やっと「謎解きはディナーのあとで」を観てきました。
ストーリーは、
財閥の令嬢で新人刑事の宝生麗子(北川景子)と執事の影山(櫻井翔)は、久しぶりの休暇を楽しむためシンガポール行きの豪華客船に乗り込む。しかし、出航後ほどなくして船内で殺人事件が発生。乗員乗客3,000人を乗せた船が目的地に到着するまでの5日間に犯人を捕らえ、事件を解明しようとする麗子と影山だったが、次々と事件が発生してしまい……。
というお話です。
プリンセスレイコ号に、18年ぶりに乗船した麗子お嬢様。プリンセスレイコ号は、今回の航海で引退が決まっていて、最後の航海となるんです。麗子が船に乗船する時には、いつも、「セイレーンの涙」という宝石をお守りとして一緒に持っていく事が宝生家のしきたりとなっていて、今回も、麗子と一緒に船の上へ。
そして、船の中で殺人事件が起こり、その殺人事件は、以前この船に盗みに入って、怪我を負ったファントム・ソロスという世界的怪盗が、再度、何かを盗むために乗船しているのではないかという話が浮かび上がり、その怪盗に関係があるのではないかという話が出てきます。殺人事件、ファントム・ソロスの謎、その後も、どんどん事件が続いて、新しいゲストが出てきて、もう、どうなっちゃうのっていうような展開になって行きます。
でも、私は、最初の”麗子様が船に乗ります。”という情報を聞いている人物の後ろ姿と、殺された男の過去の説明だけで、事件の犯人と、ファントム・ソロスの正体が判ってしまいました。これ、大人なら解っちゃうよね。やっぱり、TVからの続きだから、子供でも解る謎にしてあったのではないかと思いました。18年という時間と、影山の”ファントム・ソロスも若い頃に失敗をしているんですね。”みたいなセリフで、18年前は若者で、現在も怪盗が出来るほどの体力がある年代というと、おのずとソロスの正体は解りますよね。そして、犯人とソロスが根本的に違う性質を持っている事も、説明を聞いていれば判ってしまうんです。

だから、推理の内容は、私としては、ちょっと物足りないかなって思いましたが、推理を追って行くのよりも、そのキャラクターの個性と、楽しい絡みが良いんですよね。お嬢様と執事のやり取りが、サイコーなんですよ。そして、風祭警部のアホさかげんも、笑えるんですよね。だから、推理の内容がちょっと子供向けでも、全然、許せちゃうんですよ。
今回も、麗子お嬢様と影山の掛け合いは、超笑えましたよ。映画公開前に、深夜にちょこっとだけ、「船上探偵影山」のショートドラマをTVでやっていたのですが、観ていましたか?私、観ていて、その時に不思議に思った事が、映画を観て、解決しました。映画でも、チャックくんは、結構、重要な役に立っているんですよね。おおっと思っちゃった。もし、観ていない方がいらしたら、YouTubeで探してみてくださいね。
そうそう、要潤さんが出ているのですが、なんと、全裸なんですよぉ。まぁ、かがんでいるので、前は全く見えないんですけど、横からと後ろ姿が全裸で、ドキドキしちゃいました。先日、マジック・マイクで楽しんでいたので、またも裸の男性が見れて、ちょっと嬉しいわ。
この映画も、それほど奥が深くないので、ちょっと書くとネタバレになってしまい、感想を詳しく書くのは難しいのですが、まぁ、内容は軽い話なんで、何も考えずに観に行くのが良いと思いますよ。何も考えずに楽しめるし、後から悩むことも一切無いので、スッキリしちゃいます。デートには、最適かもね。
私は、お勧めして良いかなと思います。出来れば、TVドラマを観ていた方の方が、この世界を良く解るので、楽しめると思いますよ。何も知らないと、どうして慌てているのかとかが、ちょっと解らなかったりするかも知れませんけど。でも、麗子お嬢様と影山を観るだけでも楽しめるので、親子でも恋人でも、友達でも、一人でも、観に行って損は無いと思いますよ。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
・映画 謎解きはディナーのあとで@ぴあ映画生活