「ワールド・ウォーZ」を観てきました。
ストーリーは、
元国連捜査官のジェリー(ブラッド・ピット)と家族の乗った車が、渋滞にはまっていた。すると、前方で爆発音が聞こえ、トレーラーが無数の車をはじき飛ばしてクラッシュし、パニック状態の群衆が通りになだれ込んでくる。そのただならぬ状態から家族を守ろうと、妻子を連れて逃げるジェリー。やがて、彼は人間を凶暴化させる未知のウイルスが猛スピードかつ世界的規模で感染拡大しているのを知る。そんな中、元国連職員の技能と知識を買われたジェリーは、各国を回ってウイルスの感染原因を突き止めるよう依頼される。
というお話です。
ゾンビ映画なんだけど、これだけお金をかけて、凝っていれば、まぁ、良いのではないでしょうか。一応、話の筋は通っていたし、展開も面白かったです。ちょっと、違和感があったのは、家族にかまい過ぎる父親と、家族の為に仕事に出ている夫の仕事中に、平気で電話をする妻の常識の無さにイラっとしました。こういう事態で仕事に行っているのに、夫からの電話が途中で切れたからって、すぐに電話をかけちゃダメでしょ。何かあったから途中で切れたのだし、夫からかかってくるのを待たなくちゃねぇ。非常事態に、マナーモードとか電源を切るとかをしなかった夫にも問題ありだけどね。(笑)
まず、なんでゾンビになったかなんですが、これ、いつもの通り、解りません。ウィルス性なのだと思うけど、いやに頭の良いウィルスらしいのよねぇ。ウィルスに、考える脳があるとは思えないけど、考えるらしくて、ある特性があるんです。それは、映画を観てね。ネタバレになっちゃうから。で、このゾンビウィルスがどこから発生したもので、原因は何で、対処の方法があるのかを見つける仕事を、ジェリー(ブラピ)が請負、軍の助けを借りて、世界を飛び回ります。
まず、韓国の米軍基地から、最初のゾンビという通信が入っているので、韓国に飛びます。韓国は、まだ汚い地域が多くて、そんな地域から感染者が出て、それを診察しようとした医師に伝染し、基地にまで及んだようです。まだ、韓国も貧困地域が多いもんね。そこで出会った囚人から、イスラエルの博士に会うとヒントがあると言うことを聞きます。
イスラエルはすごいっ!あの”進撃の巨人”に出てくる壁のようなものを作って、ゾンビから隔離しているんです。博士に壁を作ったのはどうして?と聞くと、インドでゾンビが出たという噂を聞いたからと話します。CMで流れている壁を登るゾンビ軍団は、その壁を登っているんですね。間抜けだな~って思ったのは、音を立てるとゾンビが興奮するよって言っているのに、大きな声で歌を歌っちゃったりするんですよ。だからー、折角、壁を作ったのに、興奮させたら意味無くなるじゃん!!もー、ダメダメだよ。
そんな、どこかマヌケなイスラエル以外は、どの国も感染が広がって、ほとんどが全滅状態。もう人類滅亡かっていう危機の中、ジェリーは、あるヒントを見つけます。これが、また、ええ~っていうようなヒントなんだけど、まぁ、何かしないと、映画終わらないからね。(笑)
またも、ゾンビに噛まれると感染するんだけど、これ、もう少し、感染方法って無いのかな。噛むっていうの、飽きてきたよ。空気感染する細菌なら、もっとドキドキすると思うんだけどなぁ。みんな宇宙服みたいのを着て、うつらない様にするの。空気感染するんだけど、たとえば、ヘリウムガスを吸うと、普通の人間に戻れるとかっていうリカバリー出来るゾンビって面白そう。。ゾンビの時に殺すなら殺人にならなくて、普通の人に戻った時は殺人になる。だから、一度、ゾンビになって、嫌いな人を殺して、また人間に戻るとかいうのって、面白いじゃん。でも、ゾンビになった時に意志が無くなるのが問題なのよね。協力者が必要です。(笑)ゾンビは、本当に、色々考えられるから面白いよね。
そうそう、このゾンビ、身体能力がずば抜けてすごくなっています。痛みを感じなくなるからかしら。すごいスピードで走ったり、登ったり、あの”クリムゾン・リバー”で出てきた痛さを感じない薬でも打っているようでした。こいつらを世界陸上に出したら、すごい記録が出そうです。(笑)音に反応するのよ。だから、静かに動いていれば気が付かないって、どんな聴覚しているんじゃ。ゾンビの目とか耳とかの感覚がどのくらいなのかも、研究してもらいたいよね。ゾンビの研究、ちゃんとして欲しいよ。
ああー、面白かったから、色々書いてしまいました。私、根本的にゾンビ映画って、好きなのよね。だから、どうしても入れ込んでしまう。(笑)
私は、この映画、お勧めして良いと思います。こんなことも、もしかしたら起こるかも知れない。ゾンビにはならなくても、鳥インフルエンザとかが猛威を振るったら、同じようなことが起こるかも知れません。人類が滅亡する前に、対処をしないとね。家族の愛も描かれているし、サスペンス色もあり、アクションも楽しめるので、誰でも楽しめるんじゃないかな。
ぜひ、楽しんできてくださいね。