やっと「マジック・マイク」を観ることが出来ました。本当は、公開日に行きたかったんだけど、予定が埋まっていて、本当は、今日も「タイピスト!」の試写会があったんですけど、フランス映画祭でも観たし、とにかく、ガマンが出来なくて、全てを捨てて、「マジック・マイク」に行ってしまいました。「タイピスト!」は、再度、シネコンで観ます~!
ストーリーは、
実業家を名乗って複数の仕事を抱えるマイク(チャニング・テイタム)は、夜になると男性ストリップクラブ「エクスクイジット」のスターダンサーとして活躍。ひょんなことから知り合った、19歳のアダム(アレックス・ペティファー)に女性を惹(ひ)きつける天賦の才を見いだしたマイクは、彼をクラブへと連れていく。異様な世界に驚きながらも、ステージに上がった彼は女性客たちの圧倒的支持を得てダンサーの一員に。弟分のようなアダムの面倒を見てやるマイクだったが、彼が金の絡んだトラブルに巻き込まれたのを知る。
というお話です。
もう、マジ、嬉しかった。懐かしかった!あの、男性ストリッパーのパンツにお金を挟む女性の姿。懐かしいわぁ。一昔前は、横浜にも、もちろん六本木にも、大きな男性ストリップバーがあったんだけど、今はどうなっているんだろう。横浜は、あっと言う間に無くなったし、六本木も、それらしきお店は見ないよなぁ。昔は、大通り沿いにすごく大きな扉のあるお店を構えて、前にイケメンが立っていたんだけど、今は、ひっそりやっているのかしら。また、行ってみたいなぁ~。(笑)
オリジナル家具屋をやりたいと思っているマイクは、資金を貯める為に、色々な仕事を掛け持ちしています。その仕事の一つがストリッパー。ストリッパーの仕事は、チップも多いし、既に6年ほど続けているので、実入りも良くなりつつあります。そんなマイクが出会ったのが、まだフラフラしている青年アダム。まるで昔の自分のようで、仕事が無いという彼を自分の働いているストリップバーへ。

という訳で、ストリップバー中心のお話になって行くのですが、マイクは、夢を叶える為の仕事のはずだったストリッパーに、段々、どっぷり浸かっている自分に気が付いていきます。結構、こういう事って、ありますよね。別に、続けるつもりが無かった仕事なのに、慣れてきたし、楽だから、そこに浸かってしまって、自分のやりたい仕事を忘れてしまう。または、自分がやりたい仕事を見つけられずに、そのまま終わってしまう。それで良いのかと思うけど、腰を上げられなくなってしまう人、たくさんいるんじゃないですか?
マイクは、楽に稼げるストリッパーに浸かっている事を、アダムとその姉を通して気が付き始め、自分の未来を真剣に考え始めます。これ、チャニング・テイタムの自叙伝的なお話なので、実際にそうだったんでしょうね。で、奮起して、役者の道に進むことになったのだと思います。この奮起するのが、すごく大変なのに、良く頑張りましたよねぇ。大したものです。それで、自分で映画を企画しちゃうんだから、すごいっ!
それに反して、若いアダムは、どんどん悪い道にハマって行きます。確かに、若い頃って、未来なんて、それほど興味も無いし、今の楽しみが一番と思っているから、仕方ないですよね。マイクも、最初は同じだったのでしょう。誰もが、若い頃の自分を思い出すと思います。そして、ちょっと大金をつかまされると、つい、その気になってしまい、気が大きくなってしまう。アホですよねぇ。若い頃には、貧困を経験する方が、未来には大金を掴むことになるのにねぇ。(笑)
お話としては、結構、まとまっていて、誰もが経験するような若い頃の夢と挫折と復活を描いています。とても良いと思いました。でも、この映画の見どころは、やっぱり、ストリップよねぇ。

チャニングの身体、超ステキですよぉ。タダのマッチョではなくて、男らしい肉体なんです。そして、そのダンスも、超厭らしいっ!!もー、女性なら、”キャ~!”って騒いでしまうと思いますよ。ああー、生で観たかった。もちろん、他のダンサーもイケメン揃いです。特に、アダムを演じているアレックス、色っぽいです。チャニングは、健康的なエロだけど、アレックスは、臭ってきそうなエロなんです。ステキでしょ~。そしてそして、大御所のマシュー・マコノヒー!オジサマ、超ステキ~!若者なんて、目じゃないわぁ~!いやぁ、この身体で43歳って、ステキだわぁ。マシュー兄さん、愛してるっ!
あ、つい、興奮してしまいました。(笑)とにかく、この映画、青春時代に誰もが悩む問題を、上手くお話にまとめていると思いました。そして、その仕事の一つがストリッパーという衝撃的なところが、とても面白いですよね。私は、この映画、若い人にも年配の方にも、観ていただきたいと思います。お勧め作品と言って良いと思いました。若い方は、中途半端で諦めないで、やりたい事を見つけようという未来の指標になるし、年配の方には、若い頃は、あんな事もあったなぁという懐かしさを感じられると思います。
私は、とっても楽しめて、懐かしく思えました。諦めないで、奮起して良かった。悔いを残さないように。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
P.S : ホストクラブとかでお酒飲んでいるより、男性ストリップバーで健康的に、パンツにお金を挟む方が、よっぽど楽しいと思うんだけど、なんで、男性ストリップバーって、無くなっちゃったのかな。もっと、大々的にやったら、今の時代、女性が元気なんだから、健康的に観に行くと思うんだけど、どうでしょうか。別に、風俗に行くのとは全然違うでしょ。ショーだから。楽しく、エッチな雰囲気で大騒ぎしてストレス発散っていうのって、ステキじゃん。もっと、開けっぴろげな男性ストリップバーをやって欲しいなぁ。(笑)
注:パンツにお金を挟むけど、別に、ナニが見えるわけでも無いし(それは犯罪です。)、ストリップと言っても、とても健康的です。女性のストリップバーとは、全然違いますからね。(笑)