な所に行く人は、それが仕事なんでしょって冷たく言ってしまうんですけど、でも、同じ人間なんですよね。彼らにも家族が居るし、同じように恐怖を感じるし、本当は、進んで危険な場所なんて行きたい訳無いんです。でも、彼らはその仕事を選んで、恐怖などを押し殺して、人より先に、危険な場所に行ってくれる。これは、やっぱり尊敬すべきことなんじゃないかと思いました。

ゆきがめのシネマ。試写と劇場に行こっ!!-エンドオブウォッチ

映画の中でも、彼らに感謝しているような人は、あまり出てこないけど、彼らがいてくれるからこそ、街の治安が守られるし、何か起こった時に、助けてもらえるのよね。簡単に助けてくれてるんじゃなくて、彼らも命を危険に晒して助けてくれているんです。そんな滅私奉公みたいなこと、普通ならやってられないのに、彼らはやってくれるんです。やっぱり、有難いと思わないといけないですよね。

そんな彼らの生活を追って行き、その捜査の過程で恨みを買ってしまったギャングに狙われる事になってしまいます。テイラーもザヴァラも、住民の安全を思って捜査しているだけなんです。それなのに、麻薬カルテルや犯罪組織のたまり場になってしまう貧困地域であるがゆえに、その犯罪の恩恵に預かっている人間も多く、結局、犯罪を取り締まる警察が恨みを買ってしまう。悲しい連鎖だと思いました。

ゆきがめのシネマ。試写と劇場に行こっ!!-エンドオブウォッチ

この地域も、メキシコからの移民と黒人社会がぶつかっていて、そのどちらもが犯罪を行っている。アメリカは陸続きだから、移民がどんどん入ってきてしまうという事と、黒人社会を差別していた歴史があるので、どうしても、この移民と黒人による犯罪が増えてしまうんでしょうね。彼らを取り締まろうとしても、難しいのでしょう。せめて、移民だけでも止められると良いのにね。

日本だって、中国や韓国、フィリピンなど、多くの移民が入ってきていますよね。どう考えても、彼らの犯罪の方が断然多いんです。彼らは、他人の国で犯罪を行って、捕まる前に逃げれば問題ないと考えているから、平気で強盗でも人殺しでもやってしまう。それは恐ろしいことだと思います。政府が簡単に労働力を海外から入れれば良いと考えたが為に、日本人の雇用も減り、犯罪も増えてしまった。アメリカと同じです。

ゆきがめのシネマ。試写と劇場に行こっ!!-エンドオブウォッチ

いつの時代も、どの国も、必死で治安を良くするために、色々な手を尽くしていますが、これだけグローバル化されてしまった今、簡単に良くするのは難しいのだろうと思います。そんな中で、警察官という仕事を選んで、職務を全うしてくれている彼らには、本当に頭が下がるなぁと思いました。だから、本当は、もっと良い待遇にしてあげても良いんじゃないかなぁ。だって、普通のサラリーマンと同じような生活ですよ。給料が特別に高い訳でもなく、事務職などではないので、リスクも大きい。正義感というありふれた言葉で解決出来るほど、簡単な仕事ではないんです。せめて、守ってもらっている住民たちだけでも、感謝して行かなくてはいけないのではないでしょうか。そんな事を、真剣に考えてしまった私です。

ゆきがめのシネマ。試写と劇場に行こっ!!-エンドオブウォッチ

私は、この映画、お勧めしたいかなと思いました。レビューでは、あまり良い評価を受けていないようですが、私は、面白い映画だと思いました。派手な映画ではありませんが、なんとなく、お巡りさんって、マジで大変なんだなぁって思えて、移民の問題も考えさせられて、観た後に、頭の中をグルグルしてしまいました。

もし、気になったら、ぜひ、観てみてくださいね。楽しんできてください。カメ




エンド・オブ・ウォッチ@ぴあ映画生活